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U.S.
FCCライセンス
2022-12-26 作成
2023-01-08 3訂
ア
メリカのアマチュア無線資格制度
要点まとめ
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1.種類は、3段階ある。
Amateur Extra(アマチュア エクストラ/上級)
General(ジェネラル/中級)
Technician(テクニシャン/初級)
2.FCCというアメリカ政府の組織が管轄している。
3.アメリカでは下級になると周波数の制限が厳しい。
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2.FCCというアメリカ政府の組織が管轄している。
- アメリカでは、2022年現在以下の3
つのオペレータクラス(従事者資格)があります。
アメリカと日本のオペレータ(無線従事者)資格の比較
レベル
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アメリカ
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日本
国内のみなし資格
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上級
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Amateur Extra
全バンド/全モード/1.5kw
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第一
級アマチュア無線技士
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Advanced(旧資格)
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第二級アマチュア無線技士
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中級
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General
ほぼ全バンド(HF制限有)/全モード/1.5kw
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第二
級アマチュア無線技士
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初級
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Technician
50MHz以上/全モード/1.5kw
HFごくわずか/SSB,CW,Digital/200w
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第四
級アマチュア無線技士
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Novice(旧資格)
Technician(1991年頃までの旧制度)
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第三級アマチュア無線技士(制限あり)
第三級アマチュア無線技士
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- 下級になるにつれ、日本では主に電力が制限されていきますが、アメリカで
は主に周波数が制限されます。
- Amateur Extra(アマチュア・エクストラ) 最上級資格
- 右に出るものなしの最上級資格です。
操作範囲は
ITU、FCC規則内であれば制限はありません。全バンド、全モード、1500Wです。
注:135kHzは1w、472kHzは5w、5.3MHzは100w、10MHzは200w、
ビーコンは100w、2次業務の場合は1次業務を妨害しないなどITUやFCC規則によるアマチュ
アに対する制限は受けます。
- エクストラは、全てのアマチュア試験のVE(ボランティア試験
員)になることができます。
- 日本でも1アマ相当として通用
する最上級資格で、1アマ
の操作範囲で日本のアマチュア局の無線設備を操作することもできます。
- General(ジェネラル) 中級資格
- DXerへの登竜門となる資格
です。
操作範囲は、HFに一部周波数制限
(3.5/7/14/21MHzのバンドの中の一部分が使えない)はありますが、その他はエ
クストラと同じくFCC規則内の1500wです。HFも全バンドにほぼ出られるので、DXerにはこのクラスが最低必要です。
VE資格と周波数制限を除けば、アマチュア局で操作できないものはありません。
- ジェネラルは、Element2(テクニシャン)試験のVEにな
ることができます。
- 日本でも2アマ相当として通用
し、2アマの操作範囲で日本のアマチュア局の無線設備を操作することもできます。
- Technician(テクニシャン) 初級資格
- V/U運用者向けの初級資格です。
操作範囲は、50MHz以上はエクストラと同じ。
HFは、ほとんど使えず、21MHzのごく一部CWのみと28MHzのごく一部
SSB/Digitalを、200Wで操作できます。他にもFCC規則
上、ジェネラル以上でないと許されない特殊な運用方法などの制限はあります。
- 日本でも4アマ相当として通用
し、4
アマの操作範囲で日本のアマチュア局の無線設備を操作することもできます。
注:旧制度によるテクニシャンクラスは、3アマとして通用します。(1991年2月14日まで
の取得者や所定のCW試験の合格証明書を有する場合)
- Novice(ノビス、制限つき3アマ相当)、Advanced(ア
ドバン ス、2アマ相当)は、旧資格です。現在も有効な資格ですが、新たに受験することはできません。
- 電気通信関連の所轄行政機関はFCC(ア
メリカ合衆国連邦通信委員会)です。日本でいう総務省に当たります。
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