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Welcome to JQ2MPJ Website

 

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  ▼ 運用情報
   ▽ 5MHz(60m)バ ンド運用

  

 ■ 沿革

 

 ■ リンク及び著作権について

 

 ■ 免責規定

 

 ■ 無線局免許状 Museum

 

 


運用情報(2024年度版)

過去年度版 → 2023

2024-01-01 作成
  2024-07-22 39訂

 DXCC 達成状況


移動運用のお知らせ

 * 2024年夏季(6-8月)/ Jun-Aug 2024 09:00-15:00(JST)の間  / JCG19015 / 岐阜県本巣郡北方町
  本巣郡運用は、雨天中止。当方の予定と天候により日程を決定します。

 * 2024-Jul-28 to 29 / 長野県諏訪市及び佐久市周辺、及び愛知県あま市から現地までの旅行経路
  詳細はこ ちら



  • 概 況

    •  今年の主なまとめ

      • サイクル25期間入り(2025年7月を中心に、極大年2023-2026年 頃)
      • JQ2MPJ移動する局再免許【1月に完了】
      • 設 備 変 更

        • 移動しな い局 FT857D(100W)中古増設 6月11日変更届済

        • 電源 アルインコ DM-340MV 新品増設 6月 15日
      • 運 用 実 績  / 受 賞

        • 2024 QSOパーティ

        • ARRL VOTA 2023 / Jan-2024
          順位が変わっていましたので、4-Marの最新のものに差し替えしました。

        • World Wide Award (WWA) 178pt 7975/110385位 Jan-2024
           

        • ARRL DXCC 10/21/24MHz 29-Jan-2024

        • 中国5.5festival


    •  今後の主な取組予定(覚 書)

      • 24MHzのDXCC 100入り ← 1/26の昨年分エンドーズメントクレジットで達成
      • 3.5/7MHz のチャレンジ積み増し

      • WASの達成 or 積み増し ← 残2州→DE 1州!

      • 50MHzのAJD達成 ← あと4エリアのみ

      • JCC600達成 ←あと11市

      • DXCC Mixed 200エンティティ ←あと11エンティティ

      • 書籍(仮称「無線局免許状を読む」)の執筆、発刊
        来年(令和7年1月)から、総務省の電波利用にかかわるシステムの刷新が公表 (https://www.tele.soumu.go.jp/lp_tele /index.html)されました。昨年、総務省のパブリックコメントへの回答で無線局システム の刷新と共に電子免許状を計画しているという趣旨の回答がありましたが、これを含めて刷新するもの と思われます。今の当方の情報では、電子免許状が導入はされるが、当分の間は紙の免許状とするか電 子免許状とするかは免許人が選択できるシステムとなるようです。しかし、多くの業務局では免許状管 理のコストを削減するため、電子免許状を選択すると考えられ、書面の無線局免許状というのは徐々に 姿を消していくものと思われます。そこで、書面の無線局免許状がどういったものであったのかという 史料として後世に残すために、昨年半ばごろからこの書籍の執筆を開始しています。現在は執筆のため の資料を収集しつつ整理と草稿を執筆しているところですが、やはり返納義務のある無線局免許状は有 効期間外のものは入手が困難で、現行様式以外のものはほぼ入手ができていません。やむを得ず今回の 書籍では現行様式(書面としては最終)のみの掲載とし、旧様式については官報を整理したものとする 見込みですが、電子免許状により現行の紙様式も、入手できなくなる日が遠からず訪れると思いますの で、今がラストチャンスだと思って取り組んでいます。

    •  運用スタイル

        ・2018年から、JT65→FT8でスマートに運用しています。
        ・1.8-430MHz(WARC含む)各周波数運用できます。うち、7-50MHzは常設アンテナで す。
        ・常置場所運用がほとんどですが、モービル移動運用可能な装備もありますので時折移動もします。



2024 年度 月間雑感
(個人的な忘備録を兼ねた運用日記です。最新月が先頭に来るように順序を逆にしました。)

2024年度総括

  • 年末にまとめます


7月/Lotw復活、諏訪移動運用

  • 月初のDXCC状況(左:2024年5月6日時点、右:2023年末)
    約1か月半のLotwサーバー停止により、ダウン前最終アップロード(5月6日)時点での比較になります。



  • 今月の動静:
    秋の展覧会作品揮毫のため書道にかける時間が多めですが、検定とは違 うので先月ほどの低調運用にはならない予定です。
    7月28-29日で、コロナ禍以来久々の「遠征運用」を行います。長野県諏訪市及び佐久市周辺の観光となりますの で、当局としては初めての0エリアからのQRVとなります。詳細はこちら

  • 変更申請の進捗:
    先月11日に提出していた変更届(FT857_100W機の増設)の審査が先月 27日付けで終了したようで、1日に郵送で受領しました。
    一括表示記号によるあっさりとした免許状が新たに交付され、当局の免許状原本はすべて一括表示記号のものとなりまし た。


  • 修理の進捗:
    • 先月22日に出荷した3号機(FT857_100W)の修理が終わり、2日に 戻ってきました。
      結果、当方の目視点検による指摘のコンデンサの膨れの他、50MHzの感度低下(55GN01FA-TL-H交 換)も見つかりました。修理代金は35420円でした。思いのほかの出費でしたが、50MHzの100W対応の ためのリグであったので肝心の50MHzの不具合が見つかったという点で修理点検に出して良かったと思います。
    • 1号機(FT857_50Wで、2013年購入のもの)を、3日に次の点検調 整に出 荷しました。
      13日に戻ってきました。結果は、50MHzの受信感度低下のみ、他は異常なしでした。
  • LoTWの復活:
    2日4:30(JST)に確認できました。約1か月半のダウンでした。ARRLからも1日 16:00(UTC)(日本時間2日1時)から再開の公式発表がありましたのでもう大丈夫だと思います。4:30の 時点で、特に遅延等なくアクセスできています。ログキューは1.5時間待ち程度です。ログも当局の最終アップロード は5月6日、DXCCのポイントは5月14日の最終確認186エンティティ/857チャレンジで変化ありませんでし たので、少なくとも当局のデータには問題なさそうで一安心です。一時はログキューが22時間という大混雑でしたが、 既に6日時点でほぼ即反映で混雑は解消されています。

  • AJ6ZT(USA)局運用:
    円安によりアメリカレンタルシャックの料金が日本円換算でかなり高額になってしまっているため、前回は1年契約をし ていたのが4月の会 員期限切れ以来運用していませんでしたが、近頃頻繁に運用している国連本部アマチュア局(4U1UN)をAJ6ZT 局でQSOしようと思い、1か月($20)契約しました。

    6日の18時30分(JST)ごろから、久々のレンタルシャック接続でアップデートなどが発生していてすぐに接続で きな かったため、QRVを開始できたのは18時40分ぐらいからでした。4U1UNは基本14MHzで運用されているようです。初め はいつもの最安W1(コネチカット州、 100W、ダイポールANT)から5分ほどコールしましたが、地理的な近さの割に全く応答がなく遥か彼方のJAが ピックアップされて呼ばれています(笑)。
    そこで、中級クラスのW1(メイン州、1000W、八木アンテナ)に接続し、コールしました。距離おおよそ 550km先のニューヨークの国連本部に八木を向けて874Wでコール。さすがに次の順番ですぐQSOできたのです が、頂いたレポートはなんと控えめな-01dBでした。ドカンと+二桁dBぐらい来そうな気がしていましたが、ん? すごくあちらの受信が悪くないか?と感じましたが、後からローテーターの位置を見返したら微妙にニューヨークにはズ レていましたのでそのせいかもしれません…。
    とりあえずAJ6ZT局ではwkdしました。

    ちなみに、JQ2MPJ局の方では、ぼちぼち呼んでいますが今のところ、ご縁はありません。
    翌7日にはワンQSOのみですが、夏の5MHz運用をしました。5MHzの話題は
    こちらからどうぞ

    レンタルリモートシャックのコントロール画面の紹介です。これが当局のアメリカアマチュア局です。

    操作がしやすいのでマルチ(2画面)で運用しています。左から、CAT&DAX(CATコントロールとオーディオコ ントロール)、おなじ みにJTDX、hamlog、一番右がコンソール(リグコントロール)です。
    仕組みとしては、受信:リグコントロー ル→CAT制御→DAXオーディオ→JTDX、送信はその逆です。一番右のコンソールで使用するリモート局を選択し て接続すると、リグ、リニア、アンテナローテーターが操作できます。周波数やオーディオはコンソールでも操作できま すが、JTDX運用の場合は、CATとDAXを経由しないとJTDXに入れられませんので、コンソールでCATと DAXからのコントロールを受け入れるように設定し、最後にJTDXを起動すればアメリカからのリモートQRVがで きます。リモート局は、ほとんど東海岸ですが、西海岸にも数局ビックガンがあります。
    このリモートレンタルシャックでJAではなかなか解放されない5MHzをやりたくて、アメリカのライセンスを取得し ました。リモート運用であってもFCC ルールに従ってアメリカ国内から電波を発射したのであれば、コントロールオペレータが日本(アメリカ国外)から操作 していてもDXCCを初め、すべてのARRLのアワードで有効である旨、ARRLに確認済みです。

  • 1-8日/SN=200-110
    今週の成果は、Band NEW:アメリカ領サモア(10/24/28MHz)、プエルト・リコ(21MHz)でした。
    LoTWが完全復活しました。(詳しくは上のLoTW復活を参照)

    引き続き、ハイバンドはやはりコンディションが気持ち悪いです。6月末頃からアメリカ領サモア(K8K)のペディ ションが始まっています。先月のロード・ハウ島のペディションと同じ方がそのまま移動して運用されているみたいで す。
    アメリカ領サモアは14-21MHzまではcfmですが、その他は歯抜けです。今回のペディションでは10/24 /28MHのwkdが目標ですが、やはりこういうコンディションが悪い中でも優等生なのが14/18MHzで、1日 の午後に18MHz、3日の朝4時に14MHzがとりあえずwkdしました。特にDXCCの新たなポイントにはなら ないので、ご挨拶運用です。その後も当局が狙う本丸の24/28MHzにもよくQRVされていて、入感次第何度も コールしたのですが、リターンなしというまさに先月のロー ド・ハウ島の悪夢が再来した感じです。10MHzはQRV自体がほとんどなかったのですが、6日の夕方にQRVがあ り、この時にすんなりと交信できwkdしました。
    7日は早朝5時にいつものカスカスの入感の中コールしたところ、なんとリターンがありwkd、この調子で28MHz も行きたいところですが、その時間のQRVはなく、1時間後ぐらいから28MHzもQRVが始まりましたが、やはり リターンは確認できず、10分ほどコールして30分休むというコンディションアップを待つ感じの運用に移行し、ほと んど諦め状態でしたが、9時半ごろについに28MHzも数度の再送を経てwkdできました。
    中距離でまさかのハイバンド抜けをしたロード・ハウ島の悪夢は、ペディション残3日の終盤でギリギリ断ち切ることが できました。

    ほか、近頃4U1UN(国連本部アマチュア局)が14MHzによく出ているのでコールしているのですが、リターンな し。
    タイの記念局HS72KINGも1日からよく見かけます。こちらは距離も近いのでコールすればQSOは容易です。
    50MHzは、シーズンということもあって頻繁に開けますが、アンテナが貧弱なので入感があるのは国内と中国韓国の ご近所です。JAは6や8がよく開けて波も強いです。他局ではもっとEUやアメリカをコールしている局もあるんです けど、私の設備では何とも…今後の新たな課題です。

  • 13-15日/SN=160-170
    今週の成果は、New DXCC/セントルシア(21MHz)のみです。
    引き続き当局の弱小設備ではなかなか入感しません。近頃は18/21MHzが比較的調子よく、波は東海岸まで届いて いますが、入感がなかなか思わしくありません。セントルシアはかなりカスカスの入感でした。

    13日にK8R(American Samoa)が、FT8 Super Fox Modeで運用していました。多分、世界初のペディションでの使用と思われます。K8Rは8月からのジャービス島ペディションのチームが設備試験として運 用している局ですので、こちらとしてもジャービス島の予行演習になります。
    Super Fox Modeは、現時点でWSJT-Xの2.7.0-rc5(試験版)のみの対応です。このSuper Fox Modeは、「NCDXF」から認証キーを取得したペディション局のみ使用でき、このキーにより偽局(pirate)でないことを確認できる機能を備えて います。



    詳しくは8月からのジャービス島ペディションのサイトに和訳の説明がありますのでどうぞ https://n5j.jp/superfoxmode/

    Fox(DX)側の信号は、JT65のような信号音 で、ウォーターフォールでは650Hzあたりに搬送波、その後ろにシグナルが点々とある信号が観測できます。 Hound(こちら)は今まで通りのFT8信号です。15秒ごとの送受も変わりません。Foxの占有周波 数帯幅を1512Hzと大幅に広 げ、1度で最高9局とのQSOが可能とのこと。また、以前のF/Hのマルチストリームとは異なり、ストリームが1局 でも9局でも信号強度が落ちない、なりすまし(pirate)対策がされている、こちら 側のFreqは200-5000Hzの間(Foxのリグにもよる)であればどこでも良い、が主な利点です。

    早速JAから入感していた18MHzでK8Rをコールしましたが、ダイポール150Wではパイルに潰されてしまい コールバックがもらえませんので、アメリカAJ6ZT局を西海岸から3eleの八木を向けて、870WでQRVし、 当局初のSuper Fox ModeのQSOをしました。まずは18MHzでwkdしましたが、スクリーンショットが不良だったので、同時刻に14MHzにも出ていたので上のQSO はAJ6ZTの14MHzのスクリーンショットです。
    879Wとはいえ、世界中から呼ばれている状況ですのでなかなかコールバックはありませんが、8回目のコールでピッ クアップして頂けました。
    こちらには+15dBで入感していますが、あちらからのレポートは控えめの-01dBでした。(JQ2MPJ局で も、15分後にピックアップして頂けましたが、信号強度が弱くウォータフォールが不明瞭なので、AJ6ZTのスク リーンショットを使うことにしました。)

    実際にSuperFox ModeでQSOしてみての感想:
    ・呼び続けについて/ とりあえず4コール(2分)で、「送信許可」が解除され、送信が自動停止しますので呼び続け ができません。
    たぶん、QRM対 策と思われますが、これを変 更する設定があるのか現時点では不明です。なお、Foxのキューに入っていれば、自動応答許可時間内であれば停止状 態でも自動的に応答してくれます(JQ2MPJ局で送信が停止したまま放置していたら勝手にQSOが再開された) が、Foxに波が届いていてキューに入っているのかを知ることはできませんし、送信を停止してしまうと他の局に Freqを取られてしまい自動応答が届く可能性が低くなります。なので、結局今まで通り呼び続けることが推奨されて おり、呼び続けるには2分に1回「送信許可」を押し直す必要があります。
    ・デジタル署名について/ なりすまし対策のデジタル署名については、確認できると「K8R verified」というメッセージが左側バンド状況の末尾に表示されます。ただし、全てにおいて確実に表示されるという訳ではなく、表示されたりされな かったりといった感じです。しばらく受信し、たまにでも
    「verified」の表示がでるなら、正規局と判断して良いと思います。
    ・SNRについて/
     今までのF/Hモードではストリームが増えるほど信号強度が落ちてしまい遠 方とのDXが困難になる(聞こえていた局 がストリームが割れると聞こえなくなる)ということで、3ストリーム程度が慣例(WSJT-Xでは5ストリームが限 度ですが、MSHVなどの派生ソフトでは10ストリームとかもできるようです)でしたが、
    Fox(DX)が一度に9局に信号強度を落とさずに応答でき るという点で、ペディションの効率が上がることは間違いなさそうですが、今の時点でFox側が画 面表示上では-15dBまでのデコードしかできていませんので、弱いDXとの交信には不向きかもしれません。(技術 資料の更新がされていないので、設計上の下限dBが不詳です)
    ・Foxの受信範囲について/ Fox側のリグにもよりますが、今回のK8RではWSJT-Xの仕様である 5000Hzまでのワイドな受信に対応しているようで、試しに当局では4100Hzぐらいで呼んでみたところ、 QSOが成立しました。こちら側としては、WSJTの周波数制御をスプリットまたはRigにしておけば、送信は問題 ないと思います。9局への同時応答に5000Hzまでの受信であれば、ペディションの効率は爆上がりでしょう。
    ・その他挙動/ 複合コールサイン(/Pとか)を使うと、Foxからの応答では除かれます。

    諏訪移動運用の準備:
    月末28-29日の諏訪移動運用に向けて、国内交信のコンディションの把握のために、近頃はJA向けの運用 (7/10/50MHz)も行っています。近頃の傾向として、日中は10MHzはほぼ入感なし、7MHzは結構フェージン グが強く、入感したり消えたり…という感じです。50MHzは北海道、沖縄は割と頻繁に開けますが、他は2エリアの 近場です。近頃はDXのコンディションもあまりよくないので、国内もまぁ同じか…という感じで、
    リグが壊れているのではないかというぐらい、悪いです(直 近で点検修理に出した3号機を使用していますので、送受共にリグは問題ないはずです)。夜間は7MHzの国内が安定 していますが、今回の諏訪移動運用では夜間運用は予定していません(できたらやるかもしれません)。今週のデイタイ ムコンディションは、 王道の7MHzは北は東北まで、南は九州の本州と九州の境目ぐらいまでしか飛んでいません。50MHzが開いている 時の方が北海道までよく飛んでいました(笑)

  • 18-22日/SN=
    8日からスタートのJW/WE9G(スバールバル)が、なかなかご縁がなかったのですが、18日の夜20時ごろに 18MHzとのクラスター情報でワッチしたところ、珍しくちらちら入感していました。といっても-20dB以下の難 しい入感です。コールしたところ、なんと2コールで取ってもらえたのですが、リターンの入感が-26dBとほぼヒン トデコードで、RR73が受信できずでしたが、この局はclublogにリアルタイムアップロードしているので、確 認したところ、cfmされていました。スバールバルはNew DXCCかつNew CQ Zone 40ですので、久々のCQ埋めになりました。CQ Zoneはあと2つです。02と34という定番の難所が残されていますが、まぁ地道に行くしかありません。翌日も同時刻に確認したところ、 14/21MHzでQRV、入感は悪いですが、昨日ほどではなくり2チャレンジ積み増ししました。20日までのペ ディですのでいつも通りの、弱小局の滑り込みセーフでした。

    20日深夜(JST)に、かねてよりK8Rがテスト運用を行っているSuperFoxモードで発見された不具合を修 正したプレリリース(試験版)rc6がリリースされました。私もここで指摘していた「認証メッセージが時々抜ける問 題」のほか、画面上の「Super Hound」の赤帯表示が、本当は信号が受信できると緑帯になる仕様だったが動作していなかったという点が見た目に分かる修正でした。SNRの表示値は rc5と同じで修正はなく、-15dBが事実上のデコード限界というのは変わりませんし、/Pなどの複合コールサイ ンは応答では省略されるが、ログ上は残るという点は同じです。rc6のテストのため、DX側から「PSE DUPE FORTEST」「I TAKE DUPES」の英語メッセージも送信されていましたので、私も再度テスト参加で何度かお呼びしました。当局では特に問題点は感じませんでしたが、やはり SNRの値がFT8と違うのが感覚的に分かりにくいので統一して欲しいという点ぐらいです。

    フランスパリの夏季オリンピックが約1週間後にまで迫りました。伴い、記念局がアクティブに出現をしています。複数 の記念局がありますが、共通するのはTMがプレフィックスとなっていることです。そのうち 「TM2024P/TM24P」と「TM2024JO」がメインの記念局のようですので、まずはオリンピック開催前 から運用を開始している「TM2024P」を追っていました。なかなかご縁がなかったのですが、22日の朝、 18MHzのFT4で-10dB程度と比較的強く入感していました。近頃のコンディションですと18MHzは昼夜問 わず北半球には伝搬するはずですので、早速コールしてみましたが、欧州の複数局と交信後に、CQを打たれてしまうい つものパターンです。当局に入感しない他局の波と被っているだけかもしれませんので、Freqを頻繁に変更しながら コールしたところ、Freqを900Hzまで下げたところで、ピックアップしていただけ、再送もなくwkdしまし た。各地の開設されている複数の記念局と交信すると、「聖火リレーアワード」が出るようですので、期間中の記念局の アクティビティとコンディション次第で、参加するか決めたいと思います。


    諏訪遠征移動運用関係:
    20日の午後には、1時間程度ですが近所のいつものテストスポットから機器の総合テスト を行いました。今回は、2021年の岐阜県羽島市の移動運用以来、しばらく使用していなかったATAS-120Aア ンテナの動作確認と、Clublogのlivestream連携の動作確認でした。突然の雨に見舞われてしまいまし たが、ATAS-120Aは防水仕様ですので、運がよかったです。JCCサービスではないのでJA局 はコールせず、DX局と14-28MHzまでの各周波数帯での交信と、7/10MHzのチューニング及び受信確認を しました。近頃のコンディションや他の移動運用局が使用しているバンドを考慮し、諏訪移動運用は主に7MHz運用と する予定です。
    21日の午後は、APRSの動作テストを行いました。スマートビーコンで運用してみましたが、一般道で約3分に1回 の送信です。ちょっと3分ごとでは軌跡が飛びますので、2分送信にする予定です。軌跡はAPRSサーバーに正常に登 録されていました。今回は移動中にAPRSをオンラインにする予定です。なお、APRSは JP7EGQ/144.64MHz/9600/FT1D/5W/NR950Mにて運用します。





6月/ハイバンド不調、南極(オーストラリア、ロシア)QSO、移動運用(北方町)

  • 月初のDXCC状況(左:2024年5月末、右:2023年末)
     (5月末分はLotwダウンのため掲載できず)
  • 今月も、引き続き書道検定の稽古のため、QRT気味の予定です。
  • 1-16日/SN=160-220(4)-100(11)-170
    書道検定の稽古や書籍の執筆などでほぼQRT気味です。ARRLのlotwも引き続きアクセスできません。
    たまにワッチしてみるものの、夏至が近づき完全な夏枯れです。SNは比較的良好ですが、伝搬は悪いようです。
    成果は、New DXCC/ロード・ハウ島、Band New:7/14/18MHz(ロード・ハウ島)でした。New DXCCは、4月末以来の約1か月半ぶりです。
    14日からQRVが始まったVK9LA(ロード・ハウ島)が、
    夏枯れでもほどよく楽しめそうなオーストラリアあたりのペディションですの で、16日から参戦してみました。夕方頃に18/14/7MHzの順でwkdし、ロード・ハウ島がNew DXCCとなりました。夏枯れコンディションで追えそうなのはこのペディションしかないので、7-28MHzのwkdを目指したいと思います。

    今季からワッチに力を入れている50MHzですが、近頃はこちらも夏枯れ?です。春先の毎日オーストラリアが入感し ていた頃とは大違いで、近頃は国内か中国、韓国、台湾程度の入感です。聞こえなければどうしようもありませんが、春 先のシーズンに
    せっかく入感して もコールが届かないというもどかしい片パスを度々経験しましたが、リニアは28MHzまでなの で、50MHzはエキサイターの定格50Wまでしか出せませんので、せめて100WにしようとFT857Dの 100Wを中古で新たに11日にお迎えしました。857は今でも根強い人気があり、特に新スプリアスの100Wを オークションで私も狙っていましたが、結局10万円(送料別)を超えてしまい、競り負けましたが、偶然にもメルカリ で8.4万円のものを見つけましたので、それを頂きました。
    一応外ぶたを開けて内部を点検してみたところ、コンデンサの一部が膨らみ始めているので、まずは修理入りとなりそう ですが、動作や出力に問題はない状態でした。

    これでFT857は、リニアのエキサイター(50W)、移動する局用(50W)、100Wの計3台になってしまいま した。他の現行機種も検討はしてみたのですが、やはり今までの運用実績があり、色々なオプションやケーブルがそのま ま流用できる857を買ってしまいました。故障もないですし、この小ささでHF-430MHzまで出られる機種とい うと、現行では他メーカーも含めてないんですね。

    移動する局用を50MHzにワッチに流用していたのが解放されたので、車に戻して今夏はJCC稼ぎの移動運用も計画 しています。

    100W機の増設にともない、昨年3月から必須書類となった防護指針の計算書を作成して提出しました。当局はHFは すべて短縮アンテナですので、2.15dBiでも無難に適合しましたが、念のためメーカーから利得を開示してもらい ました。アンテナによってかなり差があることも分かり、HFの移動運用には手持ちの中ではATAS120Aより RHM12の方が性能が良いことが分かりました。固定用のサイズの大きいCP5HSは予想通り、ずば抜けて利得が良 いです。

    電源は、中古カーバッテリーを代用していたのですが、100Wになるとやはり消費電力が大きくなって運用に対して充 電が間に合わなくなりそうなので、新品でアルインコのDM-340MVを約3.7万円で調達しました。新品はリニア に取りつけて、リニアに使っていたGZV4000を100W機用にしました。

  • 17-24日/SN=140-150
    SNは乱高下なく安定していた一週間でした。引き続き、Lotwはアクセスできません。
    11日に提出していた100W機の審査も、まだ未了です。
    とりあえず書道検定は終了したので、少し無線で遊べる余裕ができています。しかし、9月の展覧会向けの作品を揮毫し なければならないので、盆ぐらいまではゴタゴタします。
    100W機のコンデンサが怪しい件は、総合点検&調整も兼ねて22日の夕方にヤエスに出荷しました。
    成果は、Band New/10MHz(ロード・ハウ島)、18MHz(ドデカネス諸島)、21MHz(ヨルダン、ロード・ハウ島)、18/28MHz(南極大陸)
    VK9LA(ロード・ハウ島)と近頃ちらちら見かけるVK0DS(南極大陸)を追いました。

    ロード・ハウ島:
    DX側は、連日積極的にQRVしていますが、運用スタイルが日中21-28MHz、夜間1.8-18MHzとしっか り分けて運用されているため、平日では日中バンドはどうしようもないので、とりあえず17日の帰宅後に10MHzを 比較的あっさりwkd。これでVK9LAは7-18MHzまではwkdしました。残りは日中バンドなので休憩時間に 時折リモートでワッチしてみますが、とにかく入感しません。18日の帰宅後もロード・ハウ島(21MHz)狙いの運 用でしたが、ご縁はなく、代わりにヨルダンがBand NEWで取れました。
    そのまま週末を迎え、今週は世間とは少し早い21日(金)から休みでしたので、平日の利を生かして、ロード・ハウ島 の21-28MHzを全て取るつもりでしたが、なんと、ほぼ入感なし。入感してコールしても応答なし…のまさかのハ イバンドでの苦戦です。pskreporterでレポートはありますので、QRVはしているようですが。近頃は夏枯 れでハイバンドの入感自体ほとんどないのは自覚していましたが、他のVK局は入っているのでまぁ楽勝だろうと高を 括っていましたが、結果、朝8時前に21MHzでなんとかカスカスでwkdできたのみで、ほぼ一日張り付きだったの に、24/28MHzはダメという惨敗でした。ローバンドもそうですが、他のVK局と比較してもかなり弱い信号だな という印象はあります。結局24/28MHzはとれないまま、QRTとなりました。

    ニジェール:
    5U5Kです。CQ35エリアなので(CQ 2/34はWanted)、血眼で取る必要もありませんが、取れればNew DXCCエンティティにはなります。
    こちらもコールするJAをちらちら見かけるものの、西アフリカの難所なのでこのコンディションでは積極的に追ってい なかったのですが、今週末は4連休で余裕があるので、21日夜-22日朝で、深夜運用を行いました。入感し始めたの に気付いたの深夜1時30分ごろから、SNは悪く、ちらちら入感しては消えて…という感じです。24/18MHzで コールしましたが、応答はなく、あちらのグレーラインを狙い3時30分ごろまで粘りましたが残念ながらご縁はありま せんでした。18MHzはアフリカ以外にはデイナイト関係なく世界中に当局の波は届いていたのですけど、肝心のアフ リカはダメでした。結局、深夜運用の収穫は、同じ時刻に18MHzで出ていたドデカネス諸島のwkdのみでした。 まぁ、ボウズにならなかっただけマシと思います。

    南極:
    こちらがコールを始めると、「QRT」や「DINNER TIME」などで何ともタイミングの合わないこと…でしたが、22日の17時半ごろに、28MHzでwkdしたつもりです。コールしたのは5分ぐらいで比 較的早くピッ クアップしてもらえました。”つもり”というのは、ベトナム局がほぼ同じFreqにかぶっていたため、ヒントデコー ドの-24dBなので、これはダメな可能性も高く、取れたか微妙です。数日おきにログをアップしてくれているような ので、結果待ちですね。もし取れたなら、南極局として8J1RLに次いで2局目で、Band NEWにもなります。また、24日の夜にはVK0DSが14MHz、RI1ANEが18MHz(band NEW)もwkdしました。(追記)28MHzは、24日にQRZ.comのログでcfmとなりました。


    JAサービスと移動運用準備:
    DXがコンディション悪いので、ロード・ハウ島や南極のレポーターチェックで待機をしつつ、JCC/G稼ぎのJA向 けQRVを行いました。
    7月末に諏訪移動 サービスが決定しました。そのため、移動運用設備の準備や点検を行いました。今までの移動運用のアンテ ナは、ATAS-120でし たが、今回からはRHM12(こちらの方が利得がいい)にします。

    JA向けQSL整理:
    23日に、2023年10月〜2024年5月末までのJA交信分のQSLカードと、JARLから3、5月到着分の QSLカードへの返信を発行と、受信e-QSLの整理をしました。ARRLのlotwがアクセスできませんので、 DX分の整理は突き合わせ作業ができないので保留中です。
    年初からの集計で、JCCは+14で583市、JCGは+3で142郡となり、JCC600が視野に入ってきました が、約半年であと+17市必要なので、年内という訳にはいかなさそうです。

  • 29-30日/SN=210
    29日の午前に、7月28-29日の諏訪移動運用に向けて、プレテストとして岐阜県本巣郡北方町で約1年ぶりの移動 運用を行いました。今回はテストが目的でしたし、朝方まで小雨が降っていたことなどもあり、予告はなしでの運用でし たが、7MHzを中心に25局をログインできました。10MHzは近頃閑散としています。皆さん50MHzがシーズ ンなのでそちらで運用されているのかもしれませんね。
    今回のテストにより、改良アースマットでの交信、オーディオ出力が不安な部分等の調整を行いました。
    30日から、clublogのlivestreamに対応し、clublogに限りログもリアルタイムアップロード に対応しました。
    26日に少しだけlotwが復活したようですが、半日ほどで再度落ちてしまったようです。最終的に6月中はほぼ全滅 でアクセス不能でした。


5月/ボーナスシーズン終了、大規模太陽フレア、Lotwダウン、書道検定のためほぼQRT

  • 月初のDXCC状況(左:2024年4月末、右:2023年末)
    4月末の成績です。4月参加のペディション局でQSL請求をしなくても無料で先にLotwにアップしてくださっ ている局がいくつかありましたので、ハイペースでプラスになりました。
    3月末と比較して、+6ニューエンティティ、+20チャレンジでした。
     

  • 1-6日/SN=100-170
    2-6日はゴールディンウィーク休暇で、正規の休日は4連休ですが、私は有給奨励日も含めて5連休でした。
    運用成果は、7MHz(コンウェイ暗礁)のみ+1チャレンジでした。先週の大収穫の反動で入感するペディション 局はほとんど交信を終えてしまっているので、Newも少なく、コンウェイ暗礁の7MHzと、毎年恒例の中国の 5.5フェスティバルを軽く追いました。

    先週のチャドの18MHzと同じように、なかなか難関だったのがコンウェイ暗礁の7MHzです。場所的にはオー ストラリア(フィジー)あたりなので、ほどよい距離で7MHzも狙える難所というほどでもないはずでしたが、連 日コールしても、応答がありません。Pskreporter上ではオーストラリア付近で多数の受信レポートがあ りますので、片パスという訳でもなさそうです。先月29日までに10-28MHzの6バンドは済んでいるのに、 度々コールしてもだめでゴールデンウィークまで引っ張ってしまいました。結果としては、3日の夕方のパス(日の 入り頃)で、こちら-22dBというカスカスで何とか取ってもらえました。元々設備的に7MHzは得意ではない (DXCCのスコアを見たら丸わかりです)のですが、比較的近場でもやはり7MHzは難しいと痛感しました。

    中国の5.5フェスティバルは、
    今年は3-5日12時 までと2.5日で、なんか短いなと感じてこの日記を見返したら昨年は 1-5日の5日間、更に一昨年は3-5の3日間でしたので、戻ったという方が正しいのでしょうか。昨年は本気で 追って2年連続でGold(金賞)を受賞しましたが、今年は見かけたらコールするという程度でのライトな参加で した。結果は7局で14スロットなので、Silver(銀賞)ですね。B0、8、9の局が取れませんでした。 B9は毎年鬼門なので、追わないと取れないところです。昨年のログをみたら3.5-50MHzまでの9バンド 揃っていましたが、今年は3.5MHzはワッチなしで、50MHzのダイポールアンテナになっているのですが入 感はなく、結果は7-28MHzのいつも通りの7バンドでした。今春は50MHzを別系統で常時ワッチしている のですが、当局の設備では近頃は国内ばかりでオーストラリアすら入感しない日がほとんどで寂しい感じです。


    6日の午前中に24MHzをワッチしていたら、こんなコールサインが入感しました。

    「/AG」、移動範囲等を示すものではなく、FCCルールによるものなので、基本的に米国のコールサインにしか つきません。日本ではFCCライセンスを持っていないとなじみがないかと思いますので、検索で来られた方のため に簡単に説明しておきます。

    米国では、ライセンスクラスのアップグレードは、ボランティア試験員からCSCE(合格証)を受け取った瞬間か ら、合格したクラスの権限で運用が可能になります。CSCEを受け取った瞬間からFCCのULS(ライセンス データベース)が更新されるまで(または365日間のどちらか早い日)の間にアップグレードしたライセンスの権 限で運用する場合は、FCCルール§97.119(f) により、アップグレード後のクラス識別子を付すこととされています。FCCルールは日本でいう法令と同じですので、つけなければ違反となります。
    テクニシャンは「/KT」、ジェネラルは「/AG」、エクストラは「/AE」です。
    私もFCCライセンスを持っていますので、制度としては知っていましたが、実際にFT8で見たのは初めてです。 近頃のFCCの処理は非常に速いので、この識別子は数日もすればつけられなくなりますので、ある意味貴重です ね。しかし、このコールサインでログが必要な交信をすると、数日のためだけに/AG付きのe-QSLアカウント やLotwの証明書が必要で面倒なので、FCC ULSがアップグレードするまで待つパターンが多そうなので、余計に見かけないのかもしれません。

    他、連休を生かして家事等を済ませつつ、主に執筆中の免許状の変化についての書籍の史料整理と新たな史料探しを しました。ローカル局さんからのご厚意で多くの史料をお借りしているので、手持ちの史料(情報)と時系列に並べ て変化を整 理していく作業です。古い免許状にあった右上の8桁英数字の意味や、電算システムの変更時期など、今までの当方 で集めた史料のみでは見えてこなかったことがかなり特定できてきました。実物の史料という点で紙の厚さやサイズ なども直接測定できるので、できるかぎり詳細なデータと史料を、書籍に反映して後世に残るようにしたいと思いま す。

  • 11-27日/SN=170-240(13)- 120
    書道検定の稽古のため、無線はほぼQRT気味です。たまにワッチはしていますが、ボーナスシーズンも終わったよ うで入感も寂しいものです。ゴールデンウイーク後のおおよそ半月の成果は、New DXCC:モルディブ(28MHz)、Band NEW:24MHz(マラウイ、モルディブ)のみでした。
    運用結果としては寂しい限りです。

    この期間には大きなニュースが2つありました。
    1つ目は「大規模太陽フレアの発生」です。8日
    10時41分以降に観測され、地球への影響は11日10-13時の強いデリンジャー現象を 中心に、8日から15日ごろにかけて断続的に大小デリンジャー現象が発生し、短波通信に影響が出たようです。当 局も11,12日ワッチをしてみましたが、もともとボーナスシーズン終了もあって元々入感が寂しいのでそこまで 影響を感じはしませんでしたが、11日夜〜12日朝にかけて北海道や北陸も低緯度オーロラが観測されるなど、大 変話題になりました。
    後の史料として、
    情報通信研究機構 電磁波研究所 宇宙環境研究室の当時発表資料を保管しています。

    2つ目は「ARRLのLotwシステムダウン」です。16日ごろから発生していたようですが、私がアクセスでき ないと認識したのは18日でした。たまにアクセスできないというぐらいなら時々ありましたが、今回は月末31日 になってもまだ回復していません。

4月/引き続きペディションの春(オーストラル諸島、ピトケアン諸島、リベリア、イースター島、ブータン、マ リアナ諸島、ホンジュラス、コンウェイ暗礁等々)

  • 月初のDXCC状況(左:2024年3月末、右:2023年末)
    3月末の成績です。2月と3月のペディションのCFMが上がってきて、2月末と比較して+6エンティ ティ、+31チャレンジでした。
     


  • 3-14日/SN=40-140
    今月も多くのペディションがありますが、コンディションは低調モードです。書道検定が近くなってきたのでそちら にも時間を配分しなけければならないのと、既にCFM済のエンティティだったり、難所も多いのでマルチバンドに はこだわらず、200エンティティ目指してワンバンドでもQSOできるように狙っていきたいと思います。

    前半は、TX5XGオーストラル諸島、7Q7JNマラウイ、VP6Gピトケアン諸島、A8OKリベリアの4ペ ディションに参加しました。

    マラウイはエンティティとしてはCFM済ですが、まだチャレンジがCFMできていないバンドがありましたが、残 念ながらBand NEWはありませんでした。

    オーストラル諸島は 28MHzがBand NEW、ピトケアン諸島は10MHzでNew DXCC、リベリアは18/14MHzでNew DXCCとBand NEWでした。
    特にNewエンティティになるピトケアンとリベリアはワンバンドでも取りたいと狙っていました。

    ピトケアンは4日からのスタートで、距離的にはそれほど難所ではありませんが、チームではなくワンオペのペディ ションのようですのでアクティビティが高くなく、コンディションも悪かったので10MHzワンバンドしかできま せんでしたが、Newエンティティとなりました。14日の早朝にはQRTしたようです。

    リベリアは、5日からのスタートで、すぐの6-8日の週末から参戦はしていました。こちらは8名のチームですの で、アクティビティが高く、マルチバンドでQRVして下さっているのでパスとコンディションが合えば交信できる 可能性は高いなぁというところですが、アフリカ大陸の西端という難所ですので、そもそも入感しなかったり、コン ディションよく入感すれば他のJAとパイルで初の週末はとても当局の設備では太刀打ちできない状態でした。
    翌週末の13-14日に再参戦。1週間経過してマルチバンドのアクティブ運用ですので近場の局やビックガンは粗 方QSOを終えたようで、比較的空いてきていました。CQ連発ということもありましたし、スロットも割れても 2〜3程度なので、そこまでSNも落ちず、この週末で朝方に18MHz、夜に14MHzと2バンドQSOするこ とができました。次の土曜日20日にQRTなので、ひょっとしたら滑り込みチャンスはあるかもしれませんので、 ワッチは続けたいと思います。

    50MHzは、香港がBand NEWでした。

    アメリカのAJ6ZT局もペティションの5MHzを中心に運用しました。リモートレンタルシャックの年会費の期 限が4/15までなのですが、急速な円安に見舞われているので一旦契約を切ることにしました。年会費は$99で すが、クレカで決済すると相場より1ドルあたり2円程度プラスになるので、今更新すると1ドル156円ほどにな りそうです。約15,500円です。昨年契約したときは家計簿を確認したら、13,542円(1ドル≒137 円)でした。まぁ書道検定の絡みもあって6月までは私のアクティビティも下がるので、しばらく為替を見守りたい と思いますので、AJ6ZTの運用はしばらくお休みです。今月のAJ6ZTは従量請求が$100ちょっと(約 16000円)でしたのでちょっと遊びすぎたかなぁ。まぁ、現地に渡航することなくアメリカから1.5kW波を 出せるというスケールを考えればこの値段でも格安だとは思いますが。

    余談ですが、昨年10月のW8S(スウェイン)のペディションで、10MHzがNIL調査の結果パイレートオペ レーションと返信があった件、14日にLotwのCFMが届いていて、10MHzが追加でCFMになりました。 多分NIL調査が他局からもたくさん出ていて、本気で調べ直したのでしょうか。結局ログ漏れだったのですね。と りあえずLotwに上げておいてよかったです。

  • 20-22日/SN=220-270
    SNが急上昇のコンディションです。
    成果は、New DXCC:イースター島(14MHz)、ブータン(21MHz)、マルティニーク(10MHz)、チャド(14MHz)で4エンティティ Band New:イースター島(7/10/18/21/24/28MHz)、オーストラル諸島(21MHz)、ブータン (24/28MHz)で9チャレンジとベストコンディションに恵まれ大漁でした。

    20日/日中は所用がありましたがので、夕方頃から、調子の悪い21MHzのアンテナチェックです。曇天だった のでアンテナチェックには最良です。(晴天だと太陽がまぶしいので作業しにくい。)結論としては、21MHzコ イルの焼損でした。顛末はこ ちら

    その後、アンテナの試験も兼ねて19時頃からQRVしていたところ、3G0YA(イースター島)ペディションが 入感していました。イースター島は正式にはパスクア島と呼ぶそうです。今月上旬に10MHzでwkdしたピトケ アン諸島(New DXCC)より少し遠いぐらいの場所です。近頃はこの辺りからのペディションが多いですね。イースター島も取れればNew DXCCですので、早速参戦したところ、グッドコンディションのおかげでしょうか、14MHz、10MHz、 21MHz、7MHzと約30分間で4バンドwkdという快挙です。DXにはかなり強く届いてたようで、修理し た21MHzは+01dBのリターンで、調子絶好調でした。いつものことですが、ペディションはF/Hや MSHVで分身します。今回もMSHVで5分身していましたので、こちらへの入感は-20dB以下というカスカ スでしたので、いつ入感しなくなるかヒヤヒヤものでしたが、DXに強めに入感していたのが良かったのか、ほぼ即 ピックアップしてもらえ、少し手こずったバンドでも5分以内にはピックアップしてもらえました。イースター島ペ ディションは5月6日までとGWも挟むよい日程ですので、7-28MHzのオールバンドクリアを目指したいと思 います。

    21日/雨天予報なので、所用は昨日済ませていたので、巣籠りです。昨日から参戦していた3G0YA(イース ター島)が、早朝18MHz、午前中に28/24MHzをwkdし、全7バンドクリアとなりました。28MHz はパイル気味で20分ほどコールしましたが、他はほぼ即ピックアップでした。一応目標の7-28MHz全バンド クリアとなりましたが、ペディションはGWまでありますので、ローバンドもトライ出来たらと思っています。
    他は、A52(ブータン)がNew DXCCで21/24/28MHzの順でwkd、TX7W(オーストラル諸島)が21MHzでBand New、FM4LV(マルティニーク)がNew DXCCで10MHzでwkdと大量収穫でした。

    22日/平日の休日ですが、終日、複数の所用がある出入りの激しい日で、落ち着いて運用できるのは朝のみでした ので、TT8XX(チャド)狙いの朝活です。20日から参戦していますが、アフリカ大陸ですのでなかなかご縁な く、昨日も18MHzを中心に入感次第コールし、リターンがありましたが続かず、今日も早朝4時30分からコー ルを開始し、18MHz→10MHz→14MHzとQSYし、ようやく強めに入感していた14MHzでwkdで きました。MSHVのslotが割れるとSNが低くなり当局のような弱小局は受信も運任せですが、今朝は 18/10MHzが-20dB以下であったのに対し、14MHzは最大で-12dB(1slot)で入感しまし たが、レポートはslotが割れていたタイミングだったので、-21dBで送りました。DXからは -08dB(150W)で返ってきましたのでほどよく届いていたようです。

  • 24-30日/SN=210-90
    30日に、サンタさんからQSLカードが届きました。
    CLUBLOG経由で当局から請求したものですが、請求の理由は10MHz Band NewだけどLotw非対応局で紙申請に使いたいからという理由で、サンタ局だったからではないので、封筒を開けた時は驚きました。
    ネットで調べてみると、10年以上前から活動しているクリスマス(サンタ)の記念局のようです。サンタの出身地 がフィンランドということで、この時期にしか使われないコールサインのようです。すごいと思うのは、交信日も何 も意識していないのにたまたま12月24日。Band NEWでもLotw対応だったらQSL請求しなかったし、交信日も24日とは、こういう偶然ってあるんだなーと感じたカードでした。
     

    運用の方は、この1週間は追いかけるペディションが多く手が回らないのと、冬の終わりから早春にかけてのボーナ スシーズンも終わりに近づき、入感も乏しくなってきました。早春コンディションでは、入感してコールすればほと んど届くという状態でしたが、近頃は片パス(届かない)も目立ち始めました。そのため、週末土日の運用の他、平 日の朝と夜にそれぞれ1時間程度運用して、その時間に入感した局を集中的にコールするという作戦で運用しまし た。作戦が功を奏し、平日の24(水)は18MHzでブータン、25(木)は10MHzでブータンとチャド、 26日(金)は21/28MHzでチャド、10MHzでケイマン諸島、24MHzでイスラエル(焦げ付き回収) と、平日に+1Newエンティティと+5チャレンジを稼ぐことができました。
    週末は更にブータン(14MHz)、ポルトガル(28MHz)、マリアナ諸島(24MHz、焦げ付き回収)、ホ ンジュラス(21/10/7/28MHzの順)、チャド(18MHz)、コンウェイ暗礁(18/24/14 /21/28/10MHzの順)で、+2Newエンティティと+12チャレンジと大収穫でした。

    多数のペディションが同時進行で恵まれていたのでこれだけのQSOできたと思います。今週苦労したのは、チャド の18MHzでした。さすがにアフリカの7MHzは入感すらしないので、10-28MHzの6バンドコンプリー トを目指して、他のバンドを含めてせっせとコールしていて、18MHz以外は順調にwkdしていきましたが、な ぜか18MHzだけは鬼門で入感するたびにせっせとコールしたのですが、あちらがQRTしたり、コンディション が落ちて入感しなくなったり等々で本当に縁がないなぁと感じるほどでした。あまりの取れなさに深夜に起きて夜の パスで呼んでみたりとかなり知恵を絞りましたが、結局片パスで無駄骨だったりと本当に苦労しましたが、やっと 28日の早朝のパスで応答してもらえました。



3月/ペディションの春(ウォリス・フツナ、テモツ、カンボジア、グレナダ、ベナン、タンザニア、ガラパゴ ス)、5MHzキャンペーン

  • 月初のDXCC状況(左:2024年2月末、右:2023年末)
    2月の成績です。+1エンティティ、+9チャレンジでした。2月は少し運用も低調で、ペディション中心だったの でまだQSLが来ていない等もあり、あまり増えてはいません。
     
  • 01-03日/SN=130-100
    3連休の成果は、Band New:7MHz(テモツ、カンボジア)、10MHz(テモツ、カンボジア)、18MHz(テモツ、カンボジア)、21MHz(カンボジア)、 24MHz(テモツ)、28MHz(テモツ、カンボジア)、50MHz(カンボジア、インドネシア)で合計+12 チャレンジでした。

    1日は平日ですが、休暇です。平日の利点を生かして、週末は込み合うペディションを埋めていく計画で、ウォリス・フ ツナ(10MHz)、テモツ(10/24MHz)、カンボジア(18/21/50MHz)と大収穫でした。朝方 8-10時頃と、昼13-16時と計半日程度は用事でシャックにいませんでしたが、それでもこの成果です。
    今回は、当局としては珍しい「50MHz」が取れました。

    しかも、「+22」という眠気も一気に吹き飛ぶリターン。
    50MHzは当局はバーチカル8mH+50Wという貧弱な設備なので、Eスポシーズンに運がよければ7000km圏 内ぐらいで、相手が0dB程度あるなら、なんとかいけるかなという設備なので、カスカスでも取ってもらえるかなーと いう本当に淡い期待というか、期待もしていないぐらいの「暇だしまぁ呼んでみよう」のノリで、ワンコールで+22で すから一瞬状況が理解できないぐらいのインパクトでした。
    当局の設備で+22なので、他局では+38とかもらっている局も居ましたね。ペディションで50MHzを取ったのは 多分これが初めてです。
    これだけで、もう、平日休暇の価値が爆上がりしました。

    2日は、引き続きペディションの積み増しと、朝のUSAパスでのデラウェア狙いです。ペディションは、カンボジアが 朝方10/18MHzを取れたのですが、以降QRT状態となってしまっていました。テモツは日中、CWメインの運 用に移行してしまっていたので、今週末でFT8を積み増そうと思われていた局長さんにはちょっと苦しい展開になりま した。テ モツは夕方に7MHzが入り始め、まだがら空きでしたので4コールで取ってもらえ早々にwkdしましたが、SNは -21/-16dBでカスカスでした。もう少し待てば上がってくるとは思ったのですが、パイルになると当局は勝ち目 がないので…。これでテモツは7-28MHzまでcfmでしたので、早速OQSLを請求し、撤退です。テモツのペ ディションは7日までの予定です。
    カンボジアは7/28MHzを取りたいところですが、今日はご縁がありませんでした。デラウェアはたまにちらちら入 感はしますが、や はり相手に届いていないのかリターンが来ません。pskreporter上でも東海岸には届いていないようです。
    ペディションが少し落ち着いたので、5MHzキャンペーンをやりました。全51局交信、W1とW4エリアから半々程 度です。
    5MHzの話題は、まとめておくことにしたので、興味のある方はこちらからどうぞ

    3日は、引き続きカンボジアの7/28MHzの積み増し、USAのデラウェア、5MHzの伝搬調査です。
    カンボジアは、7MHzが早朝、28MHzも9時過ぎにQRVがあり、共にcfm、こちらは7-50MHzまで常設 全8 バンドcfmという初の快挙を成し遂げました。全力ですので、OQRSを請求し、撤退で す。カンボジアのペディションは9日までQRVの予定です。
    デラウェアは入感はしましたが、やはりコールバックなし。昼過ぎからは50MHzを運用し、オーストラリア4局と、 Band NEWはインドネシアがwkdしました。
    5MHzは現地夕方〜日の入り頃狙いの運用で、新たな知見を得 ました。
    5MHzの話題に興味のある方はこちらからどうぞ
  • 9-11日/SN=100-80
    今週末は9-11日で正規の3連休です。
    今連休の成果は、TY5Cペディション(ベナン) 18MHz New DXCC & New CQ Zone(中央アフリカ)とJ38Rペディション(グレナダ)10MHz New DXCCでした。3連休の割に成果がないのは、下述します。

    9日は、まずは3.5MHzも当局としてはそろそろシーズンオフなので、3.5MHz実験用に使用していた HFV5(改)と、移動局用のリグの組み合わせを、HFV5(ノーマル)50MHzエレメントに交換して、移動しな い局とは別の系統で、50MHzを常時ワッチできるようにしました。50MHzのアンテナはHFV5そのまま、シン グルバンド仕様です。50MHzは3日間でオーストラリア10局、カンボジア1局、ニューカレドニア1局でした。

    3連休に力を入れていたのは、J38R(グレナダ)とTY5C(ベナン)のペディションです。
    グレナダは、9日から入感次第参戦するという体制でやっていましたが、残念ながらご縁なく現時点で はATNOです。 多分3日間で、10/14/18MHzに挑戦し、グレナダにかけた総運用時間は6時間ぐらいになっていると思いま す。それだけ時間をかけましたが、当局からすればカリブ海の難所ですので、入感すらままならず、コンディションが良 い時は他のJAも多数出てくるので多分潰されてしまい…。ペディションは18日までなので、次の週末も機 会があればニューバンドにも参戦の予定です。また、グレナダはCWの運用の比率が多く、当局のような弱小設備でFT8頼み組にはなか なかつらいペディションになっています。
    追記:3連休最終日の19時すぎからほどよく入感し、明日からは仕事なので20時でやめる!と3連休最後の神頼みの コールをしたところ、15分ほどでピックアップしてもらえ、-11/-17dBでようやくwkdできました。連日 10MHzに出現していたので多くの局がwkdし、当局のような弱小局の波もつぶされず届くようになっているので しょう。この後、グレナダからの波は徐々に弱くなって見えなくなりましたので、たまたま電離層のいたずらだったのか もしれません。14,390km、カリブ海地域頂きました。

    ベナンは、グレナダが無理そうと悟り、連休最終日にちょうどグレナダと同じ18MHzに午前中の同時刻に出ていたの で、グレナダを中断して参 戦。こちらは中央アフリカ大陸でまたまた難所ですが、グレナダよりは伝搬が良好なのか、まずは5分ほどでピックアッ プしてもらえました。しかしこちらのリターンが届かず、再コールし更に10分後ぐらいに再度ピックアップしてもら え、無事wkdしました。13000kmですので、届きにくい距離です。中央アフリカZone35もNewとなりま した。ベナンは、Pskreporterで追ってる限りでは、停波が比較的多いのと、JAがスキップしやすいかなと いう感じです。ATNOにはならずに済みましたので一安心です。

    5MHzの伝搬調査もかなり時間をかけ、3日間でのAJ6ZT局運用は126分で約$28(約4200円)でした。 他、5MHzのQSLの整理をし、個人的XCC100を目指しています。
    5MHzの話題に興味のある方はこ ちらからどうぞ
  • 15-17日/SN=50-90
    15日の帰宅後の夜19時よりQRV。今週の主な目標はペディション積み増し(グレナダ、ベナン)とATNO解消 (タンザニア)です。東キリバスペディションは7MHzのみのBand NEWが必要です。
    成果としては、Band NEWが、グレナダ(7/24MHz)、メキシコ(21MHz)、ペルー(21MHz)、オーマン(28MHz)でした。
    グレナダは日本時間の16日の夜〜17日の朝(現地の日中)にかけて、主要なアンテナを撤去ということで、16日の 夜までが勝負でしたが、16日午前中の朝のハイバンドパスで24MHz、ラストは18時に夜のパスで滑り込みで 7MHzを追加でBand NEWをwkdしました。しかし7MHzがログに出ないので、とりあえずNIL調査をマネージャーに提出しました が、ひょっとしたらパイレートだったのかもしれません。その後、現地では日没により撤収作業が中断されたため、残っ ている5/7/10MHzのアンテナのみでエクストラナイト(日本時間17日朝〜夜19時)が運用されました。 ATNO局にとってはまさに天の助けですが、ローバンドなのでJAからは日中はご 縁がありません。また、当局は7MHzの再履修のみですので、パスができる夕方から呼び始めましたが、なんと後から出てきたT32EUのペディションが 1kHzのDF違いで運用を始めたため、T32を呼ぶ局とJ38Rを呼ぶ局で、潰し合い状態となり混信が多く、もう 諦めモードでしたが、最高のパスが期待できるグレイライン狙いの19時ごろに コールしたところ、2コールでピックアップしてもらえ、しかも-12dBという一番強いレポートを頂き、7MHzの再履修がログでも確認できました。この 後20分後の19時20分に完全QRTしましたので、本当の滑り込みセーフでした。Clublogの Livestreamで5番目に永遠に残り続けることになりました(笑)。現地は夜が明けましたので、唯一残ってい た5/7/10MHzのアンテナも撤去が開始されると思います。

    グレナダは先週の6時間運用などかなりの苦労をしましたが、終わってみるといい思い出ですね。最終的には7/10 /24MHzはcfmしましたので、カリブ海の難所を当局の弱小設備でATNO解消できただけでも、上出来としたい と思います。
    ベナンやタンザニアは、PskreporterのレポートはありましたのでQRVしていたようですが、当局には入感 せず、ご縁がありませんでした。タンザニアは引き続き3月20日まで期間はありますが、平日しか残っていませんの で、よほど幸運が巡ってこない限りは、このままATNOになりそうです。ベナンは4月3日までとまだ半月ほどありま すので、引き続き追っていきたいと思います。
    息抜きがてら、既に10-28MHzまではcfm済みの東キリバスの21/24MHzに参加し、その後そのまま 21074kHzに移ったところ、メキシコとペルー(それぞれBand NEW)が入感していて、どちらもwkdできましたのでラッキーでした。
    先週18MHzでATNOは解消していたベナン(TY5C)が、ペディションでは珍しく事前ドネーションもQSL請 求もしていないのにLotWにログがアップされました。近頃のペディションでは資金稼ぎもかねてでしょうか、QSL 請求やドネーションしないとLotWにも上げてもらえないことが多くなっているので、ありがたい対応ですね。当局と してはベナンはNew DXCCなので後ほどカードを請求はしますが。
    日曜日の朝のパスで、USA DE(デラウェア)局から、初のコールバックがありました。以前からちらちら入感はしているのですが、呼んでもコールバックがないのが常でした。しかしレ ポートは-20dBであちらも10分ほど呼んでくださっていましたが、朝のUSAパスで大混雑の28MHzでQRM に巻き込まれてしまい、レポート交換ができず終わってしまいました。春分が近くなり、これから日が長くなるので、 USAの朝のパスも少し長くなると思いますので、引き続きめげずにチャレンジしたいと思います。

    今週末はAJ6ZT局も積極的に運用して、主だったところではグレナダの5MHzをcfmしました。
    5MHzの話題に興味のある方はこちらからどうぞ
    次の週末は22日午後〜25日までの3.5連休となりますので、50MHzも含めて 追っていきたいと思います。


  • 18-19日/SN=120
    平日ですが早朝や帰宅後運用で、New DXCC:タンザニア(14MHz)、Band New:マリアナ諸島(7MHz)をwkdしました。
    18日 J38Rの16日の7MHzFT8のNIL問題について、マネージャーか ら届いた返答が「あなたは17日に別の(7MHzの)QSOがありますので、それを使ってください」というごもっと もな返答でした。ま、チェックリクエストを出した時点では、17日の朝だったのでまだ17日夜のQSOはできていな かったのですし、NILになっている原因は探りたかったところですが、ただのログ漏れだったのか、pirateだっ たのかは分からず仕舞いになりました。

    申請していた、プエルトリコ局(KP4/AJ6ZT)のLotW証明書がARRLから発行されました。プエルトリコ はアメリカの自治連邦区という区域で、アメリカ国税の納税義務がない、大統領選挙の投票権がない等特殊な地域ではあ りますが、独立国家ではないため、米国籍で米国の主権下の地域となっています。通信行政についてはアメリカFCCの 管轄とされていますので、FCCライセンスを有する者は特別な許可等必要なくアメリカ国内での運用と同様に運用を行 うことができます。私が利用しているレンタルシャックサービスにはプエルトリコ局がありますので、KP4コールサイ ンの運用が可能です。折を見てプエルトリコ局の運用も行っていく予定です。

    19日 朝5時に起床し、Pskreporterを覗いたところ、14MHzで5H3VJG(タンザニア)がJAで 多数入感していました。JAはちょうどグレイライン間近です。当局の設備でもアフリカの東海岸なら夜が明けなければ 夜のパスでなんとか行けそうな時間ですので、早速ワッチしてみたところ、-12〜-21dBの激しいフェージングを 伴いながらですが、なんとか入感していました。あちらはペディション終盤ということでCQ連発です。しかしあちらの dBの変化が激しいのと同様、こちらはグレーラインが近く、こちらの波もフェージングを伴っているのかもしれません し、14MHzバンドそのものが混雑していることもあってか、コールしてもなかなか応答してもらえず、高いDFから 少しずつDFを下げていき、9コール目の一番低いDF233Hzに移ったところで-18dBでコールバックをもらえ ました。先週の連休中にQSOできず平日の20日までなのでもう諦めていたタンザニアですが、これで目標のATNO 解消は果たせました。最後までチャンスを狙う気持ちは大切ですね。


  • 22-25日/SN=170-170
    22日は午後から休暇、そのまま25日まで休日で今週末は3.5連休となります。残念ながら天気予報は全日雨となっ ていますので、特に外出もできず、今週は急上昇中のよいコ ンディションのように見えましたがので
    無線三昧にしたかったのですが、実際はMIN STRMの全バンドプアな状態で、近頃恒例の28MHzの朝のUSAパスもなく、西海岸にすらほとんど届きませんで したし、他のバンドも当局への入感は寂しいものでした。
    今連休での目標は「ガラパゴスペディション(HD8MD)のATNO解消とBand Newの積み増し(達成)」、「先週果たせなかった東キリバスペディションの7MHz Band Newのwkd(未達成)」、「WAS DEのwkd(未達成)」でしたが、WASはコンディション不良で入感すらしませんでした。他は下記に記録します。
    成果: New DXCC/ガラパゴス諸島 Band New:ガラパゴス諸島(10,18,21,28MHz)、フィリピン(50MHz)

    ガラパゴスペディション:
    22日の13時頃に14MHzの入感がありコールしましたが、すぐにQRT。次は14時頃に18MHzでの入感があ り、平日日中であったためか比較的空いていて15分ほどでピックアップしてもらえ、wkdしATNO解消できまし た。23日は夕方から10MHzでの入感がありコール。こちらはかなり時間がかかり、小休止を挟みながら合計で1時 間ほどはコールした と思いますが、16時半ごろにwkd、同じ周波数に出ていたキューバのペディション局(T44DX、New WPX)も17時頃にwkd。24日は朝に24MHzでの入感があり、1時間ほどコールしましたがDXが28MHzにQSY、24MHzに参加していたお かげでほぼすぐにコールできたため、パイル前の2コールでリターンあり。夕方には21MHzでの入感がありましたが こちらはリターンがあったもののdBが悪すぎてRR73なしの尻切れのため、wkdできたかも微妙です。25日は前 日と同様に朝に24MHzのQRVがありましたので再挑戦したものの、やはりCQ連発のコールバックなしですので、 どうやら届いていないようでした。コンディション不良の中で、3日間で10,18,21,28MHzの4バンド wkdしましたのでまあ上出来でしょう。

    東キリバスペディション:
    現時点ではすでにcfm済みの14-28MHzまではご挨拶がてらwkdしていますが、本命の7MHzにご縁があり ません。22日の夜に入感があり ましたのでコールしましたが、標準周波数で出ていたため、QRMがひどく1時間半ほどコールしましたが応答ないまま 当局からQRTしました。このペディションは同じバンドでモードで同じ時間帯でのQRVはしばらく間が空くパターン で、翌日以降は深夜のQRVで参加できなかったり、JAにパスがないUSA向けの時間帯でのQRVとその後もご縁は なく、ペディションも27日までですので、7MHzの攻略はできず仕舞いになりそうです。

    50MHz:
    22日の17時半ごろにフィリピンのペディション局が入感し、wkdしましたのでフィリピンが50MHz Band Newとなりました。他の日はワッチはしていましたがオーストラリア中心のお馴染み局の入感でしたのでQSOはあり ませんでした。

    AJ6ZT局:
    5MHzを中心したローバンドにQRV。計画しているプエルトリコ局運用でのパイル対策のためにMSHVの利用を検 討しており、その実用試験を兼ねてのQRVでした。まだマルチスレッドやオートシーケンスが思ってるような動きをし てくれませんので引き続き要研究です。5MHzの話題は
    こ ちらからどうぞ
  • 30-31日/SN=30-50
    今週末は世間様と同じ一般的な週末休みです。春本番の暖かさを通り越して汗ばむ晴天の2日間でした。運用の方は、ほ ぼなし。よって、Newもなしです。ちらちら各周波数でDXと10MHzでJAを少し、あとは、ちらっと見かけた GreenCube(IO-117)というアマチュア衛星について向学のため調査&SWLトライをやっていました。 といっても衛星は見える時間が1時間ほどなので、その他は晴天を活用しての家事こなしでした。
    GreenCubeについては、QRVを検討してみましたが衛星通信の装備は当局にはなく、一応リグ(FT- 857)は使えそうですが20W MAXなのでちょっと弱いかなというのと、15〜20エレの八木アンテナ(1万円)、方位と角度を調整できるローテーター(8万円)に、それらを設置でき る架台の類など、ちょっと初期コストがかかる割に、GreenCubeは正規の運用期間を超過して、延長の調整中と いうことらしいのでいつQRTになるか分からないといった点もあり、見送ることにしました。アマチュア衛星としては 比較的高い高度6000kmということで、条件が良いとヨーロッパやアメリカとQSOができるという点で、 430MHzのDXCC増加にかなり有用なのですが…。SWLのほうは、モービルホイップで信号音受信とモデムのデ コードまではできましたが、モービルホイップなので衛星が一番近くにある数分のみの受信で、情報量が足りないのか メッセージまでは表示できませんでした。まともに設備すればそれなりに楽しめそうですが、自宅からではルーフタワー でも立てないと見通しがありませんので、やるとしたら移動運用がメインになるでしょう。




2月/APRS運用(東京)、ファン・フェルナンデス他ペディション

  • 月初のDXCC状況(左:2024年1月末、右:2023年末)
    1月の成績は、DXCC+1、チャレンジ+18でした。New DXCCは月末のクリッパートン島、チャレンジは主に7/24MHzの積み増しキャンペーンの成果です。しかし、7MHzはなかなかに難しいです。比較的 良いSNで入感してコールしても応答なしで終わることも多いので。

     

    1月31日(日本:2月1日)付けのDXCC Standingsに、10,21,24MHzが新たに入り、Mixed/Digitalと14,18,28MHzの新たなエンティティ数がそれぞれ公表 されました。Mixed/Digital 171エンティティ、他上の1月末のTotalと同じ数字です。

  • 2-3日
    1泊2日と短いですが、東京都内の旅行に出かけます。昨年10月の旅行時は、移動時間等の隙間時間を活用したリモー ト運用と横浜の港に近い場所という立地で、国際VHFのワッチを楽しむ形で無線を運用していましたが、今回の旅行で は少し志向を変えて、初のAPRS運用を行いました。主な目的は旅行中の移動ルートを軌跡として描くこと、 他のAPRS局からの信号受信状況(APRSの運用具合)を研究することです。徒歩、電車、新幹線、地下鉄と色々な 交通機関を利用しますので、どの程度APRSによる軌跡を残せるのかという点について研究しました。
    【運用結果】 ハンディ機でホイップアンテナでのAPRSは、列車内か屋外か(徒歩)であるかを問わず、ほとんど軌 跡は残りませんでした。新幹線は往路は9600、復路は1200にしました。往路では横浜辺りは軌跡が残りました が、復路では全滅でした。初日の午後は秋葉原、浅草散策(3時間)、2日目の11-14時は江戸東京たてもの園散策 (2時間30分)と屋外徒歩行程もかなり組んでいましたが、それでも軌跡はほぼ残らず、行った先で1回程度まぐれで 届いたという程度のようでした。たてもの園(小金井市)では4km程度の位置の近所にゲートウェイ(Ant 5mH)があったのにそれでも残りませんでした。受信局は初日は56局、2日目は60局以上(メモリの範囲超過)と、運用局は多いのですが、当局の信号を ゲートウェイまで届けることができていなかったようです。ハンディでの軌跡を残す運用はなかなか難関のようです。
    なお、設備の免許の都合上、APRSは副局(JP7EGQ-7)での運用でした。

    ↓経路全体


    ↓東京近郊

  • 8-25日/SN=150-130(16日)-50(19日)-110(23)
    ほぼ1か月間更新をサボっていましたが、運用していなかった訳ではありません。
    ただ、執筆中の本の史料調べの官報情報検索サービスの利用を一旦今月末で切るので、こちらの調べを優先していまし た。
    3.5MHzは、強風や雨天で安定した週末がありませんでしたので、運用なしでした。

    成果/New DXCC:ファン・フェルナンデス諸島(7MHz)
    Band New:7MHz(ギリシャ、ファン・フェルナンデス諸島)、10MHz(ウガンダ、ファン・フェルナンデス諸島)、14MHz(ウガンダ、ファン・フェ ルナンデス諸島、ウォリス・フツナ)、18MHz(ファン・フェルナンデス諸島)、21MHz(ファン・フェルナン デス諸島、ウォリス・フツナ)、24MHz(ファン・フェルナンデス諸島、トンガ、ウォリス・フツナ)、 28MHz(マラウイ、カリーニングラード、ファン・フェルナンデス諸島、トンガ、ウォリス・フツナ)の18チャレ ンジ
    WAS:ND(ノースダコタ) 残1州DE(デラウェア)

    ペディションでのアップがほとんどです。今月前半はウガンダなどは平日朝活での獲得でしたが、会社の体制変更により 出社時間が1時間早まったため、朝活は難しくなりました。WASがND(ノースダコタ)で+1となり、計49州にな りました。残りは難関DE(デラウェア)です。東海岸でかつ州自体の面積も狭く、局数も少ないところですが、今春で は朝のパスを積極的に狙っていきたいと思います。
    今月をザクっと振り返ります。

    ファン・フェルナンデス諸島ペディション:
    10日から24日の14日間での運用で、CB0Zシリーズ(フェルナンデス三兄弟)などと呼ばれているペディション でした。コールサインを3つ使い分けての運用でした。CB0ZA:国立公園内からの運用、CB0ZW:ARRL DX CW コンテスト用のコールサイン、CB0ZEW:Next Generation Radio in a Box (RiB)を使用したリモート運用局(国立公園外)となっています。RiBは、簡単に説明するとアンテナ以外の無線設備等をボックス化して収納し、現地で はこのボックスとアンテナを設置、操作はスターリンク衛星回線を介してリモートで行われるので、オペレータはどこか らでも操作ができるため、現地に多数のオペレータを派遣する必要がなく、複数のオペレータが自宅等から交代で運用で きることから、オペレータの負担軽減、多数の人が立ち入ることによる自然環境への影響や費用を低減するということが 目的の新たなシステムのようです。

    チリ領で、Robinson Crusoe Island(ロビンソン・クルーソー島)からの運用です。無人島ではなく、住人もいる島ですが、物資や交通の便は良くないようです。(補給船が2週間に 1回しか来ない…とか紹介されていました)
    DXCCではいずれも有効なのですが、ZEW局は公園内でないことやリモート運用であることから、 IOTA/POTAでは承認されていない運用だそうです。伝搬としては先月のTX5S(
    クリッ パートン島)と似たような感じで、受信ができるかがキーポイントでした。

    運用の概要は、現地は強風等のため期間前半は運用サイトの再移動などがあり停波時間が多くアクティビティが低かった が、後半は比較的アクティブに運用されていたようです。また、POTA等にも有効なZA局コールサインとの交信が好 まれており、ZA局のパイルはものすごかったです。大してZEW局はPOTA等で無効であるのと、リモート運用のた め運用が偏りがちで神出鬼没のため、なかなか捉えられませんが、捉えることができればパイルはそうでもなく取りやす い感じでした。ZW局はCWコンテスト用と銘打ってはいましたが、FT8運用にも利用されていました。しかし、コン テスト用なのでFT8のアクティビティは低かったが、コンテスト後はFT8でもよく見かけるようになりました。アメ リカやヨーロッパ中心のバンド選定が多く、日本やアジアは優先度が低かったのも各局苦戦した一因だと思います。

    クリッパートン島ペディションよりアクティビティが低いなどと酷評されてはいましたが、運用サイトの移動なども考慮 すれば仕方ないかなとも思いますし、後半は持ち直した感じで最終的にはクリッパートン島ペディションとほぼ同数の 10万QSOを達成したそうですが、クリッパートン島は7日間の運用でしたので、実質半分ということでしょうか。

    運用の結果 (○:cfm ×:not in log −:QSOなし)
    ZA局:7MHz○ 10MHz○ 14MHz× 18MHz○ 21MHz○ 24MHz− 28MHz−
    ZW局:7MHz× 10MHz− 14MHz○ 18-28MHz−
    ZEW局:7-14MHz− 18MHz○ 21MHz○ 24MHz○ 28MHz○
    結果としては、3兄弟すべて合算すると、7-28MHz全バンドでファン・フェルナンデス諸島はcfmとなりました ので、上出来であったと思います。
    ZAの14MHzは73なし(パイルで潰された) ZWの7MHzは73まで受信しているがnot in log(pirateだったかもしれません)でした。
    ZWの7MHzが修正されるかもしれないので、QSL請求はしばらく待つことにします。
    コールが3つに分身しているので、QSLの請求も費用が3倍かかるのが残念点です。ドネーションはZA局のみの予定 です。

    その他のペディション:
    New DXCCとなるファン・フェルナンデスに集中していたので、他のペディションは合間かフェルナンデスの終了後の追っかけです。
    トンガ(A31DL)27日まで:18MHzを持っていますので、積み増しです。24/28MHzがwkdしまし た。
    ウォリス・フツナ(FW8GC)3月9日まで:18MHzを持っていますので、積み増しです。14/21/24 /28MHzとハイバンドはwkdしました。まだ期間が残っていますので、引き続き7/10MHzを狙いたいです。
    ガイアナ(8R7X)24日まで:ちらちら見えていたのですが、最終日までなかなかのパイルでATNO局になりまし た。アメリカ局ではW7エリアから10MHzでwkdしています。

    AJ6ZT局運用:
    前半ではフェルナンデスがほとんどJAでは受信できなかったし、停波も多かったのでせめてQSLカードだけでも記念 にと思い、AJ6ZT局を運用しました。ZA局:14MHz、ZW局:7MHz、ZEW局:18/24MHzの wkdです。本当はJAからでは運用できない5MHzを狙っていたのですが、フェルナンデスではご縁がありませんで した。
    5MHzは、ウォリス・フツナ(FW8GC)が日本時間25日14時にwkdしました。以下はその時にW4/
    Wilkesboroか ら5357kHzで運用した時の伝搬です。他局からも結構コールされましたが、他7局と交信で20分となりましたの で、本日は自主終了です。この局は新しい局で100Wですが、$0.19/1分と良心的です。5MHzにも対応して いて、ほどほどに飛んで、20分遊んでも約$4(600円ほど)です。

    伝搬は7MHzに近い夜伝搬ですね。
    アンテナは、海抜600m(2000' ASL)の場所に、Off-Center-Fed Dipole @ 100' (30m長)だそうです。100Wでも高さがあるとよく飛びますね。JA で5MHzが解禁されるのはいつになるか分かりませんので、こういった資料は意外に貴重かもしれません。
    FCC免許があると異国の地から電波を飛ばすという遊び方もできるので、AJ6ZT局は今後も5MHzの研究を中心 として運用していきたいと思います。
  • 29日/SN=130
    平日の朝はなかなか時間が取れなくなっていますが、いいタイミングでH40WA(テモ ツ)ペディションが14MHzで入感。まだJAに入感し始めの頃で呼ぶ局も私の他には1局しかなく、数コールで取っ てもらえ、New DXCCとなりました。また、夜にはFW8GC(ウォリス・フツナ)の10MHzをwkdし、+1チャレンジとなりました。ウォリス・フツナはこれで 7-28MHzまで+アメリカコールで5MHzの予定していたオールバンド揃いましたのでこれで撤退です。
    他、26日はARRLから10/21/24MHzのDXCC認定書が届いたのですが、なんと21MHzの分だけ印刷 がめちゃくちゃズレていて、認証文と私のコール&名前が完全にかぶっていてとても見逃せる範囲ではなかったので、再 発行を依頼する羽目になりました。ARRLの担当から、新しいものを送るとの連絡がありました。



1月/NYP、DXCCフィールドチェック、TX5Sペディション

  • 月初のDXCC状況(左:2023年末、右:2022年末)
    昨年1年間のDXCC実績です。Paper QSLをエンドーズメントされた、2024年1月26日16時時点の値です。この時点では今年分のLotwはまだアップロードしていないので含まれていま せんので、純粋に去年交信分です。
    DXCCエンティティ:133→170(+37)
    DXCCチャレンジ:473→760(+287)
    昨年末までの交信分で、10-28MHzまでの7バンドが100エンティティを超えました。

     

  • 1-3日/SN=60

    能登地方地震の被害状況を鑑み、新年のあいさつは控えさせていただきます。

    元日/
    31日-元旦の朝にかけて、予報外の雨に降られたため、3.5MHz帯の共振がめちゃめちゃに狂いまし た。
    といっても、とりあえず2日からのNYPまで1日ありますし、元旦早々アンテナをいじるのも面倒なの で、自然乾燥を待ちつつ様子をみることにしました。新年午前中は年末からぼちぼちやっていたQSLの チェック&発行をやり終えました。JAビューロ宛のQSLは9月末までの交信分と、10/12月到着分 を、正月休み明けに発送予定です。10-12月分はe-QSL待ちの待期期間です。次の3月の発送にな ります。
    結果、アンテナの性能は昼過ぎには元の性能に戻りました。その後初詣を済ませ、帰宅後、

    初QSOは24MHzで中国(DX)の局でした。初Band Newは24MHzでクレタ島で、正月からBand Newを獲得しました。正月ですし、あまり深追いはせず24MHzで4局QSOした後、夜の3.5MHzの準備を始めました。年初ですので、Hamlog のログファイルとJTDXのログを一致させる作業があります。Band NewなどでQSLの見込みがないDX局(QSLのリクエストから2年以上経過)や連絡先などなく、Lotwも来ないDXは、QSL回収不能(Not in log)と判断し、ログから削除しています。削除しないと、交信済エンティティとマークされているため、NEWを逃してしまします。そのため、JTDXの ログをhamlogのログに合わせないと、再コールしない判断になってしまうので、これを一致させるた めにやっています。1年ごとなのでまた手順を忘れてしまって、今年は忘備録として書いておきます。
     1.HamlogからADIFファイル(全ログ)を出力、「全角」や「Remark」は除いて出力。 出力したADIFの各QSOの末尾を
     2.「
    <EOR>」→「<station_callsign:6>JQ2MPJ<my_gridsquare:4>PM85<EOR>」 に置き換える。
     3.ファイル名を「wsjtx_log.adi」に変更して、ログフォルダに上書き。 以上

    これをやってるときに、16時10分ごろに地震です。私の市でも震度4で、かなり長い(1分近く)横揺 れが続きました。テレビはつけていたのですが、音楽を聴いていたので、見てはいなくて、なんか警報音が えらい鳴ってるなと思ってテレビ画面をみたら、緊急地震速報の文字でしたが、石川県など日本海側の地域 だったので作業を続けようとしたところの揺れでした。携帯の速報は揺れてる途中に鳴り出しましたので遅 しでした。PCのモニターがぷよぷよ揺れていましたし、それなりにきしみ音もしていました。

    とりあえず揺れも収まりましたので、テレビに聞き耳を立てつつ、18時ごろまで3.5MHzのテストで 試験信号や数局交信しましたが、地震関連の情報が入るにつれてかなり大きな被害となっているようですの で、非常通信等に影響を与えないようにするために 今晩は18時を以って全ての周波数帯で停波することにしました。

    明日にNYPについては今のところは参加予定ですが、
    非常通信周波数の設定がない 10MHzのFT8がメインになると思います。念 のためワッチをいつもより励行し非常通信を妨害することのないよう節度を持って運用する予定です。な お、当局は基本FT8のみなので、SSB/FMの呼出周波数は使用しませんが、3.5MHzのJA FT8(3531kHz)は非常通信周波数3535kHzに近いため、この日のために約1年準備してきた3.5MHz運用ですが、見送るかもしれません。

    2日/NYP
     非常通信の可能性があることによるNYP開催の是非が問われる中でしたが、JARLからも中止の発表 もありませんでしたし、非常通信が行われているという具体的な情報もありませんので、非常通信周波数の 設定がなく、SSBも使えないため非常通信が行われる可能性が低い10MHzFT8で9時からNYPに 参加しました。
    (NYPはコンテストではないので 対象周波数はアマチュアバンド全てですので、WARCバンドも有効です。)10MHz のみでとりあえず目標の 有効局20局はちょうど1時間で達成しました。そ の後当局からは距離的に届かなく、バンド幅の広い、144/430MHzのFT8で参加。

     その後も情報収集に努め、被災地での気晴らしの交信は行われているようですが、非常通信が行われてい るとの情報もありませんでしたので、夕方からは、昨年春から約1年かけて準備してきた自作改造エレメン トでの3.5MHz帯NYP参加をしました。結果、3.5MHz帯では22局(NYP不参加のオペレー タネーム交換なしの局を除くと、ログシートは20局)と目標を達しました。10/144/430MHz も含めると、有効な交信局は全55局(NYP不参加局や同日中の複数バンド交信局を除く)と昨年の64 局より若干少なかったです。今年は2019年の初参加以来参加していた7MHzは参加しませんでした。 7MHzは参加局が非常に多いのですが、多すぎて潰し合い状態となって交信が成立しないことが増えてき ていたので、昨年より若干避けるようになりました。今年は3.5MHz帯も代わりにありますので参加し ませんでした。
    3.5MHz関係はこちらにまとめています

      昨年のNYPの10MHzは30Wで+dBが多くて当局の波がかなり強かったようなので、今回は実測20Wにしたところ、+dBはずいぶん減りましたの で、良好な強さになったと思います。他、3.5MHzと144MHzは50W、430MHzは20Wの 空中電電力でした。

    2024 JARL
                          QSOパーティ NYP サマリーシート

     ※2021年(2年前
    )のNYPより、オペレータネームが受信できなくても再送は求めず、すぐ次に行く ことにしています。単純にタイミングの悪い他局との混信という場合もあるのですが、その場合、その Freqはしばらく使えないため、再送を求めても相手か混信局がFreqを変えてくれない限り結局受信 できない、また、NYP参加局でない局もいらっしゃって、再送を求めるメッセージを送っても対応しても らえないことが経験上分かってきたためです。残念ながらパーティとしての集計上は無効としていますので ご了承ください。

    3日/3.5MHzアンテナ撤収
     年始休暇も本日で終了です。午後からは雨予報ですので、アンテナを撤収しました。アンテナに水滴が 残っていた等の問題はありましたが、物理的な問題もなく、全6夜のテストを終了しました。
    3.5MHz関係はこちらにまとめています
     最終日ということで色々やるべきことをやっていたので、交信はありませんでし た。

  • 6-8日/SN=120-170
    実績/
    New DXCC:ホンジュラス  Band New:7MHz(ナウル、ホンジュラス、カザフスタン、コロンビア、クウェート)

    6日/
    4,5日は出勤日でしたので、年始休暇の後半戦です。
    午 前は、恒例の24MHzワッチをしつつ、年初のOnline DXCC申請書の作成です。昨年も結構頑張りましたので、エンドーズメントを出したくなる程度にはPaper QSLが溜まっていました。今回のエンドーズメントでは、Newチャレンジが+15エンティティ、申請 QSO数は23QSOです。24MHzがPaper QSLで2枚ありましたので、残り+3でDXCC100に達します。そうなれば、10-28MHzまで6バンドDXCC100認定となりますが、まだしば らくお預けですね。基本申請費$25+紙の控送付$10で合計$35でした。円安なのでおおよそ 5,000円です。プラス、JARLのフィールドチェック+1,000円、申請書等の送料往復890円 で、約7,000円の出費でした。円安はつらいですね。そろそろ、DXCCが取りやすいところは取って しまった感じなので、来年からはPaper QSLのエンドーズメントは隔年か節目にすると思います。

    午後からは計画通り、3.5MHzのDX帯(3573kHz)へのエレメント調整です。
    結論からいうと、なかなかクセのあるアンテナになってしまっているので、うまくいきませんでした。前回 (11月上旬)値は、調整エレメント16.5mmだったのでそこに合わせてみたのですが、アナライザで 測定すると3597kHzとかなり短くなってしまっているので、色々試行錯誤しつつ、最終的には 14.5mmでSWR1.5程度で落ち着きました。やはりなぜかエレメント調整後、一旦パワーを入れて やらないと、正確な共振点が見えません。結果から言えば、前回値の16.5mmは案外いいところだった のですが、パワーを入れなかったので変な値になってしまっていて、それからはまってしまい、1時間かか りました。アンテナに人が触れた後は、静電気とかが帯電しておかしくなっているのでしょうか。まぁ、パ ワーを一旦入れてから測定という流れが必要ということが分かったのでまた一つ向学しました。
    3.5MHz関係はこちらに まとめています

    7日/
    朝と夜は7MHz、日中は24MHz中心のワッチでした。7MHzのBand Newを2エンティティ取れました。深夜までの強風予報のため、午前中に早々に3.5MHzアンテナを撤収しました。

    8日/
    朝の7MHzで今日も1エンティティ GETできました。日中は24MHz中心のワッチをしていましたが、日本は祝日でも世界的には平日ですので、ほ とんど入感せず、午後からWWA(https://hamaward.cloud /aw321?iframe=1&nojs=&activator_call=II1WWA)を 追っていました。EU、アメリカ方面に多くある指定局との交信でポイントを稼いでいく、欧米向けのアワードですが、 一応アジアからも中国が参加していて、World Wideを謳っております。100ポイント以上で入賞、FT8だと指定局1局につき2ポイント、バンドやモード、日付が違えば別カウントですので、入賞す るだけなら日本からは中国局を狙えば比較的取りやすいと思います。CWだと10ポイントなのですが、当局はCWは 使っておりませんので、月末まで1か月間の期間ですので、まぁ地道にFT8で稼ぎます。

  • 9-14日/SN=150-180
    実績/ Band NEW:7MHz(ベラルーシ)、10MHz(パラオ)、24MHz(パラオ、セウタ・メリリャ)

    平日の間は、主に朝の7MHzワッチとWWAの積み増しを少々。真冬のコンディションになり、朝は当局ではアンテナ 常設のバンドは7MHz しかまともに入感しませんし、年始休暇も完全に終わり日常が戻ってきましたので、アクティビティも減少しました。10MHzよりハイバンドは、寂しい感じ です。皆さん7MHzよりローバンドで運用され ているのでしょう。

    10日に、年末(12/30)に提出していた移動する局の再免許が審査終了していました。実質4営業日での審査終了 でした。近頃の東海総通はかなり審査が速くなっていますが、デジタルモードも許可不要になりましたので、申請はリグ を買い替える他は定期の再免許ぐらいになりそうですのでそう頻繁にお世話にならなくなりそうです。

    11日に、2023年の間1年間で実施されていた、ARRLのVOTA2023コンテストの結果が出ました。 ARRL関連のボランティア局への功績を称えるという趣旨のコンテストで、VOTAの対象局と交信すれば、自動的に ポイントになります。ログは対象局がLotwにアップロードすれば、
    特に参加登録等していなくてもこちらからのログは不要で、オンラインで自動 的に集計されていますので、対象局と1度でも交信していれば証明書がダウンロードできます。当局では一応頭の片隅に は入れておいて、USA局を見かけたら積極的にコールするという程度の軽めの参加でした。WARCバンドはコンテス ト対象外でした。対象局は、ボランティアの職責(貢献度)によりポイントが異なり、ARRL会員局1ポイント、 VE(FCC試験員)は5ポイント、最高はARRLの代表で300ポイントです。私はFCC試験員ですのでアメリカ コールの方では、VOTA対象局でしたが、有料課金のリモートオペレーションですのでそう積極的には追っていません ので成績は知れたものでしたが、一応アメリカコール初のアワードを受賞しました。順位は72023位中です。
    後日追記:最終集計が2月まで更新されていたので、3月4日付けの最新のものに差し替えしました。順位が 22,662→22,032位に、ポイントも1398→1528に上がっていました。QSO数は変わっていなかった ので、ポイント計算に変更があったのでしょう。
     
    13日/積み増しをしているWWAですが、1局だけでも3.5MHzでのQSOをしたいのですが、あいにく「にわか 雨+強風」で3.5MHzはアンテナがセットできませんでした。残念、あと2週間ありますのでそこに期待するのみで す。しかし、旗艦局(II1WWA)とQSOできました。アワードとしては100ポイントで入賞、あとは頑張れば順 位が上がるというシンプルなルールなので、特別に旗艦局とのQSOが必須というわけではないのですが、欧米方面のア ワードで中国局ばかりでアワードを貰うというのも何かしっくりと来ませんので、せめてイタリアのうち1局でもと狙っ ていたのですが、旗艦局とQSOできて良かったです。他、同日にII5とII7もQSOできました。また、順調に積 み増しが進みましたので、受賞基準の100ポイント(50局)を達成しました。同じバンド、局とのQSOも1日1回 はポイントになるので、比較的交信しやすい中国局とのQSOと毎日獲得すれば、ポイントを稼ぐことは困難なくできま す。


    14日/6日に発送していたOnline DXCCのエンドーズメント(ペーパーQSL分)のJARLのフィールドチェックが終了したようで、QSLカードが返ってきました。申請通りの23QSO で通過しました。このエンドーズメントのLotWへの反映後、昨年のDXCC実績が確定、JAの実績も昨年分のe- QSLの整理が完了すれば確定します。JARLのフィールドチェックは毎度迅速な対応に感謝します。
  • 15-21日/SN=140-130
    今週の成果 Band NEW:7MHz(クレタ島)、24MHz(サルデーニャ) 年末年始休みが終わって、本格始動2週目です。少々疲れが出てきていて、起きる時間が遅く なってしまっているのであまり朝無線をやる気力がありませんでしたので、成果は少ないです。

    15日/10日に審査完了していた移動する局の再免許の免許状が届きました。昨年9月の改正時に記載事項等を整理し た変更届を提出しているので、既に手元の免許状も新しい表記のものですので、有効期限が絡むところが変わった他は従 前の免許状と同じです。


    19日/アメリカ東部時間18日に、年始に提出していたOnline DXCCのエンドーズメントの申請が受領されたとシステムに登録されていました。現段階では申請書が届いたというだけで、まだログの処理(クレジッ ト)はされていないようですので、Lotw上のエンティティ数に変化はありません。Online DXCCは3回目なのですが、2022年の1回目の申請に利用したアカウントがなぜか使えなくなってしまっているので、2023年に再登録したアカウント で、今年は使用できました。昨年の交信のLotWもちょこちょこ増えていて、24MHzが98になりましたので、こ のOnline DXCCで+2の見込ですので、24MHzも昨年交信分で100エンティティを超えられそうです。


    20,21日/かなり本降りの雨天のため、今週末も3.5MHzの運用はできませんでした。20日は午前に 24MHzでアメリカが開いていて東海岸までQSOできましたが、残念ながらWASの追加はありませんでした。

    21 日は朝方、ワッチ中に突然安定化電源(DM-320MV)から、「ボン」という音とともに、向かって左側から火花が 見えました。ちょうどその方向を向いていたのでその瞬間を見ました。その後も普通にリグは通電していましたが、煙も すごく出てきていたので、すぐに通電を停止して分解して内部をチェックしたところ、昨年10月に修理したブリッジダ イオードの上についていたセラミックコンデンサが焼損していました。結構な発熱部ですし、10年超の本体ですので、 色々不具合も出てきてもおかしくありませんし、昨年のブリッジダイオードの故障でセラミックコンデンサにも何らかの 損傷があったのかもしれません。とりあえず同じ104(0.1μF)で、
    このブリッジダイオードにはAC17V程度しかかからないは ずですが、念のため耐圧は100Vのものを発注したので、到着次第、再修理をしたいと思います。

    (本来はこげ茶色ですが、黒く焼損し、左側のリードが切れてしまったコンデンサ)

  • 26-28日/SN=80-60
    実績 New DXCC:クリッパートン島(7,10,14,18,21,24,28MHz) Band NEW:7MHz(ハワイ、ニューカレドニア)、18MHz(サルデーニャ)、28MHz(ブルネイ) New WAS:VT(バーモント州)

    安定化電源のセラミックコンデンサ修理:
    通常は定格電流の関係からリグとリニアの電源は別々なのですが、今回故障した電源はリグに使用しているもので、とり あえず非常手段でリニアの電源と共用で運用は可能ですが、若干電流がオーバーなので、ハイパワーでは電圧降下して不 安定なので、無理して急ぐQSOもありませんので、平日の間は運用はしませんでした。
    26日金曜日から、午後休暇で少し早い週末に入り、まずは近所のマルツに安定化電源修理のためのパーツを調達に行き ました。コンデンサはマルツの通販(郵送)で104の耐圧100V品(C322C104M1U5TA)を発注してい て、すでに火曜日には手元にあったのですが、以前のより小型でリード線も短いため、リード部の耐熱チューブやリード 線を延長するための銅線なども必要となったことと、熱収縮チューブの自宅在庫も少なくなってきていたため、調達に行 きました。
    その後即日修理し、とりあえず問題なく動作しています。コンデンサは耐圧を100Vまでのものにグレードアップして おきましたので、以前のもの(多分50V程度)よりは焼損するリスクは減るのではないかと思います。

    Online DXCC エンドーズメント:
    ARRLに申請していたOnline DXCCのエンドーズメントが処理され、26日の夕方(JST)にLotw上でクレジットが増えているのが確認できました。例年は即日〜2日程度ですが、 今年は約8日かかりました。最終的には昨年分のQSOのみで、10-28MHzまで全バンド100チャレンジを達成 していました。成果の総括については昨年の運用情報にまとめています。

    TX5Sのペティション:
    27日からの参戦です。
    クリッ パートン島(フランス領の無人島)で、中米西海岸のあたりです。距離にして約11000kmありますので、当局 の設備では交信がやや困難なゾーンです。このタイミングでSNも急減でコンディションも悪化です。21 日(日曜)から約2週間のペディションの予定でしたが、現地の荒天により日程が変更になり現地28日(日曜)に撤収 ということで、実質7日間と大幅な短縮となりました。現地は強風が吹き荒れる大変な天候だそうで、今後更に悪化する ということで早めに切り上げるようです。

    ペディションは当局の短縮GPやDPでは前半には勝ち目がないので、後半に頑張るつもりでしたが、急いて交信しなけ ればならなくなりました。2013年以来10年ぶりのクリッパートン島ペディションということで、次もかなり先にな ると思いますので1日まる潰しする価値もあります。1stは24MHz、その後28-10-14-18-7MHzの 順で夕方まで丸一日かけてwkdしました。21MHzは翌28日にQSOしましたが、既に半撤収状態のようでリアル タイムログが更新されていませんので本物かは不明ですが、21MHz以外はcfmしていますので、急ぎQSOにして は上出来です。距離の問題と、時間的な制約でパスタイム無視の交信でしたので、SNはすべて-20dB以下、リター ンは+00〜-20dBでばらつきました。ピックアップしてもらえても、リターン-20〜-22dBでRR73が貰 えず再トライも何度もありましたが、何度もトライして呼び続けることによりちょっとコンディションが上がった隙にな んとかQSOを成立させて…の繰り返しという極限のQSOでしたが、とりあえずATNOにはならず、想定以上の成果 を出せました。7MHzは夜もQRVしていたので夜のパスでQSOすればSNが非常によかったので楽でしたが、夜に 出てくれる保証もないのでまぁあくまで結果論です。

    ちなみにこのペディションでは約4700万円かかるそうで、半分はペディションチームの負担、残り半分を世界各国か らのドネーションを募りたいとのことだそうですので、交信できた方はQSL請求の際に少額でもドネーションしてあげ てください。

    01/29更新】  日本時間28日の22時ごろ(現地の朝)に完全にQRT、日本時間の翌朝の時点で残された機器を撤収し、最後のメ ンバーが乗船し既に出航されたようです。朝確認したところオンラインログが更新されていて、21MHzもcfmでし た。即日OQRSからQSLリクエストしたところ、30分ほどでLotwでcfmしていただけました。Direct QSL+Lotwが$5.5、ドネーションは$10の予定でしたが、当局としてはアンテナ常設の7-28MHzまで 全7バンドすべてcfmで大いに楽しませていただきましたので、奮発して$14.5、合計$20(3,000円ほ ど)お贈りいたしました。


    3.5MHz運用:
    27日夜〜28日朝にかけて、3.5MHzの運用をしましたが、日中のセット時には問題がなかったSWRが、本番で SWR4程度に急上昇していました。夜はほとんど入感しませんでしたが、朝方は西方向がEUも含めよく入感しました が、50Wで、SWR4という状況なので、届くはずもなく交信はASロシア1局だけ、お目当てのWWA局も入感しま せんでしたので、WWAは80mなしでのアワードとなります。3.5MHz関係はこちらにまとめています

    28日は朝7MHz、朝のUSAパスでVT(バーモント州)をwkd/cfmし、WASが+1で残り2州(デラウエ ア、ノースダコタ)になりました。例年どおりなら春にかけてUSA方面はハイバンドで朝のパスがでてくると思います ので、今春で何とか稼いでWASを完成させたいところです。

  • 30日朝/LotwからDXCCの申請を提出しました。新たに10/21 /24MHzのバンドDXCC(100)が受賞、トータルDXCCは171エンティティとなりました。ARRLでも 30日付(日本時間31日深夜)で承認されました。$89.48で今のレートならおおよそ13,000円ほどです。 毎度のことですが円安は手痛いですが、これで10-28MHzまでの全バンドDXCC100を受賞しましたので、と りあえず一区切りです。次の目標は、MixedのDXCC200(+29エンティティ要)、7MHzのバンド DXCC(+40エンティティ以上要)ですが、JCCと同じくポイントを増すにつれてだんだんNewが増えなくなっ てきますので、この先は長そうですが、残り約2年のサイクル25の期間中には達成したいと思っています。





 
 

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