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   ▽ 5MHz(60m)バ ンド運用

  

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  5MHz (60m) バンド運用

 2024-02-27 作成
2024-03-25 8訂

  • 日本ではまだ利用できませんが、私はアメリカのFCCライセンスを受けていますので、ア メリカのレンタルシャックサービスにて5MHzを運用しています。その結果や感想などをこのページにまとめておき、 いずれ来るかもしれない日本での解放の時の参考となるようにするのがこのページの目的です。

  • なお、レンタルシャックサービスでの運用であるため、送信機(リグ)や、アンテナ 等のハードウェアについては既に設置されているものを使っていますので、その部分は未知数です。あくまで、季節ごと の電波伝搬や運用局数等の運用の記録となります。


5MHzバンドの概要

  • 2002年にITUによりアマチュア無線の利用が新たに認められたバンドです。 私が5MHzを運用しているアメリカ合衆国は、2003年7月からの割当(解放)国です。当初は各国の裁量によりアマチュア に二次業務として割当しても良いという程度のものであったので、こ の初期の制度は各国によりそれぞれ決定していたため、異なるものでした。
    その後、2015年のWRC-15が採択されたことにより、5MHzは「5351.5〜5366.5 kHzまで」のバンド(周波数帯)として確保、空中線電力はEIRPで15W と されたことによ り、世界共通の原則ルールが出来、これに倣ってアマチュアに割当(解放)する国が増えてきています。ただし、この5MHz帯をアマチュアに実際に割当する かやその条件は最終的には各国政府の裁量と責任となっており、3kWを許可する国もあれば、日本のように未だ割当の 目途すらなく運用できない状況の国もあります。
    WRC-15以降も依然として二次業務(一次業務に混信を与え てはならず、保護も要求できない)です。WRC-15は世界共通のルールが出来たという点では評価できますが、空中線電力においてはかなりの制限を課して おり、一概に良いとは言い難いものです。

  • 周波数の割当や出力は各国ごと又は後に採択された2015年のWRC-15に準拠 してい るか 等により異なります。

    • 指定(チャンネル)周波数制
      初期からの割当国に多いタイプで、指定の周波数とモードのみが使用可能なものです。
      アメリカの場合:5つのチャンネルと、全チャンネルでモールス(150HA1A)、USB電話 (2K80J3E)、データ(2K80J2D)が使用できます。
      5MHzは米国政府関係で一次業務として利用されているため、アマチュアには政府局と干渉が起こりにくい周波数 がチャンネルとして選定されています。
      電話は、LSBではなく、USBである点、指定(チャンネル)周波数に対して2.8kHzの帯域幅を厳守しなけ ればなら ない(一般的なアマチュアバンドのような帯域では割り当てされていないことが違いです。二次業務で、自動制御 (無人運用)は 認められておらずコントロールオペレータの監視下で運用を行う必要があります。また、一次業務局への混信保護などの目的もあり、特にデジタルモードでは連 続送信時間も留意する必要があります。当初USB電話のみで50Wでしたが、 2012年3月にUSB電話+CWとデジタルモード(2.8kHz以内)で100Wに増加しました。
      出力100W ERPは実行放射電力ですので、リグの出力電力ではありません。アンテナから放射される電力が100Wを越えなければ良いので、アンテナの効率が悪く 100W以下の放射であれば、リグから100Wを超える電力で送信しても良いですし、逆にゲインの良いアンテナ で100Wで送信するとアンテナから100Wを超える電力が放射される場合は、100W以下になるようにリグの 出力を減力する必要があります。
      注:チャンネル制を採用している場合でも、指定周波数は国ごとに異なっているため、割当されている全ての周波数 で 双方向国際通信を運用することができるとは限らない点、注意が必要です。また、チャンネルと帯域を併用している国もあります。

    • 帯域制(WRC-15準拠)
      2015年に新たに採択されたもので、一般的なアマチュアバンドのように帯域として5MHz帯(
      5351.5〜5366.5 kHz)を設けたものです。標準が出来たということで、この制度に準拠し て5MHzの割当を開始した国は多くありますが、アメリカを含んだ当初からの割当国では、今現在でもWRC- 15に準拠せず、チャンネル制を維持して いる国もあります。帯域 制になると連続した周波数で帯域内なら自由に選択できますが、チャンネル制だったころの周波数の一部は召し上げになり、利用でき なくなる欠点もあります。国によっては、帯域制でもWRC-15に準拠しない帯域となっていることもあります。

      WRC-15では、モールス信号:(200Hz幅)5351.5、オールモード及びUSB電話(2700Hz 幅):5354/5357/5360/5363、超狭帯域及び超微弱信号(20Hz 幅):5366〜5366.5をバンドプランとしています。電力は15W EIRPですが、国によっては3kW(ソマリア)、1.5kW(
      トリニダード・トバゴ)、1kW PEP(グレナダ)、400W PEP(ケニア)等、ハイパワーを許可しているところもあります。

    • 注:アメリカでも2023年末に帯域制への移行の検討が開始されています。現 在のFCCの提案は、現在 割当されている周波数は5357kHz以外は使用不可、WRC-15に準拠した帯域を新たに割当(その中に 5357kHzのみが含まれる)、電力は9.15W ERPに減力するというものですが、ARRLが現在の周波数は維持、WRC-15準拠の帯域も割当、電力も100W ERPを維持で提案しており、議論の行方を注視する必要があります。


  • アワード
    今のところ、DXCCを含む主要なアワードは60mバンドは対象外になっています。これは未だに60mを利用できな い国が多数あることなどが理由のようです。ただし、CQ WPXのみ60mアワードが発行されています。





運用

  • 簡便に、アメリカのアマチュアに許可されている周波数とWRC-15がラップする 周波数は、前述のとおり5357kHzのみとな りますので、事実上のDX周波数となります。ただし、この周波数を許可していない国(南アフリカ、アイルランド共和 国等)も一部ありますので、完全なDX周波数というものではありません。周波数が合致せず、スプリット運用をしなけ ればならないこともあります。

  • 基本的に7MHzと近い感じで、日照の有無で伝搬が決まります。昼間は電離層の反 射効率の問題もあり、近距離通信です。夜間は日没している範囲とその近傍に概ね伝搬します。7MHzと違い、夜間の 近距離スキッ プが生じにくいことから、非常通信等に最適であり、政府関係が好んで利用している周波数帯とされています。





運用記録

  •  当局の5MHz帯初オンエアーは、2023年04月21日、W1/FN51/マサチューセッツ州 (MA)/バーンスタブル(Barnstable)から、5357kHz/OK1FAK(チェコ)の局 で、この日は全10局と交信しました。2023年はこの最安のバーンスタブル局からのリモート運用が多かったのです が、この 局はオーディオが遅延する、送信後に受信が突然聞こえなくなる不具合があり、運営に報告もしていましたが改善されず、私も自然とほとんど利用しなくなり、 しまいにはいつ の間にかしれっと廃局になってしまいました。

    ↓ 5MHz ファーストQSOのQSLカード



  •  現用のメイン運用局は、
    • W1 チャップリン(Chaplin):FN31/コネチカット州(CT)/ウィンダン(Windham) 100W
    • W4 ウィルケスボロ(Wilkesboro):EM96/ノースカロライナ州(NC)/ウィルケス(Wilkes) 100W

      W4
      ウィルケスボロから見て、 W1チャップリンは東に約 500km、直線距離は北東方向約1000kmの位置にあります。


  •  時間については、どちらの局もアメリカ東部時間(ET)で、UTC-5 時間が基本ですが、アメリカはサマータイムがあります。3月の第2日曜日から11月の第1日曜日まで、 (EDT)UTC-4時間になります。基本的にこのページではUTC表記ですし、1時間程度のズレですので あまり問題にはならないと思っています。


  •  上記以外にも操作できる局は多数ありますが、いわゆるトップガンで料金 が高いのであまり5MHzでは使わない(どっちみちERP100Wなので60mでは八木アンテナなどは使用 できず、トップガンでも意味がない)と思いますので、使った時は個別に記載します。


  • しばらくの目標は、60mで唯一受賞できる、CQ WPXの60mエンドーズメントです。60mエンドーズメントは175プリフィックスと割と軽めですが、基礎となるWPXアワードはデジタル特記でも 300プリフィックス必要です。AJ6ZTではこの300プリフィックスをすべての60mで完成させたいと 思います。あとは、自己DXCC100も目指しています。WKDリストはこ ちら

  • 2024-03-25/04UTC/W4ウィルケスボロから運用
    日本時間13時、現地はサマータイムで0時です。いつもの局が空いていましたので、20分ほどですが運用で す。主な目的は、現在ペディション中のレソト王国の5MHzのQSOです。23日にもQSOできました が、-22dBで尻切れとなってしまいましたので、2nd QSOです。今度は強めの-15dBで入感しており、5分ほどで呼んで頂けました。後からClublogで確認したら、23日もcfmになっていましたの で、結果としては保険になってしまいましたが。他、コールして頂いた4局(うち、ウクライナがBand NEW)とQSO後、QRTしました。


  • 2024-03-25/00UTC/W1/Skowhegan/FN54 /ME/Somersetからの運用
    日本時間9時、現地はサマータイムで20時です。狙っていたTY5C(ベナン、8000km)の5MHz運 用のみの参加です。TY5Cが5MHzに出てくれているのは知っていたので、虎視眈々とねらっていたのです が、ちょうどいい時に出勤日で何もできなかったり、USAへの伝搬がないヨーロッパへのサービスQRVだっ たりと歯がゆい思いをしていたのですが、ついに捕まえてwkdです。
    いつもの愛用候補局($0.19/分)がすべて使用中だったので、利用料金が約2.5倍の$0.49/分か らのQRVです。同じQTH、GRIDで昨年Athens局を利用していた記録がログにありましたがこの Athens局も今はなくなっており、QTH等が同じことから多分後継の局だと思いますので、初利用です。
    春分の日を過ぎましたので、グレイラインが内向きにまがってきましたね。これから北半球では昼の時間が長く なります。伝搬はいつもの暗いところ伝搬です。料金2.5倍なので、TY5CとQSO後は即刻撤退しまし た。


  • 2024-03-22/04,06,23UTC/W1/Jonesport /FN64/ME/Washington、W7/Phoenix/DM34/AZ/Yavapai、W4 ウィルケスボロから運用
    5MHzの調査が主ではないので記録のみの番外編です。ペディション中のTY5CやT32EUの 3.5MHzをやってみようと思い、いつもの局から100Wでコールしたのですが、全然応答なく、QROし ました。TY5CはW1/$1.25/分の1.4kWトップガンから呼んだところおおよそ2分で応答があり ました。SNも-03dB(約8300km)です。1.4kWの威力はすごいですね。他局が呼び続けてリ ターンのない中、サクッと取れてしまいます。T32EUは西海岸側ということで地理的に近い W7/$1.25/分のトップガンで運用しましたが、こちらも公称は1.5kWのはずですが、3.5MHz は750Wしか出ませんでした。それでも3.5MHzで9000km先に+10dBで届いているのですから なかなか強力です。他は、23日の05UTCごろまでMSHVの運用テストを兼ねて断続的にW4ウィルケス ボロから5MHzの運用をしましたが、あまり5MHzのコンディションが良くなかったので、3.5/7 /10MHzのローバンドを巡回してQSOしていました。


  • 2024-03-16/07UTC/W4ウィルケスボロから運用
    日本時間の朝9時に運用したので、今日は課金の問題もありますので運用しないつもりでしたが、ペディション 中のJ38R(グレナダ)が、5MHzにQRVを開始したので、緊急運用です。日本時間は16時、現地時間 は深夜2時です。

    J38RはJAからはカリブの難所ですが、アメリカからだと3000km程度ですのでご近所です。6コール (5分)でピックアップしてもらえました。
    その後、ペディションを終えた局とそのまま5MHzでQSOをしつつ、J38Rの14MHzにもアメリカか らついでにしれっと参加。こちらは少々手こずりましたが、それでも10分ほどでピックアップしてもらえまし た。14MHzの方ではJ38Rを呼ぶJAが多数入感していました。
    伝搬は、3月2日の16時の運用と同様で、日照エリアであるヨーロッパに入感しているし、QSOもできまし た。ペディションのQRMの原因にもなるので、呼ばれ終わったタイミングで速やかにQRTしました。


  • 2024-03-16/00TUC/W4ウィルクスボロから運用
    日本時間は土曜日の朝9時、現地は金曜日夜20時です。日の入り30分後ぐらいからの運用です。
    5MHzは伝搬はしているようですが、参加局が少ないようであまり入感はありませんでした。そこで、ローバ ンド全体の伝搬テストを行ってみました。アンテナと出力はすべて同じ(100W and OCF @ 100’ at ~2000 ASL
    です。
    5MHz

    1.8MHz

    3.5MHz

    7MHz

    10MHz

    ざっと見てみてもその違いは分かりやすく、 1.8/3.5MHHzは明らかに近距離に対し、7MHzより5MHzの方が若干良さそう、10MHzはア フリカや南米にも伝搬していて、抜群に良いですね。同じアンテナと出力でもこれだけ違います。 1.8/3.5MHzは100Wでヨーロッパはなかなか辛そうです。


  • 2024-03-15/11UTC/W4ウィルクスボロでワッチ
    日本時間は金曜日の20時、現地は金曜日朝7時です。夏時間が始まっていますので、UTC-4時間です。現 地の日の出は07:33ですので、あと30分ほどで日の出という時間です。ワッチしてみましたが、入感局0 でしたので、5分で波を出すこともなく撤退しました。


  • 2024-03-10/10UTC/W1チャップリン、W4ウィルクスボ ロから運用
    日本時間は日曜日の19時、現地は日曜日の朝6時です。日の出まであと1時間という時間帯です。オセアニア 方面狙いの運用でしたが、QRVしている局もほとんどなく閑散としており、10分ほどの運用で入感していた USA2局のみの交信でした。CQを打ってもコールなしです。ヨーロッパは完全に日照エリアで、伝搬はして いません。オセアニア方面狙いには最適な時間ですが、QRVしている局がなければどうしようもありません。 今日はJAのSWL局がいませんでした。こうやって世界地図を見ると、太平洋って本当に広いですね。オセア ニアはオーストラリアのタスマニア(現地21時)、ニュージーランド(現地23時)からのレポートはありま した。日曜の夜なのでもうお休みになっているのかもしれませんね。


  • 2024-03-09/23UTC/W1 チャップリンから運用
    日本時間は日曜日の朝8時半、現地は土曜日18時半です。日没後45分程度ですが、レポーター上ではグレイ ラインがかなり進んでいるように見えます。先週の日本時間朝7時の運用では、W1からヨーロッパへの伝搬が 悪かったようですが、今日はかなり良いdBでした。先週はペディションとかぶっていたのが、どうやらdBの 悪かった原因のようです。GL上の距離は1,800〜7,600kmです。日没エリアにはよく伝搬していま す。少し参加局が少な目でしたが、テンポよく交信できました。比較対象として、ついでに10MHzで TY5C(MPJ局ではATNOになりそう)をwkdしましたので、そのレポートも重ねてみました。概ね 10MHzと同じ伝搬ですが、日照エリアへの伝搬が10MHzの方が若干よさそうです。


  • 2024-03-09/02UTC/W4ウィルケスボロから運用
    日本時間は土曜日午前11時、現地は金曜日夜の21時頃です。交信すれば1stとなる局がほとんどでした が、 QRVしている局自体が少な目で、終始落ち着いてQSOでき、パイル気味な感じもありませんでした。現地 USAの方も起きていらっしゃる時間ですので、QSOもできました。前回のパイルは07UTCのQRVで、 ヨーロッパが早朝でしたが、今日は伝搬の中心となるヨーロッパが多分深夜だから参加局が少なかったのでしょ う。NewエンティティとNewプレフィックス局を中心にQSOしました。GL上の距離では、 212〜7,800kmでまあいつも通りの夜伝搬です。



  • 2024-03-02/22UTC/W1 チャップリンから運用
    日本時間は日曜日朝7時、現地は土曜日17時頃で、いわゆる黄昏時(日の入り)を狙っての運用で す。W1の日の 入りは17:42の予報でした。
    20UTCと同様、ペディションを呼ぶヨーロッパからの入感が多いですが、日没迫っているので、こ ちらからのパスもあるようでコールすると応答もあります。ただし、まだあまり伝搬状態が良くない か、ペディショ ンのコール局と混信しているのか、-20dB台とSNが非常に悪いです。入感はだいたい-10dB 付近でした。


  • 2024-03-02/20UTC/W1 チャップリンとW4 ウィルケスボロから運用
    日本時間は朝5時、現地は夕方15時で日没3時間前です。2/29に同じパターンで運用しています。交 信できたのは近場のUSA1局のみです。レポートがあったのはだいたい1400km圏内ですが、そのエ リアの外(米西海岸)には受信局もほとんどないので、不明ですが、少なくとも2/29と同様に、やはり ヨーロッパには届いていません。SNを見ても多分典型的な7/10MHzの日照伝搬です。カナダもコー ルしましたが応答なし。W4からはカンボジアのペディションを呼ぶヨーロッパ局が10局ほど入感し、 ヨーロッパ方面でCQを出していた局も居ましたのでコールしてみましたが、応答なし。もちろんペディ ションは見えませんでした。日没エリア→日照エリアには若干飛びそうですが、逆の日照→日没にはこの時 間ではどうやらまだ届かないみたいです。
    JA3エリアに5357の受信局が居ました。しかし、残念ながらレポートはなし。



  • 2024-03-02/07UTC/W4 ウィルケスボロから運用
    W4からの予定でしたが、先客がいましたので、W1からの運用です。W4に比べて少しヨー ロッパ方面に500km程度近くなりますが、出力は同様の100Wです。
    日本時間は16時、現地は深夜2時ごろで、まぁ生粋の現地人なら眠っている頃でしょう。
    そんな時間帯もあってか、約30分の運用時間中、ヨーロッパから呼ばれまくりでした。ヨーロッパは土曜日の 朝方ですね。途切れることのないパイルを頂き、ありがとうございました。課金の問題もあるので、区切りがつ いたところですぐに「AJ6ZT QRT TNX」を送信して、撤退しました。
    予想外だったのが、ヨーロッパは既に日照時間なのに5MHzがしっかり伝搬しているということでした。SN も双方ほどほどの感じで、+dBもぼちぼちあったぐらいなので、ギリギリの交信という訳でもありませんでし た。こういういい方向に予想が外れるところが自然を相手にしている感じがあって、面白いですね。
    Grid上での計算では、概ね5,800-7,600kmのエリアと交信できました。



  • 2024-03-02/04UTC/W4 ウィルケスボロから運用
    日本時間は13時、現地は23時ごろで、おおよそ日没範囲の中心の時間帯です。西に日没範囲が移動している 分、ハワイも入感するようになりました。今まではRHRのデスクトップコンソールからのFT8でしたが、や はり扱いにくいので、今回の交信からCAT/DAXを経由してローカルPCのJTDXで直接交信に変更して います。
    Grid上での計算では、概ね1,000-8,600kmのエリアと交信できました。


  • 2024-03-02/01UTC/W4 ウィルケスボロから運用
    日本時間は10時、現地は20時で日没後2.5時間ほどです。日没後間もないので暗い範囲が東にあり、ヨー ロッパ方面がよく入感します。SNも比較的良いです。



  • 2024-02-29/20UTC/W4 ウィルケスボロから運用
    日本時間は朝5時、現地は夕方15時(日没3時間ほど前)の伝搬です。日照時間のエリアの受信局が少ないの で何とも言えませんが、ヨーロッパ方面は暗いので、受信局がありますがレポートなしでしたので伝搬していな いようです。


  • 2024-02-29/11UTC/W4 ウィルケスボロから運用
    日本時間は20時、現地は朝6時で夜明け1時間前の伝搬です。オセアニア方面(暗い範囲)でそれなりに伝搬 しています。


  • 2024-02-25/05UTC/W4 ウィルケスボロから運用
    日本時間 は14時、現地は深 夜0時ごろ、春分が近いので、どこの地域も概ね6-18時が日照時間ですので、現地0時はちょうど日没 範囲の中心あたりに現地が来ているぐらいです。この日没範囲だと太平洋の島しょ地域とヨーロッパの両方 に伝搬があります。



忘備録

 AJ6ZTリモートコントロール用の忘備録です。同じRHRのリモートサービスをお使 いになるな ら参考になるかもしれませんが、ここから下は5MHzの話題とは直接関係ありません。このRHRの利用についての質問等 は当方では受け付けられませんので、直接RHRサポートにお尋ねください。

  • RHRデスクトップアプリの準備
    https://update.remotehamradio.com/desktop/download


  • Flexradio
    https://www.flexradio.com/software/smartsdr-v3-5-9/
    Supported SmartSDRのバージョンを確認後、同じバージョンのSDRをインストールする。


  • 起動手順
    RHRデスクトップアプリを起動
    Smart CAT/DAXを起動(SDRは起動不要)
    RHRからFlexTestへ接続
    CAT/DAXをそれぞれ接続(うまくいかないときは「Web DX」を切換してみたり、ソフトを再起動してみる)


  • JTDX初回設定
    起動前に、環境を分けるために新しいJTDXのショートカットを作って、パスに
    「C:\JTDX64\159-32A\bin\jtdx.exe --rig-name=AJ6ZT」を追加すると、既存の設定を変更せず専用の設定が起動でき る。
    ログ等も分割される。
    赤枠の部分に注意して設定する。


  • RHRの設定(毎接続ごとに要確認)
    1)RHR上のSDRで、TX DAX onになっていないと、オーディオが送信されない(下部のPowerも振れないので波が出ない)。
    2)RHR上のSDRで、DAX1になっていないと、オーディオが入力されない(聞こえない)。
    3)5MHz運用の際は、うっかり防止のため送信のBWを2.8kHz以下にしておくと安心(アメリカでは 2.8kHzまでしか法的に不可)
    4)受信のBWも2.8-3kHz程度になっているか確認する(直前の使用者の設定が残っていて極端に狭くなってい ることがある)

  • 他の注意
    HAMLOGは別のコールサイン用をインストールする。
    JT_Linkerはログディレクトリを毎度手動で変更する。(JTDXを別の設定用に分離した場合)
















 

 

 

 

de JQ2MPJ 湯浅 徹

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