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U.S.
FCCライセンス
2022-12-26 作成
2023-02-05 4訂
勉強方法
要点まとめ
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1.クエスチョンプールを完
璧に丸暗記すれば合格(笑)
2.試験はクエスチョンプール通りの「英語」で出題される。辞書や翻訳は使用禁止。
3.電卓は使えるので簡単な計算なら丸暗記より計算した方が間違いは少ない。
4.初手では、日本語に翻訳しつつ、問題と選択肢ニュアンスを徐々に掴んでいく。
5.似たり寄ったり、いわゆる「ひっかけ問題」は、特徴をつかんでよく対策する。
6.なるべく早く英語のみに移行し、キーワードが浮かんで見えてくるようになるまでクエスチョンプール
をやり続ける!
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- クエスチョンプールの問題と解答の組み合わせを丸暗記出来れば、合格でき
ますが、我々日本人にとっては母国語でない英語で出題されます(日本語試験はありませんし、翻訳や辞書の使
用も認められません)ので、ある程度の 英語力を身につけるところから始めます。
- とはいっても、英語ですので、日本人であれば程度の差はあれ英語は学習し
ていますから、アルファベットや簡単な単語は認識できますし、アマチュア関連の用語はもともと英語のものも
多いので
自然に身についているところもあるとは思います。韓国語とかアラビア語ならもうお手上げでしたが。
- 私の勉強法
- 1.HamstudyのStudyモードを使用、各
Subelementごとの出題に絞って、まずは英文を読んでみる。
- 2.意味が分からなければGoogle翻訳で翻訳して意味をつかん
で、解答してみる。
- 3.翻訳しても分からない問題は、解答を見る。
- 4.これを繰り返し、SubElementごとにSeenが100%
なるまで頑張る。
- 5.Seenが100%になると、全てとりあえず一度は見た問題には
なるので、次は適性が80%になるまで反復繰り返します。なるべく翻訳は使わないようにします。
- 6.適性が80%になれば、とりあえず次のElementに進みま
す。
- 7.これをElement1-0まで全て続けます。
- 8.StudyモードのAll出題で、実力をつけます。なるべく翻訳は使わないようにします。
- 9.ほぼ正答できるようになってき
て、なんか同じ問題ばっかり出てくるなと思ったら、模擬試験モードをやります。
できるだけ多くやってください。ここで間違えた問題は、後のStudyモードで嫌になるほど出題される
ようになるので、苦手問題を抽出する模擬試験と思ってください。
- 10.5〜10回程度模擬試験をやってから、Studyモードの全
Elementで、誤答問題を復習します。hamstudyでは、誤答した問題が"しつこく"(優先的
に)出題されるようになっているので、問題文チラ見で解答できるようになるまで復習できます。本当によ
く間違える苦手問題 は、一度翻訳して題意もしっかり復習します。
- 11.適宜、模擬試験とAll Studyを繰り返します。
模擬試験で30点以上取れるようになり、Studyモードも同じような問題しか出てこなくなったら、
qrz.comの模擬試験に移ります。1週間前ぐらいが良いでしょう。この時点でAll
Studyの適性は95%以上になっていると思います。
Hamstudyは正答率の高い問題はほとんど出てこなくなるため、学習初期の方で正答した問題などの
復習が不十分になりがちだからです。
なお、CBTがExamToolサイトの場合、実際の試験での表示は選択肢がかなり横長になる
qrz.comの方が近いので、表示慣れするためにも、qrz.comでやる価値があります。(表示が
ボックスから横長になっただけで、結構戸惑います)
- 12.qrz.comの模擬試験をひたすらやります。意外と、え?こ
んな問題あったっけ?という久しぶりの問題にも出くわしますので、それをしっかり復習します。
- 13.qrz.comで14回ほど模擬試験をすれば、一回りするはず
です。
- 14.一回りしたら、hamstudyとqrz.comの両方をやっ
て、試験当日までなるべく多くの問題に触れておくようにします。それぞれで出題される問題が違うので、
並行がより効果的です。
- 初期段階での、一通り目を通すの学習は、よく頑張っても1日で
やれるのは半分程度が限界かと思います。私は、テクニシャンとジェネラルは、Element1-5と6-0を
各1日づつ、計2日かけ、エクストラは4日かけてまずは全て目を通しました。
- テクニシャン
- 初級の試験なので問題文も短く単純なので、英語のまま初見でもあ
あなんとなくわかるという手ごたえもあります。
- 英語のままでは意味が分からな
くても、日本語に訳すと案外なんてことないアマチュアなら常識な問題も多いです。
- しかし、難解な専門単語や、日
本ではなじみの薄い事項、アメリカの法規などは学習していくしかありません。
- 高さや長さは、
feet(フィート)ですが、波長はアマチュア共通でメートルです。
- テクニシャンの問題に慣れてい
くうちに、主要な単語や文法は自然と身に付きます。
- 選択肢もそう似たり寄ったりの
ものもありませんので、ある程度問題文を読んでニュアンスを掴めたら、該当する選択肢が浮かん
でくるようになります。選択肢も完全に理解する必要はなく、大まかな意味と主要な単語
(hamstudyでは、太字で示されます)をしっかり覚えればよいです。
- 模擬試験のスコア(12月
14〜25日)
ほぼ満点の頭打ちです。たまに問題の当たりが悪いと落ち込みますが、それでも32点あります。
- スケジュール
- 12月03日 テクニシャ
ン勉強開始 EubEle0-4
12月04日 EubEle7-0
12月05日 EubEle5-6、問題練習
12月07日 模擬試験開始、受験申込
模擬試験では初回から合格点を常に超えていて、意外と結果がよかったので、
ジェネラルの勉強も検討してみる。
12月09日 ジェネラル勉強開始 EubEle1-5
12月10日 EubEle6-10
12月11日 模擬試験開始(テクニシャンと並行)
12月17日 QRZの模擬試験も手を付けてみる
12月25日 試験日(テクニシャン、ジェネラル共に満点合格)
- ジェネラル
- 中級の試験ということで、問題文、選択肢ともに若干長く複雑に
なっています。
- 選択肢も他の問題のものを流用(当然解答は違う)したり、あきら
かに数字や用語違いなどでひっかけに来ていると感じられる問題も増えてきます。数字違いや単位にも
気を付けるようにします。
- ですが、そこまで気張る必要もなく、日本語に訳すと案外なんてこ
とないという問題もあります。
- 模擬試験のスコア(12月15〜25日)
テクニシャンほど満点はでませんが、30点以上は取れています。
- エクストラ
- 上級ということで、全問題のおおよそ75%が無線工学
になります。
- 無線工学が中心になると、用語
が難解で、他の問題と記憶も混ざりやすくなり、暗記もかなりつらいものがあります。
- 問題文、選択肢ともに長文な出題が目立
ちます。問題文や解答を翻訳しても見当すらつかない問題が目立つようになります。
- 似たような用語や選択肢もかなり目立ち、問題のニュアンスすら掴
むことが難しくなってきますので、十分に対策する必要があります。
- 構成
- SubEle1 6Groups 法規 /
かなりニッチな法規です。2200m
PLCとの干渉や環境保護区での運用、国境の位置問題などザ、アメリカ国内法規です。相互運用(CEPT等)が出始め
るのも上級ならではです。ExtraはVEの中心となりますので、Generalではさらっとしか出題されなかったVE関係の問題がかなり深くなっていま
す。内容はニッチですが、特徴的な問題が多く、他の問題とは混ざりにくいので暗記学習としては
比較的簡単です。
- SubEle2 5Groups 運用方法(マナー) /
WSPR、
SSTV、Paket、APRS、Sateliteあたりが出題されますが、比較的簡単です。
- SubEle3 3Groups 電波伝搬 /
このSubEleから、普段見 慣れない英単語が続出しますので、苦戦し始めます。
- SubEle4 5Groups アマチュア技術 /
送受信機の構造、操作、調 整、電波障害関係の問題です。
- SubEle5 4Groups 電気 /
電気回路の問題です。苦手 分野です。
- SubEle6 6Groups 電子回路 /
こちらも、もろ苦手分野です。
- SubEle7 8Groups 実用回路 /
ExtraのSubEleでは最多の問題数です。論理回路やフィルターなどの問題です。どち
らかといえば苦手分野です。
- SubEle8 4Groups 変調 /
日本の
試験なら1陸特あたりに出てくる多重通信関係や帯域幅などの問題が中心です。日本のアマチュア試験では出てくることのない事柄も多く、苦戦
しやすいです。
- SubEle9 8Groups アンテナ /
アンテナと調整関係です。単純なアナライザ程度のものではなく、上級らしくスミスチャートな
ど出てきますので気を抜けません。
- SubEle0 1Group 安全 /
電波防護、非常発電、避雷など。難しくはありません。
- 模擬試験のスコア(12月29日〜1月6日初めの頃、詳細はスケ
ジュール欄に記載)
前半のあたりは、問題を一通り回した後に何度かやってみたものですが、かなり不合格寄り(1回落ち
てるし)で、その原因はやはり「似たり寄ったり」や「引っ掛け」で落としている。
中央あたりで突然レンジが上がったのは、31日の特訓の成果
終盤の頭打ちあたりは、誤答常連問題の用紙出力&確認の成果
- スケジュール
- 12月25日 SubEle1(法規)だけやってみた
- 12月26日 SubEle0だけ(問題数が少ないから)
- 12月27日 SubEle1と0の復習だけ(ここまでまだ
勤務日)
- 12月28日 年末年始休暇に入ったので、
SubEle2,3,4,5,8(問題数少なめのを まとめて)目を通す。
- 12月29日 EubEle6,7,9(問題数の多くてウエ
イトの高い部分)で、約600問一 通り目を通せた。
模擬試験トライするも、何度かやってみて、45-33点でかなり不安定。
- 12月30日 模擬試験をやりつつ、似たり寄ったり問題の把
握と抽出勉強
- 12月31日 qrzの方で各SubEleのクエスチョンご
とにとにかく反復練習
選択肢みたら即反応できるようになるまで特訓!
以降の模擬試験では、特訓の甲斐があり、5点以上レンジが上がった。(上のスコア
の中央あたり)
長時間PC画面と格闘しているので、さすがに眼精疲労がたまり、目の上が痛み出
す。おでこにサロンパスを貼って何とか乗り切る(意外とサロンパスが気持ちいい)。
- 01月01日〜01月03日 レンジは上がったが、まずは
「絶対45点以上目標」に対して、
44点もたびたび出現、満点もほとんど出ない(上のスコアの中盤あたり、qrzでも36回も
やって満点なし)。HamStury、qrz、
ARRLの3つのサイトで模擬試験を繰り返し。模擬試験
を繰り返すもやはり似たり寄ったり(誤答多い)問題に毎度引っ掛かる傾向がある。
- 01月04日 休暇も今日で終わりなので、一区切りつけるた
め、最終的
な誤答常連問題の更なる潰しこみ
(約40問、用紙に出力した)、40問も常に誤答問題があったので、これが運悪く全部出た
らボロボロの不合格だと思うと恐ろしく、更に詰めていく。
- 01月05日〜 似たり寄ったり(誤答多い)問題の潰しこみ
が功を奏し、満点も
出るようになり(上のスコアの終盤あたり)、安定してきた。やはり600問もあるので度々の誤
答はあるので都度記憶を正していく。
平日は、朝ARRLとQRZで2回、昼休みと夜にHamstudyで各1回の計4回の模擬試験
をルーチンにしてやり、反復練習とさぼり癖がつかないようにする。
休日は、平日以上の量の模擬試験と、HamstudyのStudyモード(誤答問題復習)をや
る。
(休日は8回程度模擬試験をやった。)
いわゆる過去問
試験なので、妥協せず「満点目標」を掲げ、このルーチンを試験日まで続け、
47点以下はない状態まで追い込んだ。
- 01月18日 試験開始13時30分→18時に変更す
るというメールが届いた。試験としてはかなり遅めな時刻なので脳が疲れてしまっていないか
という点は心配であったが、仕事後の毎日最終19時ごろの模擬試験もそこまで点数が悪化し
たりはしなかったので、まぁ影響はそう大きくはないが、時間が遅いので家人に迷惑がかかる
のと、試験部屋の復旧(片づけ)をかなり最小限に絞らないといけないなとは思った。
- 01月29日 試験日当日でも、相変わらず間違いやすい問題
にまたひっかかったが、出題確率は10分の1だし、別に満点でなくても合格ではあるので、最後
はそこは出ないことを祈った。
結果は、エクストラ満点合格であった。これでおおよそ2か月間のしかかっていた肩の荷がようや
く下りた。受験日の詳しい記録やその後は「受験記」
へどうぞ。(完)
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