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運用情報(2023年度版)
過去年度版 → 2022年
2023-01-01 作成
2024-01-28 52訂
DXCC 達成状況
2023 年度 月間雑感
(個人的な忘備録を兼ねた運用日記です。今年から、最新月が先頭に来るように順序を逆にしました。)
2023年度総括 (01/26付けの確定値に更新しまし
た)
12月/東キリバス、アンダマン・ニコバル諸島ペディション、10MHz DXCC100到達
- 月初のDXCC状況(左:11月末、右:2022年末)
先月末と比較して、+5NEWエンティティと+45チャレンジです。10日間のQRTがあったわりには久々の激増で
良いコンディションでした。
- 1-8日/SN=150-120
SNは100以上で比較的安定的に推移していました。ちょくちょくワッチはしているのですが、ほとんど
入感しません、冬枯れでしょうか。そんなに遠くないDXをコールしてもリターンがないこともしばしば。
比較的いいのは18MHz、ほどほどに入感するのは10,14MHzですね。21MHzより上のハイバ
ンドはほとんど入感がなく寂しい限りです。ということで、開局はしていましたが、QSOは0でした。
- 9-11日/SN=130-90
成果は、New DXCC:東キリバス Band New:ミクロネシア でした。
様々なペディションがQRVされていますが、先述のとおり冬枯れにてバッドコンディションですので、5
日よりQRVしている比較的近場のT32TT(東キリバス、7000km)がNew
DXCCになるので狙い撃ちで臨みました。FT8ステーションx12台という大盤振る舞いです。
しかし、ワッチしてみてもやはり冬枯れがかなり影響しているようで、Pskreporterではかなり
のバンドに同時に出ているようですが、当局では入感がありません。全滅…。ここまでのバッドコンディ
ションは前の清須市がQTHの頃を思い起こさせる悪さです。
9日の朝方に18MHzで入感しましたが、-24dBと雑音レベル。とりあえずコールしてみたらリター
ン
は+03dB(130W)と驚きのリターン。どうやら当局のアンテナが悪いのか、当局付近がちょうどス
キップゾーンなのか…。夕方頃に4slotで-13dBと比較的強めに入感していたので、再コール。と
いうのは、-24dBだとほとんどヒントデコードなので本当にQSOが成立したのか自信がなかったから
です。この再コールでのリターンは+12dBと更に強めでした。
他にいくつかペティションではないBand
NEWの局も入感してコールしましたが、やはりこのコンディション下ではノーリターンでした。
10日は出かけて不在でしたので、翌11日が休日でしたので、T32TT狙いでワッチしていたところ、
午前9-12時の間に28/21/14MHzでQSOできました。相変わらずあちらのSNは-17
/-17/-16dBで弱く、リターンは+11/+01/-09dBとやはり強めでした。
キリバスは今年春に西と中央をcfmしていますが、西は10-28MHzのフルコンプリート、中央も
10-21MHzは取れていたし、東ということで日本に寄ってきていて距離も少々近くなっていますの
で、まさかこんなに苦労するとは思ってもいませんでした。コンディション不良というのは恐ろしいです
ね。
- 12-26日/SN=110-(170)-100
SNは100以上で安定していました。成果は、New DXCC:コソボ Band
NEW:7MHz(ラクシャドウィープ、フィンランド、アンダマン・ニコバル諸島)、10MHz(東キリバス、アンダマン・ニコバル諸島)、
14,18MHz(アンダマン・ニコバル諸島)、24MHz(東キリバス、アンダマン・ニコバル諸
島)、28MHz(アンダマン・ニコバル諸島)で、合計1エンティティ+10チャレンジで、ペディショ
ンでかなり稼ぐことができました。
東キリバスは、相変わらず10MHzで-23dB、24MHzで-26dBとほぼノイズですが、参加者
が減ってきていたので何とかデコードできたようです。リターンも-17dBのレポートでしたので、こち
らも弱かったようです。
アンダマン・ニコバル諸島は23日の朝から24日の朝で7/10/14/18/24/28MHzの6バ
ンドQSOできました。比較的安定していましたが、28MHzは季節柄かdBがかなり厳しく、再送の繰
り返し、7MHzは200Wでリターンが-16dBでした。
New
DXCCとなったコソボは、24日の夕方頃にたまたまワッチしていた18MHzでQSOできました。参加局が多かったので少々時間はかかりましたが、入感
も安定していて、割と早くピックアップしてもらえてよかったです。
- 27-31日/SN=80-50
いよいよ年の瀬が迫ってきました。27日より年末年始休暇です。
このかき入れ時になんとSNが急低下してきました。
この年末年始のアマチュア無線の重点項目は、「1.3.5MHzのフィールドテスト」、「2.7/10
/24MHz帯のチャレンジUP」、「3.NYPを3.5/10MHzで獲得する」の3項目です。
1.3.5MHzフィールドテスト:
前回、11月11日が最終で、その後は外出、天候不良があり、また、12月には腰を痛めてしまいアン
テナの設置ができなかったこともあり計画通りのテストはできていません。今年の年末年始は比較的穏やか
(風もない)、晴天が多い、暖かいという最高条件ですので、まずは27日の日中にすぐ3.5MHzアン
テナの設置を行いました。11月11日のままのセット(JA3531kHz)で、そのまま取り付けまし
たが、アナライザでも狂いはなく、エレメントをいじらなければ気温や再設置による狂いはほとんどないこ
とが分かりました。27日より毎晩17-20時ごろの間で3.5MHzのワッチと交信を行い、今のとこ
ろ前のテストであったSWRが不安定な現象などは発生しませんでした。極めて良い(SWR計で1.1以
下)状態で す。30日夜
は雨天予想のためアンテナを一時的に撤収、31日日中に再設置し、31日夕方から交信を再開しました
が、18時ごろに通り雨にやられて共振周波数が狂ってしまいましたので運用休止です。濡れてしまったも
のはどうしようもありませんので、雨濡れのデータを取っています。3.5MHz
関係はこちらにま とめています
2.7/10/24MHz帯のチャレンジUP:
朝と夜は7/10MHzを、昼間は24MHzを重点的にワッチして、特に10
/24MHzはチャレンジ100を目指します。7MHzも今冬シーズンで出来る限り稼
ぎます。年末休暇の5日間で、7MHzは+4(ドイツ、キプロス、ポーランド、スペイ
ン)、10MHzは+1(南アフリカ)、24MHzは+6(マリアナ諸島、ドミニカ共
和国、コロンビア、カンボジア、マカオ)と大幅UPしました。ドミニカ共和国はNew
DXCCともなりました。大収穫です。
3.NYPを3.5/10MHzで獲得する:
これは新年のお楽しみですが、3.5MHzアンテナはとりあえず安定
動作していますので、天候に問題が無ければ2日夜〜QRVを予定して
います。
11月/ローバンドの季節、3.5MHzフィールドテスト再開
- 月初のDXCC状況(左:10月末、右:2022年末)
先月末と比較して、+24チャレンジ、NewDXCCも+5エンティティ増えました。ペディション関係のスコアでか
なり増しました。
先月は旅行等色々行事があって9月同様にもう少し低調な運用になると思っていましたが、旅行中も空き時間や平日昼休
みなどのリモート運用スタイルで時間をうまくやりくりして、かなり稼くことができました。停滞していたWASも+2
州取れ少し動きましたし、よい秋となったと思います。
ローバンドの季節になってきました。
このスコアリストを見ても分かるように、1.9/3.5MHzはほとんど運用実績がありません。どちらも家で使える
アンテナがなく、モービル(アース必要)用アンテナしかないため、移動運用しかできないためにどうしてもアクティビ
ティが低くなっているのが原因です。
色々試行錯誤はしてみましたが、どうも2階バルコニーでのモービル系アンテナはうまく動作しませんので、今年の春に思い付きでアー
スのいらないダイポールアンテナHFV5の3.5MHz改造エレメントを製作していて、シーズンア
ウトとなったため半年ほど休眠しておりましたが、活躍できる時期が来ました。構造の関係から雨天
や強風に弱いので、常設はできません。主に週末を中心に設営して運用を開始していきたいと思います。
- 1-5日/SN=120-110
今週末は2-5日の4連休です。会社カレンダーは暦通りの3連休なのですが、会社都合(今週は仕事が薄い)で、有給
奨励日となったため、希望者は4連休となりました。2日は快晴の中、半年ぶりのHFV5
3.5MHzエレメントの設営です。色々考慮した結果、今シーズンは特に3.5MHzに力を入れたいので、近頃はガソリンの高騰から移動運用を控えていて
休眠していた移動用のリグを3.5MHz専用にして、通常の固定局系統とは別運用とする特別編成とすることにしまし
た。これにより3.5MHzをできるだけワッチして機会を逃さないようにしつつ、他のバンドの運用も妨げないように
することができます。この準備を2日の日中に行い、5日朝までの3夜フィールとテストを行いました。3.5MHz関係はこちらにま
とめています。
今週の成果は、10MHz(バヌアツ、サウスクック諸島)、14MHz(アラブ)、18MHz(バヌアツ、ココス諸
島)、
21MHz(マデイラ島、ココス諸島)、24MHz(バヌアツ、スイス、ココス諸島、ブルネイ、イングランド、スコットランド、ボツワナ)、
28MHz(バヌ アツ、マデイラ島、ココス諸島)と、New DXCC+2とBand
New+15と大健闘でした。やはり4連休というのは効果が抜群です。
ボツワナA25R(アフリカ)のペディションも追ってはいますが、難所ということもあってなかなか入感しませんし、
入感して
もこちらの波がとどきません。結構アクティブなチームなので同時に複数の周波数にオンエアーしていますが、それでもなかなか交信は叶いません。5日18時
前に24MHz、-10/-19dBでなんとか交信でき、ATNO(All Time New
One)にはならず済みました。
- 6-12日/SN=70-90
SNがまた低くなってきました。早朝は14MHzより上(ハイバンド)は、ほぼ入感しません。日の出後数十分で入感
してくるような感じです。
今週の成果は、10MHz(ココス、エストニア)、14MHz(ココス、マン島、ボツワナ)、18MHz(ボツワ
ナ、コスタリカ)でした。
今週は10-12日で3連休でした。3連休はこれで12月までしばらくありません。
6日/QRTを翌日に控えたVK9QO(ココス諸島)を狙います。18-28MHzまではwkdしていますので、残
り10/14MHzができれば良です。早速朝活で14MHzをwkd、帰宅後の日没に10MHzも狙います。こちら
も20時ごろに入感し、20分ほどコールしてwkdできました。途中、SSBのQRMが発生し、dBがかなり落ちま
したが、なんとかQSOできました。
10日/雨で、予定していた3.5MHzの設営ができませんでしたので、ワッチしつつ録画の消化後、毎年恒例ビック
カメラのカレンダーを頂きに名古屋に出向きました。昼過ぎに帰宅しワッチすると、A25Rボツワナのペディションが
見たことがない強さで入感していましたのでコール。ペディション終盤の平日昼間ということでほぼ即応答で
14/18MHzでwkd、ボツワナはこの機会に取りたいエンティティなので追ってはいますが、かなり悪い
-20dB以下でちらちら入感するのみで、コールできない(しても応答を受け取れない)状態が長く続いていました。
14MHzはこちらのdBが悪かったのですが、18MHzは-09-/-04dBで非常に強く交信できました。これ
だけで平日1日の価値が出た気がします。元々は13日が休暇だったのですが、会社の都合で本日に振り替えたのです
が、今思うと神仏からのプレゼントだったのかもしれません(※ボツワナは12日にQRT)。その他18MHzでクレタ島とコスタリカもwkdできまし
た。
11日/晴天に恵まれましたので、3.5MHzの設営とテスト運用を行いました。3.5MHz
関係はこちらにま とめています。他は、久々に7041kHzでJAと交信しま
した。
12日/曇天でした。3.5MHzアンテナの撤収後、依頼されていた道の清書が主な1日で無線はほとんど運用し
ませんでした。東ティモールの4W8Xのペディションがスタートしました。東ティモールは昨年7月のペディショ
ンで7-28MHzまでcfmしていますので、深追いはせず見かけたら呼ぶ程度でしたが、21/28MHzを
FT4でwkdしました。
- 13-22日/SN=60-(25)-180
遠方の知人宅への訪問等色々な用事があり、QRTでした。後日確認したところ、SNがかなり乱高下していたよう
です。
- 23-30日/SN=170-150
SNは150以上で安定していました。おおよそ10日ぶりに無線を運用しました。主にペディション狙いで、
H44WA(ソロモン)、XW4DX(ラオス)、VK9XY(クリスマスIs.)をwkdしました。この3エン
ティティはいずれもNew DXCCです。
成果はソロモン/7,10,14,18,21,24,28MHzの目標全7バンド、ラオス
/14,18,21,24,28MHz(10MHzはQRVがない)、クリスマスIs./7,24MHz、他は
Band
NEWで24MHz(スリランカ)でした。おおよそ一週間で、10日分のQRTは取り戻せたのではないかと思います。
10月/スウェイン他ペディションの秋、横浜からリモート運用、安定化電源故障
- 月初のDXCC状況(左:9月末、右:2022年末)
9月は、ほぼQRT状態だったので、8〜9月の2か月で+5チャレンジとほとんど伸びていません。
21MHzが+3でバンドDXCCになるのですが、まだかかりそうです。
まだしばらく書道や旅行(無線の移動運用はない)、その他用事などもありますので、引き続きQRTに近い状態になる
と思います。
- 1,9日
/SN=150-170-150
この週の運用は2日間だけで、合計9局と引き続き低調な運用ですが、ラトビア(7MHz)とナウル
(21MHz)がBAND NEWでした。
9日にクラスタでW8S(Swain/スウェイン)のペディションがアップされている
のに気づきました。スウェインは珍エンティティかつNew
DXCCになるのでもちろん取りたいところです。4日から始まっているようで、少々出遅れ感がありますが、ペディションのパイルには勝てないので出遅れた
ぐらいがちょうどいいかもしれません。9日はスウェインはほとんどCWでの運用でFT8のタイミングとは合
わずにコールできませんでした。
- 10-15日
/SN=130-100
スウェインペディション:
・10,11日の朝 朝活で比較的強力に入感していた28MHz
で、合計2時間ほどコールしましたが、ほとんどアメリカの局に応答、まれにJAなので回ってこず、歯がゆい
感じでした。
・11日夜 週末の13-15日で旅行(無線の装備はない)のため、12日までにワンバンドでも取らない
と、週明けの 17日にはペディション終了です。
距離的にはオセアニアあたりなので特に難所ではないので、全バンドコンプリートは時間的に難しい(旅行で週末
の日中運用ができないので、21MHzなどのデイバンドが難しい)か
もしれませんが、時間とタイミングさえ合えばワンバンドぐらいはなんとか取れるはずです。とりあえず落ち着
いて夜運用できるのは11日が最後(12日夜は旅行準備等で運用難しい)なので、お願い今日しかないのです
という神頼みレベルで、11日の20時ごろにリグをONしてワッチしたところ、18MHzに比較的強めで出
ていました。2〜3slotで比較的空いていて、ほぼ数コールでwkd、18MHzは他もTX6D(フラン
ス領ポリネシア)、T2C(ツバル)、E6AM(ニウエ)も出ていて、今運用されているペディション総出場
という大変良いタイミングでした。1時間でこれら4ペディション局をwkdし、QRTしようとしたところス
ウェインが14MHzに出始めたようなので、コールしたところワンコールで取ってもらえ、wkdしました。
神通力が通じたのでしょうか、1時間でまだワンバンドも取れていなかったペディション4局を取れたという快
進撃でした。
翌12日にスウェインのログチェックをかけたところ14MHzはcfmでした。近頃はPirate(偽局)
がいるので、ログチェックでcfmされるまで安心できません。
・12日 旅行前日です。普段通りの出勤日ですが、スウェイン21/28MHz狙いでリモートコントロー
ルをセットして出勤しました。功を奏し、スウェイン28MHzを昼休み12時頃にwkd。夜は準備をしなが
ら運用で、スウェイン21/7MHzをwkd、10MHzも出ていたので1時間ほど粘りましたが10MHz
はまだ運用が少ないようで、猛パイルで拾ってもらえず自主QRT。ほか、21MHzの通常周波数にIsle
of
Man(マン島)が出ていて、皆ペディションに夢中なのか、通常周波数は空いていました。マン島で+1NEW
DXCCとなり、wkdベースですが、21MHzがバンドDXCC(100)に達しました。
・13日 出発当日の早朝、24MHzにW8Sが出ていましたので準備をしつつ(ほぼ放置)でコールしてい
たところ、出発までになんとかwkdできました。
旅行を目前にした時間制約のある中で、予想以上の結果を出すことができ、心軽やかに旅立つことにします。
・旅行中 旅地からのリモート運用(下述)をしましたが、W8Sの入感はありコールしましたが、10MHz
を取ることはできませんでした。
・15日(昼〜夕方) 帰宅後の運用で夕方10MHzでのオンエアーがあり、数十分粘りついに10MHzを
wkdしましたが、後日のログチェックでPirate
operationであることが分かりました。最終的には10MHz
を除き、7-28MHzの6バンドwkdすることができました。New
DXCCは24MHzでボスニア・ヘルツェゴヴィナ、オランダ、ノルウェーの3エンティティで、下述のリモート運用での分も合わせて10MHzは+3エン
ティティ、24MHzが+6エンティティで3日間合計+9エンティティとなり非常にコンディションに恵ま
れ、旅も無線も楽しめた週
末でした。
後日訂正部分:10MHzは残念ながらPirate
operation(偽局)でcfmされませんでした。
リモート運用(旅行):
今回の旅行は、公共交通機関使用で車のレンタルもしないため、旅先でのHF移動運用はありません。行先が横
浜ベイエリアなので、ポートラジオを受信したくて、V/Uのハンディは装備しましたが、受信用途で交信はな
しです。
13日7時〜15日朝までの交信は、旅先から移動時間や空き時間のリモート運用をしました。リモート運用を
するか(準備していくか)は最後まで悩みましたが、スウェインの10MHzを取りたいのでリモート運用でき
る状態にすることにしました。アンテナ系をWARCバンドにセットし、安全のためリニアスルーの50W、
TOTを1分に設定、10/18/24MHzに出られるようにセットして出かけました。
もちろん、「社会通念上妥当な交通手段を用いて3時間以内に送信場所に戻れる範囲である条件」は、今回の移
動所要時間は2.5時間なのでぎりぎり満たしています。
主に往路の新幹線の中と、今回の旅行はその日の終着地が宿というものではなく、宿を拠点に周辺を観光するタ
イプで、予約要や時間が決まっている場所も多くあったため、時間調整などでホテルで待機している時間や、
日々の行程終了後の夜にホテルからの運用となりました。
本命のスウェイン10MHzはオンエアーがありましたが、さきの28MHzと同じくJAには渋い(USAや
欧州への応答が多い)状態のため、コールするも結局とれませんでしたが、運用成果は思っていた以上の非常に
良い結果で、New DXCCが1エンティティ、Tristan da
Cunha(トリスタンダクーニャ、10MHz)でした。おおよそ17,00kmもある南米とアフリカの間の島でかなり遠い場所で200W入れてもどうか
と思うような場所ですが、正真正銘の50Wで-09/-19dBでQSOできました。
Band
Newは5エンティティ、Nauru(ナウル、10/24MHz)、Wales(ウェールズ、24MHz)、Niue(ニウエ、10MHz)、
Greece(ギリシャ、24MHz)でした。特に24MHzがオープンして非常によいコンディションでし
た。
アンテナ切換が手動なので、通常バンド(7/14/21/28)かWARCバンド(10/18/24)のど
ちらにしておくかを出発前に決めなければならないところが結構カギとなる選択なのですが、今回はスウェイン
の10MHz狙いでWARCにしていたのが功を奏したようでした。
変更申請:
9月30日付けで提出していた変更申請が10月4日許可、免許状は10月10日に受領しました。
数か月前から新デジタルモードの研究でちょくちょく変更出していますが、総通の処理がかなり早くなりまし
た。
改正後の新様式(新記号)のものになりましたが、すっきりしすぎて味気ないとの感じはありつつも、アマチュ
ア局特定附属装置の1つとされるデジタルモードは、仕様の変更や電波の型式が増えてもいちいち変更申請をす
る必要はまずなくなりましたので、その点は良かったのではないかと思います。令和7年頃からはデジタル免許
状の運用も始まる予定です。とりあえずは希望者のみデジタルでスタートする方向で検討しているようですが、
いずれは紙の免許状そのものが廃止されるのかもしれません。
新記号による免許データの移行では問題も発生していて、Xで上がっていますが、どうやら25日の改正後の免
許データに問題があったようで、25日以降に開設、変更、再免許等なんらかの手続きを行った局のデータがオ
ンラインの無線局等情報照会から11日夜に削除されました。総務省からの正式な情報はありませんが、この削
除によってアマチュア局の総局数が極端に激減したため、異常が判明したようです。よって、当局の移動する局
の免許データもオンラインでは照会できない(存在しない)状態となっていますが、移動する局を廃局したわけ
ではありません。
新しい免許状はこんな感じです。旧スプリアスの附款はまだしっかり残っていました。
- 16-22日
/SN=80-50
久々にSNが100を切りました。急落です。
しかし、急落でいつもと違う伝搬(コンディション)となったためか、WASがコネチカット(CT)と、サウ
スダコタ(SD)がwkd&cfmで、WASが+2になりました。WASは近頃は頭打ち感があってほとんど
増えないのですが、これで残3州(ノースダコタ、デラウエア、バーモント)を残すのみとなりました。
SNが悪いのですが、ハイバンドのコンディションが良いので、昼休みにリモート運用をしていたこともあって
意外と成果は出てて、New
DXCCがアゾレス諸島(21MHz)、フォークランド島(10MHz、cfm)と+2エンティティ、Band
NEWも、28MHz(ナウル)、24MHz(シンガポール、カナダ、ニウエ、セルビア)、21MHz(フ
レンチポリネシア)と+6エンティティで大きく増加しました。バンドDXCCも21MHzが100を超えま
した。
安定化電源故障 DM320MV:
悪い知らせで、2013年7月の初代FT-857DMと共に購入して永らく愛用しておりました、直流安定化
電源アルインコのDM-320MVが故障しました。21日の朝でした。運用しようと電源を入れたら「ボ
ンっ」という聞きなれない音とともに、リグが一瞬電源が入って切れ、ヒューズが飛びました。リニアに使用し
ている40A電源に接続するとリグは正常に動作しましたので、安定化電源そのものに問題があるようです。
ちょうど10年たっているのでヒューズそのものの劣化で切れたのかもしれませんので、とりあえずその日は夕
方から名古屋で会食の予定で詳しく診ている時間もないので、少し早く出発して大須でヒューズを買いました。
家に帰ってから夜な夜なヒューズを変えてみましたが、やはりまた切れました。完全に内部に問題があるようで
すので翌日曜日にネットで色々調べると、整流用ブリッジダイオード
(KBPC2506)がよく故障するという情報がありました。そこそこ詳しく書いて下さっている方の情報を
見ながら、とりあえずトランスそのものは17V程度出ているし、回路を取り外してトランス単体にすると
ヒューズも飛びませんのでトランスに問題はなさそうです。トランス+ブリッジダイオードの構成にするとやは
りヒューズが飛びますので、新しいブリッジダイオードを注文しました。また、大須で調達した30mmヒュー
ズがなぜか32mmぐらいあり、ヒューズボックスを破壊してしまいましたので、代用のヒューズボックスを
ホームセンターで調達しました。これで直れば1000円で修理完了です。
(2023-10-29修理後追記)
KBPC2506ですが、同じ品番で様々なメーカーから供給されています。
初手ではAmazonに出品されていたもの(@420円+送料350円)を発注したのですが、発送通知を見
たらなんと中国からの発送で時間がかかると踏んで、改めて探したところ、国内で協立エレショップが適正な価
格でばら売りで店在庫在りで取り扱っていました(@419円+送料550円)ので発注しました。この部品は
意外と価格差がありますが、高いところでも2,000円は超えないはずです。しかし、1個売りをしていな
かったり、在庫として持っている店は少ない(取り寄せが多い)ですが、その中でも協立エレショップからは3
日で届き、なんとか29日の日曜日午前に届きましたので、早速修理しました。
左は故障(純正)、右が共立エレショップから届いた代替品です。取り付け前に向学のため、故障品との比較を
行ったところ、故障品は電流方向を無視して両端子導通(ショート)している部分が2か所あり、故障している
ことが確認できました。値もショートで0付近(無抵抗)と異常です。正常品は順方向650程度、逆方向で導
通なし(オープン)です。取り付けは、写真2枚目の中央一番下に半分ぐらい見えているところの部品です。非
常に交換し辛い場所にあります。また、かなり熱を持つ部品のようで、放熱用アルミフレームとの間にシリコン
グリースが塗布されていましたので、同様にグリースを塗って、取付します。AC線はんだ付けの前に、AC間
を渡っているセラミックコンデンサのつけ忘れと、絶縁チューブの通し忘れに注意します。特に狭所(左の基板
と接触する)構造のため、絶縁チューブを忘れて端子をむき出しにすると、どこかでショートする可能性があり
ます。検査方法は後日のため、メモ状ですが残しておきます。
予想に反して、発注から10日目になる翌月曜日に中国からのものも届きました。国内はなんと佐川急便の対面
宅配でした。小物とはいえ、中国から国内佐川配送で350円って破格ですね。どういう契約なのでしょう。肝
心の商品ですが、型番は同じですが、鋳物フレームの高さが若干低めです。商品画像とはあきらかにメーカー又
はロットが違う感じです。フレーム高さは純正が約11.5mmに対して、中国品は8mmになっています。電
気的な検査測定値は協立エレショップのものと大差はありませんし、ダイオードの方向も間違いはありません。
熱を持つ部品なだけに少しでも放熱を担えるであろう鋳物フレームが小さいのは心配ですが、このまま予備品と
して保管となります。
最終的には、KBPC2506(国内969円、中国770円)1,739円と、壊れたヒューズボックス
298円=2,037円で修理できました。320MVは今でも新品はありますが、2万円ほどしますので、
10分の1で修理できました。たまたま先駆けの方と同じ部分の故障で、部品も手に入ったことが幸いでした。
USライセンスの住所変更(Administrative Update):
アメリカの私書箱会社が移転するらしく、州までは変わらないものの住所が変わりました。それに伴い、ライセ
ンスの住所変更をしなければなりませんが、住所を変更するとライセンスファイルナンバー(免許番号)も変わ
りますし、記載事項も変わりますから自宅にプリントして保管しているライセンスのオフィシャルコピーを新た
に刷り直し、携帯用のカードライセンスも作り直さなければなりません。住所変更だけなので、ライセンスクラ
スや有効期限に変更はないのですが、総通に申請すべきかを悩んでいるところです。
デジタル簡易無線局の変更登録申請:
都市部ではデジタル簡易無線の利用数が増加し、通信が輻輳(キャリアセンスが作動してばかりで使い物になら
ない)状態となっているようで、周波数(チャンネル)の増波が要望されていたようですが法改正(令和5年6
月総務省令第49号)され、従来の地上30波+上空5波→地上82波+上空15波となりました。新たな周波
数を利用するには、対応した機種を購入するか、一部従来機種ではファームウェアのアップデートでの対応も検
討されているようです。しかし、従来からの登録局があらたな割り当ての周波数を利用するには、登録状の指定
事項を変更する必要がありますので、当局も変更登録申請を行いました。(後日25日付けで許可されました)
なお、現時点では増波対応の機種が発売されていませんので、当分はお預けとなりますが、包括登録の場合は先
に変更登録申請をしておくことにより、新機種を手にした瞬間からの運用が可能になります。※運用開始から
15日以内に開設届の提出が必要です。
IWT303-3C導入:
これは何かというと、USB経由でPCから電源を操作できる回路基板です。簡単に言えばUSBでPCから家
電のON/OFFを操作できるというものです。AC/DCのどちらにも対応していますが、DC12Vだと耐
電流が少なくなるため、安定化電源の前に入れてAC100V(10AまでOK)で当局では構成しました。こ
の前のリモートコントロールでやはり夜間など使っていないときは電源を切りたいし、場合によってはリニアを
使いたいときに電源をリモートで入れたいという野望のために約1万円で買いました。いまの家の構成だと、リ
モート運用する前には、リニアを使うかとアンテナ系は予め決定しておく必要があり、これらはリモートでは変
更操作できません。
ただ、これは基板とCUIの制御ソフトだけなので、実際使うには自分で必要な配線等して、CUIでは使いに
くいのでGUIの制御ソフトを作らないといけませんので、まずは土曜日の午前中で久々のVBでプログラミン
グをしました。かなり久々なので、ネットで調べつつですが、今はサンプルコードも豊富なので言語コードの基
礎知識さえあればサンプルコードをコピペしてちょちょっと改変すればそれなりには動きます。で、GUIでそ
れなりに(まだ細かいバグはある)制御できるようになったので、翌日曜日に朝からヒューズボックスとともに
電気部品を買いにいきました。
その結果、できたのがこんなものです。
基板は約1万円ですが、ケースや回路系は3千円以内です。
- 23-31日
/SN=35-100
久々にSN30台を見ましたね。特に朝がどのバンドをワッチしても日の出まではほとんど入感がありません。
日の出後も明らかに入感が少ない(弱い)です。引き続き、主に朝活と日中の休み時間のリモート運用でした。
成果は、Band
Newが10MHz(カザフスタン)、14MHz(ルクセンブルグ)、18MHz(ナウル)、24MHz(アラスカ、ブラジル、ミクロネシア、レバノン)
でした。喫緊の目標は、WAS達成と、バンドDXCCの10/24MHzです。
29日に安定化電源のブリッジダイオードが届きましたので、修理完了しました。(記録は、16-22日の項にまとめ
てあります)
先月9月はほとんど運用できなかったため、その反動が今月はよく成果の出たひと月だったと思います。
9月/ほぼQRT、T22T(ツバル)ペディション
- 9月は書道や別の用事に時間を割いていたので、運用はほとんどできませんでした。
- 28-30日/SN=130
ほぼ1か月ぶりの運用は、クラスタやツイッターで出ていたT22T(ツバル)のペディションを追いました。
ツバルはNew
DXCC、比較的交信しやすい距離で、かなりアクティブに出てくれるチームなので、最終的に7-28MHzまでの7バンドを2日間ですべてwkdできまし
た。
QRTしていた1か月の間の無線関係の出来事を軽く書いておきます。
- CQ WPXアワード(1000prefix)エンドーズメント到着
- ORARI(インドネシア)アワード
2023が発行
- JARL門標板(黄色)到着
7月上旬に注文して、確か9月上旬着だったと思います。2か月かかりました。
相当の外国の資格でも製作できるとのことでしたので、U.S.
FCCのアマチュアエクストラ(1アマ相当)で黄色を頂きました。
ネットでOMが公開していた、メールで注文&ライセンスのコピーを送って、料金は販売品の口座へ入金でOK
でした。ゆうちょ銀行からネットで送金すれば送金手数料無料、ライセンスもメールで送ったのでこちらからの
郵送料も0円で済みました。
- 9月25日〜電波法関係改正全面施行
一部はすでに施行されていますが、「電波の型式、周波数及び空中線電力を一括する記号」や、「再免許の受付
期間を6か月〜1か月の間に変更(短縮)する」、「デジタルモードなどをリグの外部入力端子に接続して運用
する場合は、アマチュア局特定附属装置として原則として申請や届を不要とする」部分が、制度周知やシステム
の準備のために未施行でしたが、予定通り全面施行されました。
24日の午後ぐらいから、既にオンラインの無線局免許状等情報検索で新たな記号が確認できるとのツイッター
(X)が流れていたので確認してみましたが、移動しない局「1AF」、移動する局「1AM」で、事前の告示
の通りとなっていました。現在はアメリカのアマチュアエクストラライセンスを従事者免許として申請している
ので、1アマ相当で免許されていました。ツイッター上では、一部エクストラで申請している(はず?)のに、
2アマ相当の記号になっているとか、今の免許に10/14MHzが指定されているのに3アマ相当の記号に
なっているとか変換のミスも存在するようですが、当方は、福島の副局(移動する局)も「1AM」でしたの
で、当方の免許を受けている3局では特に問題はありませんでした。
- 9月30日 変更申請提出(移動する局)
主に書類整理のため、申請(許可)不要になったデジタルモード関係を仕様書からバッサリ削除して仕様書を
すっきりさせ、第1送信機のFT857Dを同一型番の別個体(技術基準適合証明番号が違う)に変更、その他
デジタルモードのためだけに技適から外れていたリグを全て技適に戻す申請です。また、使いこなせず既に手放
していた135kHzのリグも撤去申請しました。
8月/CQWPX 1000到達
- 月初のDXCC状況(左:7月末、右:2022年末)
6月末の数字を取り忘れていたので、5月末との比較ですと、チャレンジで600→640で+40チャレンジ、
DXCCも148→155で+7エンティティです。それなりに増えているように見えますが、ほとんど6月に取ってい
るものです。7月下旬ぐらいからのコンディションダウン(夏枯れ?)で今月の伸びはかなり鈍化しそうです。
- 1-6日 SN=190-120
SNがかなり下落してきました。ちょうど私が体調を崩した7月の後半頃からですが、ワッチするもあまり入感はありま
せん。FT8のメイン周波数もけっこう閑散しています。夏枯れでしょうか。
今週は、ぼちぼちCQ
WPXの積み増しをやって、ようやく990です。NEWエンティティは、先週から2週間連続でゼロの丸坊主でした。
- 11-19日(休みは21日まで) SN=110-70(12日)-120
お盆期間ですので2週間まとめて書きます。お盆のかき入れ時のこのタイミングでSNも急落し、しかも台風も接近で
14-15日はメインアンテナCP5HSは半
分降ろしたので使用不可でした。比較的堅固に固定されているWARCバンド用のHFV5改はそのまま残し、台風の間
はWARCバンドのみで楽しんでいました。
今年のお盆は有給休暇も含めて11連休です。うち13と20日は外出です。11日からまずは994ポイントのまま
でお盆を 迎えたCQ
WPXを1000ポイントに到達するのを第一目標として、地道にNewプレフィックスを稼ぎ、17日分までの交信分で1002ポイントに到達しました。
Lotwから申請しましたが、Lotw側で477Newクレジット≒$57、CQ側はエンドーズメントステッカー4
枚と送料で$6でした。Lotw側がやはり地味に高いですが、QSLカードを交換して手集計する手間を考えれば安い
でしょうが。Mixed/Digitalの1000エンドーズメントとNAエンドーズメントが承認されました。他、
バンドごとのエンドーズメントなども基準に達していて申請できるようですが、そこまでやるとLotwだけで1500
クレジット≒$200≒3万円かかりますので、さすがにやめました。
それから、12-20日で開催されているインドネシアアワード2023も追いかけました。こちらは10のエリアに
ある 特別コール局と他バンド多モードで交
信してポイントを稼ぐコンテストのようなものです。受賞最低条件は全10エリアの局と最低1交信することでクリアです。18日の夜になかなかご縁のなかっ
た8H78RIと交信でき、wkdベースではとりあえず受賞基準を達
成しました。19日はそのまま28MHzのポイントの積み増しをしました。7月のアニバーサリーアワードは参加賞のような感じなので、アワードクラブス
テーション側のログに入っていればいい(こちらのログは不要)のですが、インドネシアアワードは、コンテスト的なと
ころもあってこちらもログをアップして、ログが一致することでcfmとなるので、こちらからもログをアップしなけれ
ばなりません。20日からログアップの受付が始まったので21日に早速アップしたのですが、ハムログのADIFをそ
のまま読み込ませると、エラーになります。エラーを1つずつ解析して対処していくと、まずは時間がHHMMSSの6
桁(秒)まで必要(ハムログはHHMMの4桁しか記録されていな
い)、<STATION_CALLSIGN>(自局のコールサイン)フィールドが必要ということでし
た。
来年またハマると思うので、忘備録として残しておきます。
修正例(緑字を追加又は修正):
<STATION_CALLSIGN:6>JQ2MPJ<CALL:5>8I78S<QSO_DATE:8>20230812<TIME_ON:6>235300<FREQ:6>21.076<BAND:3>15m
<MODE:3>FT8<RST_SENT:3>-06<RST_RCVD:3>-05<QTH:9>Indonesia<QSLMSG:20>VertAnt(CP5)8mH+100W
<STATION_CALLSIGN>フィールドは、交信に使用した自局のコールサインです。フィール
ドの桁数宣言も合わせ忘れないように。
時間は、HHMMの末尾に00を付加して6桁にします。6桁になったので、フィールドの桁数も<TIME_ON:6>(HHMMは:4)に直します。
秒まで完全一致でなくてもcfmになりますので、気にせず00をつけていけばいいです。
これを全QSO分訂正すれば、ログとして読み込むようになります。
お盆期間の主な成果は、久々のNEW DXCCがセントマーチンIs.(14MHz)、Band
NEWがメキシコ(18MHz)、コスタリカ(21MHz)、アイルランド(21MHz)でした。近頃は夏枯れかあまり入感もしませんし、ボウズも覚悟し
ていたお盆でしたが、とりあえ ず取ることができて安堵しました。
7月にあったインドネシアの55周年アニバーサリーアワード2023のアワードが18日にeAwardで発行され
ました。昨年は達成すると同時にeAwardが発行されていたのですが、今年はかなり遅めで、発行されるまで約1か
月かかりました。
SNが急落したこともあってなんだか無線的にはテンションが上がらない感じでしたが、14日ごろにはSNも100
以上に
回復し、まずまず楽しめたお盆でした。本当は連休の半ばに日帰り移動運用をしたかったのですが、台風の影響が
14-17日まであったため、ぶっ飛びました。20日と21日は東京旅行と家事で運用なしでした。
- 27日
書道や別の用事があり、ほんの少し運用したのみでした。
7月/東ティモールペディション、VE認定、コンディションダウン
- 1-2日 SN=110-150
主に50MHzの味見でした。一応Esは発生しましたが、あまり活発なものではなく、いつも通りの北海道と今日は東
北も入感しました。
4エリアが取れればとりあえずAJDなんですが…
成果は、東ティモールの4W6RUペディション局が、21/28MHzでwkd(clublog cfm)でした。
久々にDXのQSLチェックをして、ダイレクト局を2通発送、近頃のペディション局はclublogなどからQSL
請求(ドネーション)をしないとログをLotwにアップしてもらえないところが増えてきたので、ペディション5局に
オンラインQRSを送りました。1局あたりは約$5程度と少額ですが、5局だと今の円安の影響もあって3,500円
ほどですね。地味にかかります。うち2局からは早々にログアップがありました。
日曜日は、28MHz帯で8W(ドライブ電力)運用をやっていました。
当局のエキサイターは、8W入力で、リニアが100W出力するように調整されています。
単にリニアをつけ忘れてQSOしてしまったただけです。当然リニアの動作音がしないので1局目で入れ忘れには気づき
ましたが、ダメだろうなと思っていたらリターンがあって、案外うまく交信できたので、そのまま8Wで30分ほど粘っ
てみました。結果は、中国、インドネシア、東ティモールでした。8Wでも5,000km台まではいけますね。その後
は50MHzにQSYしたので40W(実測値)にQROです。
Winlink(VARA HF):
6月25日付けで提出していたVARA500/2300/2750の変更申請が、6月28日に質疑等なく審査終了と
なりました。免許状はまだ届いていませんが、Webの方はすでにD7Dが追加されているものに更新されていました。
3営業日での審査で、近頃東海は審査が早いですね。
2日の19時すぎにいつもの14MHz台湾のゲートウェイに20Wでアクセスしてみましたが、すごく信号が良く、
MAXの175bpsが安定的に出ました。メール1通の通信時間も約1分(いつもは5分ぐらいかかる)とストレスな
くアクセスできました。アプリ上で見られる伝搬予測は45とまぁいつも通りの数字だったのですが、今日は良い品質で
した。
東北(JP7EGQ)局の変更申請:
近頃のコロナ禍の影響もあって、なかなか只見町には行けていません。VARAの動作を内々で色々試してみたいので、
東北局もVARAを申請することにしました。過去に出した申請をチェックしていたら、既に撤去している送信機がその
まま残っているのもありましたのでこちらも撤去を申請しました。
他、平成30年のデジタルモード簡素化通達で外部入力端子へのデジタルモード接続は、工事設計を技適機種として申請
し、備考欄で「デジタルモードのためのPCを接続、附属装置分の電波型式は添付仕様書の通り」と記載したうえで、
「仕様書と送信機系統図」を添付すれば、工事設計欄は変更の種別と適合表示無線設備番号以外(電波型式を周波数帯ご
とに書き並べたり、終段管などを書く部分など)を省略できるというものがありました。
更に、令和2年には、JARLのページに載っている方式であれば、備考への「「デジタルモードのためのPCを接続」の記載
のみで、仕様書も工事設計書も不要となるものまで出ていました。
今回のVARA申請は個別電波型式を要求し、かつJARLのページにも載っていないので、令和2年簡素化通達は適用
できませんが、平成30年の簡素化通達は適用できそうですので、PCが接続されているだけで技適を外していた送信機
を、技適に戻して、備考欄で届出るというのを試してみました。申請書の工事設計の欄がすごくすっきりして見やすくな
りました。また、今までは仕様書と送信機系統図は別々の書類だったのですが、それぞれの書類を行き来しなければ内容
と掴みずらいので、送信機ごとに両方の書類をまとめる形に様式を変更してみました。
といっても、9月25日からは、備考欄への届すら不要になりますが、その時はデジタルモードの仕様書をばっさり削除
して、かつ東北の設備は簡素なので附属装置はPC以外接続されていないので、送信機系統図も消滅させることができる
ようになりますね。残るのは遠隔操作の確認書のみ。
インバータノイズ:
6月下旬頃から気になっていたインバータノイズですが、やはり14MHzには以前より弱いですがやはり移動性のエア
コンインバータっぽいものが終日出ていました。50MHzの方がかなり強く、広範囲にドリフトする移動性のやつで
す。徐々にフェードアウトしてすっかりいなくなる時もあれば、かなりの強さでドリフトしながらインしてくるのが終日
続きました。
午前中は18MHzにかなりひどいDC-ACインバータっぽい細かい縦垂直ノイズが出ていました。
先月27日に隣宅の太陽光発電の工事が施工されました。パネルは南面と東面(当局側)に設置されていました。パワコ
ン系は、東面にはパネルからの引込ケーブルなど見当たりませんでしたので、反対の西側(電気メーターの位置)に取り
つけたようです。そうすると当局の境界線からは少なくとも6m以上は離れているはずです。
2日が快晴だったのでほぼ一日中各バンド巡回しましたが、午前中に18MHzに怪しいのがあった以外は、特に影響は
なさそうで一安心です。
- 3-9日 SN=150-180
主に東ティモールのペディション狙い(10/14/18/24MHz)と、インバータノイズの監視で、朝活や会社の
休憩時間にリモート運用していまし た。
他は18MHzのBAND NEWがコロンビアでした。
ARRL-VEC VE認定:
6月6日にARRLへ提出していたVolunteer
Examiner(VE)申請が、7月6日に認定されました。
オープンブックレビューは1問どうしても分からず空欄で提出しましたが、特に指摘なし。得点や解答も特に知らされて
いません。
認定証関係が届くまで更に1か月程度かかりそうです。
ネットで読んだ記事では、近頃はオンライン試験もやれるようになって地理的な制限がなくなってきたのでVEを増やさ
ない方針、米国外VEは認定されない等々の情報がありましたが、いずれも今のところARRLの公式な対応ではないよ
うで、がっつり日本の住所で認定されました。
DXCC到着:
6/13日付けで申請していた、DXCC150と、18/28MHzのDXCC100が届きました。
エンドーズメントステッカーをどこに貼るか?というのは地味な悩みですが、王道の位置?に貼りました。
この位置でもとりあえず300までは枠内で貼れそうなので、もしそれ以上に到達した暁にはまた悩むことにします。
100→150までの到達に1年半かかりました。2022年2月現在、全340エンティティありますので、折り返し
まであと20エンティティです。
ネット上の記事ですと、100Wにビームなら2〜3年で300ほどいけるらしい…
200W(実質150W)にバーチカルだと、半分でしょうかね?自分の感覚的には早朝+デイタイムで取りやすいとこ
ろは概ね取ってしまっていると思うのでここからは苦手な"深夜運用"もぼちぼちやりつつ、チャンスは取れるように
日々ワッチと保守にいそしみ、浮気(バンド別DXCC、CQ WAZ、ARRL
WAS)も楽しみながら気長に挑んでいきたいと思います。
不思議なのは、28MHzにはシリアルナンバーがありますが、18MHzにはありません。2月の14MHzもシリア
ルナンバーはありませんでした。
てっきりバンドごとのDXCCにはシリアルナンバーがないものだと思っていましたが、ネットで検索すると28MHz
から上と、
7MHzから下はシリアルナンバーがついているようですね。ちょいと交信が難しめのバンドにはついているのでしょう
か?
VARA HF (Winlink) 許可:
先週に審査は終わっていたが免許状が届いていなかった件、届きました。誤記もありませんので、これでVARA
HFの最高速が楽しめますが、まだ高速通信を購入するかは迷っていますね。$69=約1万円は地味に高いんですよね。日本ではゲートウェイもほぼなく、そ
う使用頻度が高い訳でもないので。
インバータノイズ:
先週日曜の朝(快晴)にひどかった18MHzのインバータノイズは、3,4日の2日間快晴でしたが、現れませんでし
た。よって、太陽光ではないと考えられます。
14MHzのインバータノイズはやはり終日出ていますが、弱くはなっています。朝方が必ず強めの3本線がでますが、
日中ぐらいになってくるとそこまで強くはない1本が残ります。これは隣宅の太陽光工事の前から
あったので、他所のものが伝搬してきたのかもしれません。
50MHzはワッチしたタイミングでは出ていませんでした。
- 10-16日/SN=180-(220)-160
今週は、SNが11日に220にまで上昇しました。先月22日ごろにも240がありました。
今週の成果:
New
DXCC:アメリカ領サモア(14,18,21MHz)、カリーニングラード(18MHz)、コンゴ民主共和国(14,18,24MHz)
Band
NEW:東ティモール(7MHz)、オランダ(21MHz)、デンマーク(21MHz)、キューバ(18MHz)
ごく暦通りの3連休だったのですが、長期休暇でもあったかのような成果でした。
カリーニングラード(Kaliningrad):
ロ
シアの飛び地領です。北海道より少し小さいぐらいの面積です。その狭さからか、あまり入感しません。新居に転居
してからは、たびたび入感していましたが、応答がなかったり、応答があってもファイナルまでいけなかったり、プ
リフィックスはカリーニングラードのコールだけどQSLを確認したらロシア本土からの移動運用局とかもありまし
た… と、片手では足りないぐらいことごとく交信に失敗している地域です。
そんな因縁の地域と、まずは10日18MHzFT8で初めてファイナルまで行けました。かなり喜びましたがそれ
もひ と時、QRZで確認するとe-QSLオンリーの局で、すぐにe-QSLではcfmされましたが残念ながら
DXCCのクレジットとしては期待薄で、やはり因縁の地域だなぁという感じでした。
3日後の13日、18MHzの朝活で別のカリーニングラード局が入感、すんなりとピックアップ、ファイナルまで
ストレートに交信でき、なんとLotwも30分後にはアップロードしてもらえ、ついに因縁の地域を攻略できまし
た。これだけで今週はかなりすっきりした気分です。
インドネシアアワード:
今週10日は月曜ですが休暇なので、9-16日の間で開催されているインドネシアのアマチュア無線連盟
(ORARI)創立記念アワードを完成させるために、クラブ局(YH*)を追っていました。昨年も参加していまし
た。受賞条件は昨年と同じで、「10のコールエリアと各1局」または「9のコールエリア各1局とORARI本部局
(YH0R)」との交信です。6エリアが入感すらしていないので取れませんでしたが、運よく本部局とQSOできまし
たので、1
DAYでアワード達成です。6エリアも週末金曜日の夜にwkdし、全10コールエリア+YH0Rで文句なしの達成となりました。
深夜運用:
基本、夜は苦手なので、深夜運用はあまりやりません。コンゴ民主共和国のペディションが1日だけ18MHzで朝に割
と強めで入感していましたが、参加局が多く潰されてしまっているのか、30分ほど粘ったものの交信には至りませんで
した。コンゴは取れればNEW DXCCです。アフリカ大陸なので昨年のマラウイやジンバブエのように主に夜の勝負ですし、ペディションも
18日までなので終盤になってきているのでそろそろ空いているだろうと思い、しかも今週末はちょうど外出予定なしの3連休ですので睡眠不
足でもなんとかなりますので、深夜運用にて参戦することにしました。
深夜運用は、PCとリグはスタンバイ、PCはクラスターとPSK
Reporterにしておき、無線設備のある部屋に布団を持ち込んで(普段は寝室は専用部屋)、目覚めたタイミングでPCをチラ見して出てたら運用すると
いうスタイルです。子供の頃から概ね2〜3時間おきには小用で起きてしまうので、その習性を利用した運用法です。
とりあえず初日金曜日(14日夜〜)は23時ごろまではテレビを見つつ、起きていましたがCWの運用ばかりでFT8
には現れません。今回のペディションは同じメンバーがFT8(ZZ)とそれ以外(AA)とコールを使い分けていて、
AAの運用ばかりになっていました。あきらめて床に就きました。深夜1時ごろ目覚めましたがFT8の運用はなし。そ
のまま再度床に就き、3時ごろまた目覚めたら、FT8のレポートが上がっていました。18MHzから参戦し、こちら
はほぼがら空き数コールで取ってもらえ、無事コンゴがwkdしました。レポートは-23dB、がら空きでクリアだっ
たから取ってもらえたんですね。そのまま14MHzでも入感していたので、QSYしコール、14MHzは欧州の局へ
のリターンが多く、こちらには欧州局の波は入感していないものの、リターンの具合からも若干混雑気味でした。30分
ほど粘り、欧州が一通り回り、弱いJAが拾ってもらえるようになると、当局にもリターンがあり、14MHzも無事
wkdしました。レポートは-22dBとまたもやウィークシグナルでした。21MHzも参戦しましたがこちらはダメ
でした。
4時を過ぎましたが、そのままついでに7MHzにQSYしたら東ティモールのペディションが出ていましたので、つい
でにwkd。
初日はコンゴ14/18MHzと東ティモール7MHzの+3エンティティとなり上々の成果でした。
深夜運用は2日目(15日夜〜)の本日が最後です。10MHzのコンゴ狙いですが、まずはいきなり21時ごろに
24MHzでコンゴが入感しwkdしました。レポートも-14dBと比較的良かったですし、そこまで混雑もしていま
せんでした。昨日とは違い、アクティビティがあって14-28MHzに出ていました。期待できそうです。21MHz
もコールしましたがやはりCQ連発でリターンがないので波が届きませんでした。21MHzはなんとなく苦手です。
3時半ごろに目覚めると、狙いの10MHzにコンゴが出ていました。3時ちょうど頃から出ていたようですので、約
30分遅れでの参加です。6時ごろまで入感していましたので途中入感しなくなった時間を除いて約2時間コールしまし
たが、ご縁がありませんでした。5時頃までは欧州中心のリターン、それ以降はJA中心のリターンでしたが、呼ぶJA
が居てもCQを連発したりしていましたので、きっと届いていないのでしょう。あちらのSNも1slotなら最大
-8dBまで上昇した時もありましたので開けたかと思いましたが、一方通行のようで、当局も届いていない局だったよ
うです。これは致し方ありません。やって取れなかったものなので諦めもつきます。10MHzは今までのペディション
でも早々と取れていたバンドなので出てくれれば取れる自信はありましたが。
ペディションをF/Hでコールするとどうしても呼び続けになってしまうのですが、130WでCP5HSは30分以上
呼ぶとコイルが溶けますが、HFV5改は、以前のペディションでも1時間耐えましたし、今回もほぼ2時間耐えまし
た。CP5HSはコイルの周りがアルミ筒に覆われていて熱を持ちやすい、HFV5はコイルがむき出し(熱収縮チュー
ブ保護)で放熱性が良いからでしょうか?、構造の違いが大きいのでしょうが、こういう点でも10MHzは自信があっ
たのですが残念でした。
- 17-23日/SN=160-140
今月のSNはあまり乱高下はなく、比較的平均的に高い状態を維持しています。
今週の成果は、BAND New 18MHz(イスラエル、ジャージ)、21MHz(コンゴ)でした。
17日は月曜日ですが海の日でしたので深夜運用まではしませんでしたが、朝のコンゴ10MHzを狙って早起きワッチ
していました。残念ながら10MHzは叶いませんでしたが、朝方21MHzでご縁があり、早起きした苦労は報われま
した。コンゴはこのまま期間終了でQRTとなりましたが、最終的には14,18,21,24MHzを取れましたので
上々の結果となりました。
20日ごろから体調を崩し始め、週末は寝込んでいたため、この週は23日までほとんど運用はしませんでした(やって
いない訳ではありません)。
- 24-31日/SN=140
山場は過ぎたと思いますが引き続き体調が思わしくなく、体調がすっきりしない一週間が続いていますので無線を含めて
根を詰めてやるのは自重しています。
一応ワッチはしていて、残り20ほどになっているCQ
WPXの積み増しと、1A0C(マルタ騎士団)やVB2M(CQ
Zone2)のペディションも動きは見ていますが、今のところどちらもなかなか厳しそうな印象です。
コンディションもかなり悪く、FT8の標準周波数でワッチしていても入感するのは近場ばかりです。しかもコールして
も応答がないことも多くなってきました。今週のNEWエンティティは、かなり久々のゼロでした。
そんな中ですが、25日に待っていたVE認定証と副局(JP7EGQ)
の新しい免許状が同時に届きました。
これでFCCライセンスの最終形態である「試験を実施する側」にも正式に認定されました。今のところ私生活にあまり
余裕がないので、すぐにVE活動を開始できる訳ではないのですが、私の身と心の準備ができたらVE活動を通してアマ
チュアコミュニティにご奉仕できればと考えています。もしこれをご覧になったVEチームの方で、幽霊部員(できると
きだけ)でもいいから入ってほしいというご要望があればお誘いください。
6月/キリバス(中央)ペディション、DXCC150達成/VARA HF
- 月初のDXCC状況 (左:5月
末、右:2022末まで)
先月との主な違いは、18/28MHzが100エンティティ越えで、DXCC入りしたことです。1か月間では+26
チャレンジ、年初からは+127チャレンジです。まずまずの成果でしょうか。
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- 4日 SN=140
書道検定のための稽古や浄化槽点検、車の掃除など色々多忙で、運用は4日のみとなりましたが、キリバス(中央)のペ
ディションを10/14/18/21MHzの4バンドでwkd、NEW
DXCCとなりました。他、ブルネイが18MHzでBAND
NEW、JA1RLが6月4日の電波の日運用で10MHz FT8に出ていたのでこちらもwkdしました。短時間ながらも中身の濃い運用になりました。
海外のどこかで多分、コンテストがあったようです。特にコンテスト指定されていないCQに応答したのですが、数字と
英字交じりの(R 0000
AA00のような)変わったメッセージが返ってきました。不思議に思い調べてみたら、コンテストモードのメッセージのようです。
普通のFT8状態のこちらが応答すると、シーケンスが進みませんし、あちらのレポートも分かりません。とりあえずこ
ちらがレポート未交換ですが手動でシーケンスを進めて終わらせるか、あちらが再送で通常のFT8メッセージに変更し
て応答してくれることもありました。いずれにしても、コンテストをやってるときはやはり不参加者は出にくいので、そ
の後はキリバスペディションを追ってから早々にQRTしました。
-----
- 9-11日 SN=170-150
9日の夜から、ぼちぼち運用しました。この夜は、18MHzが非常によく飛びました。20時ごろでしたが
pskreporterでチェックすると、アメリカ東海岸〜ヨーロッパの西あたりからのレポートがかなり上がってい
ました。ロングパスですね。しかし、こちらに入感しないので一方通行状態です。ほぼ交信はできませんでした。結局は
時間的に暗いところが好きな10MHzでアメリカとアラスカの数局とQSOしてこの夜の運用は1時間ぐらいで終えま
した。
10日も少し運用、11日は久々に丸一日運用していました。主に18/24MHzでした。Eスポシーズンということ
で50MHzのクラスタもかなり上がっていましたが、当局は50MHzは設備が貧弱なので、入感すらしません。クラ
スタでもFT8ではなく、CWやSSBのハイバンドも目立っていて、局がばらけている影響か、FT8は少し参加局が
減ってるかなという印象です。
成果は、NEE DXCC:18MHz/ウォリス・フツナ島 BAND
NEW:24MHz/カタール、ラクシャドウィープ でした。
-----
- 12-18日 SN=100-150
近頃は、ハイバンドが軒並みだめです、10-18MHzもパッとしません。入感は近場ばかりです。夏至が近づきコン
ディションが変化しているのでしょうか。今週はペディションを2局追いましたが、このコンディションですのでSNも
悪いし、そもそも入感がないのでなかなかハードです。
成果は、New DXCC:デュシー島(10/24/28MHz)、Band
NEW:ラクシャドウィープ(10/28MHz)、キューバ(28MHz)でした。
個人的には次のDXCC狙いで10/21MHzの増加を望んでいるのですが、10MHzはほぼ国内&近場だし、
21MHzは入感する時間自体がかなり少なくなってきました。
DXCC申請:
14日にMixed/Digitalの150エンドーズメントと、18/28MHzのDXCCを申請し、
15日付けのStandingsに公開されました。
次は10/21MHzあたりですが、また+10エンティティ程度必要なので、しばらく申請はないでしょう。
移動運用:
16日は休日だったので、午後から近場で移動運用を行いました。愛知県一宮市、JCC2004、
PM85JIから、ATAS-120 50Wでの運用でした。
モールの屋上からの運用を予定していましたが、平日ということもあってか数軒まわっても屋上は閉鎖で、運用場所の選
定に手間取りましたので、運用は平地から1時間足らずとなってしまい、コンディションにもあまり恵まれていませんで
したので、DX5局、JA1局の交信で終了しました。
WinLINK QRV:
思い出しですが、アメリカのFCCライセンスの問題で、WinLINKというのが出ていました。ちょっと調べてみた
ら、やれそうだったのでQRVしてみました。
電波型式は先駆けのOM氏の情報や開発者の仕様を参考に判断した結果、試用モード(175bpsの速度制限あり)で
あれば、FSKでFT8と同じF1Dです。現に免許を受けている一括記載コードに含まれていますし、工事設計に「デ
ジタルモードのため付属装置(PC)を接続」と届出もしてあり、F1Dは既に工事設計にも含まれていますので、申請
簡略化の恩恵で変更申請(届)が不要な変更に該当しますので、即運用を開始しました。
FCCシステムダウン:
9日18:30(アメリカ東部時間)〜12日の12:00(正午)まで、アメリカFCCのユニバーサルライセンシン
グシステム(ULS)等の計画メンテナンス予定となっていましたが、終了予定時刻を過ぎても復旧しませんでした。こ
の状態は停止から9日目となった今も解消されていません。
ツイッターを見ると、現地の方からも停止期間が長すぎて申請や書類が出せない、マリンラジオライセンスがオンライン
照会できず越境できないのクレームがかなり出ているようですが、システム停止期間中に有効期限を迎えるものはシステ
ム再開の3日後までに暫定的に期限を延長するが、オンラインシステムで提出すべき申請等を紙で提出することは認めな
い、申請の審査日数に停止期間は含まない、緊急に許認可が必要な場合はFCCが24時間電話対応する、という公告を
出しました。
日本でも2025年1月から新しい総合無線局管理システムが運用される予定で、これに併せてアメリカと同じようなデ
ジタル(ペーパーレス)免許状制度が開始される予定ですので、オンラインだけだと今回のような計画外のシステム停止
でかなりの混乱が予想されるので、なんでもかんでもデジタルにすればいいって訳でもなさそうですね。こういう事態に
対処するには最後はやはり紙です。
(追記)6月21日AM9時(アメリカ東部夏時間)に、ほぼ全面復旧、ELS(アマチュアの試験結果を受け入れるシ
ステム)もその翌日に復旧しました。システムの見た目やライセンスのオ
フィシャルコピーのレイアウトが崩れているのは今まで通り特に変わりありません。理由も公表されていません。追加の
公告が発表され、しばらくの間システムが混雑することを予想して、システムで提出すべき申請等の期限が6月9
日〜29日までの間の場合は、全て6月30日までに延長され、この期間は通常通りの手続で申請を受理する(規則免除
の申請や追加書類は不要)とのことです。急がない申請はしばらく延期するよう、大量の申請の提出を予定している場合
は担当部局と予め相談することを要請しています。
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- 19-25日 SN=160-210
SNがすごい急上昇のなか、夏至を迎えました。夏至は50MHzのEスポマルチホップシーズンの中心で、それ以外の
バンドは意外と閑散としています。Twitterとかでみると430MHzで国内遠距離のレポートもありますが、今
はVUのアンテナは降ろしているので波を出せません。いくらシーズンとはいえ、当局の50MHzは貧弱なのであまりご縁はありま
せん。やはり50MHzを稼いでいる局が多いのでしょうか、普通のHF帯にいましたが引き続き運用局が少ない印象で
す。クラスタもFT8以外のモードのレポートもかなり活発です。
ということで、当局では先週日曜日より試験運用を始めていたWinlink設定と接続を中心に今週はすごしました。
主な成果: 10MHzで赤道ギニア、28MHzでパプアニューギニアがBand NEWでした。
50MHz:
50MHzは久々に25日の午後に参戦、8エリア方面が開いていて、1時間ほどで9局とQSOできました。他は3エ
リア、中国、韓国が数局です。
14時すぎには徐々にフェードアウトしていき、15時にはほとんど入感しなくなりました。
他局が呼んでる局のほとんどは見えないので設備の差を痛感しましたが、これはどうしようもありません。
今シーズンはDXCCを優先しましたので50MHzはほとんど稼いでいませんが、せめて50MHzでWAJAぐらい
は完成させたいです。AJDはあと4エリアだけです。
やはり八木が欲しくなりますが、2エレのコンパクトなタイプでも幅約3mありますので、バルコニーだと設置位置がほ
ぼ中央に限られ、そのポジションはCP5が占領していますので何ともなりません。どっちみち春〜夏のシーズンだけな
ので移動や仮設でもいいとは思いますが、来春までに考えておきます。
Winlink:
Winlinkでは、とりあえず台湾局に14,21MHz、国内1エリア局に7MHzでゲートウェイへの接続ができ
ました。やはりHF帯ということでどうしても常時アクセスできるゲートウェイはなく、同じ時間帯と周波数でもダメな
日もあり、完全にコンディション次第といったところです。台湾の14MHzは比較的つながりやすいです。国内1エリ
アの局は、つながれば非常によい品質なのですが、国内スキップになるとまったくダメです。さらに7MHzは当局のア
ンテナの共振範囲からかなり外れているためチューナー調整で、それでもSWR2.5ほどあるので、あまり積極的には
使いにくいです。
申請については、国内での運用局が少ないので、各局ごとの諸説があり難しいのですが、モデム (VARA
HF)開発者の資料を基にしつつ、なるべく現制度の申請簡略化の恩恵も受けられるように考えると、試用モード(175bps)状態は、ただの
FSK(F1D)なので、FT8と同じ型式となります。よって、既にFT8の申請が済んでいれば、昨今のデジタル
モード申請の簡略化を適用できると判断し、試用モードの状態で既に試験運用を開始しています。
ただし、試用モードを外す(高速通信にする)と、PSK(G1D)やQAM(D7D)が発射されます。G1Dは一括
記載コード内なので、変更届で済みますので総通に到達次第即運用ができますが、QAMは総通の例示でも一括記載コー
ド外のD7Dを示していて、個別指定のため変更申請を要しますので、高速モードの部分について変更申請を提出しまし
た。
また、今の法令で、10MHzはVARA500(占有周波数帯域幅500Hz)のみかつ、QAMは使用できません。
これは、法令の制限により、F1Dは元々占有周波数帯域幅が2kHzに制限されている、D7Dはそもそも10MHz
帯には発射できるところがありません。G1Dだけは3kHzですので、今の法令であればごり押しで申請できないこと
もないのですが、これも9月25日の改正で全電波型式で2kHz一律になるため、多分指摘が入りますので申請しない
方が無難と判断しました。逆にD7Dは9月25日からは発射可能になりますが、500Hzモードのみというのは変わ
りません。
QAMは、V/U/S帯ならWinDRMでF7W(このソフトはデータと画像モードがあるので末尾がWになる)を
持ってるのですが…
この電波型式&仕様書の追加の儀式も、今年の9月25日からは、アマチュア局には「特定附属装置(パソコン、マイ
ク、ファックス、ビデオカメラ、電鍵など)」が接続されることを前提とする制度に変更されるため、今後、送信機の外
部入力端子にこれらの装置等を接続して、電波の型式のみを変化させる運用については、一切(その電波型式が工事設計
書に記載がなくとも)申請(別記なども)不要となります。
外部入力端子のある送信機は、外部から信号が入力されることが前提と変更されるためです。
Winlinkもあと3か月待てば、9月25日からは、申請は必要ありません…。私にとってもこれがデジタルモード
としては最後の申請です。
3か月後には、申請対象外となる申請なので、総通からの質疑等もなく通過すると思います。
WinDRMの時は日本ではマイナーモードなので、ソフトの説明書を提出しろと言われて開発者のWebページの中か
らソフトの機能や仕様がわかるものを探して印刷したものを提出したりとかすごく大変な思いをしました。苦労して受け
た免許が全て包括化され消えていきます…
今後は、基本的に送信機本体やリニア、周波数変換装置などの無線設備そのもののみが送信機に関する申請の対
象となるということです。
免許状も、電波の型式、周波数及び空中線電力は、無線従事者の資格に応じた最大の範囲の新たな一括記載コード(1ア
マの移動しない局なら1AF、移動する局なら1AM※1)と指定されますので、今後は氏名住所や従事者資格を変更し
ない限り、免許状設備等を変更しても5年間訂正なしで使えることになります。一括記載コードごとの免許内容(いまま
で免許状に列記されていたこと)は、法令として記載されることになります。従来の一括記載コードとは違い、周波数及
び空中線電力までも一括するものですので、免許状では1アマで移動しない局なら、10Wのリグでも、キロワット局で
も「1AF」のみの表示になりますので、周波数や電力の識別は全くできなくなります。免許状は非常に味気ないものに
なります。
詳しくは総務省のサイトを見てください。
https://www.tele.soumu.go.jp/j/others/amateur/tokutei/index.htm
https://www.tele.soumu.go.jp/j/others/amateur/kigo/index.htm
この改正でデジタルモードの運用はすごく楽にやれるようになります。
インバータノイズ:
久々に見ました。25日の早朝6時の14MHzです。18MHzにも強めのが出ていました。
エアコン系のインバータノイズは、周波数や強さがエアコンの動作状態により、ドリフト変化します。(自宅のエアコン
がそうでした)
DC-ACインバータはだいたい完全に固定の周波数と強さで、もっと細かいメッシュかつ直線状態になります。(自宅
の無停電電源装置に使ってるDC-ACインバータがそうでしたが、違う物に交換したらすっきりなくなりました。)
そういえば、転居後に新設した自宅のP社製エアコンのインバータノイズですが、1.渡り電線にフェライトコアをつけ
た、2.室内機と室外機をアース接続したというところまではメーカーがやってくれましたが、改善なく、更にその後担
当が変わってからは再訪問の連絡すらなく、もう沙汰闇になっていますが、結論から言うとなくなりました。
多分ですが、200Vエアコンの消費電力を測定したいので、がっつり本物の電力量計(電気メーター)を取り付けたの
ですが、この時にACケーブルをかなり延長したのでそれで放射される周波数が変化したのか、電力量計というのは特殊
な装置ですから、なんらかのアイソレーションの役目を果たしてくれている可能性があります。電力量計を設置したあた
りからなくなり、もう数年たちますが永らくノイズとは無縁でした。無線設備側にもおまじないとして電力量計をつけて
います(無線設備の使用電力量も見られてこれはこれでFBです)。
18MHzのは早い段階でなくなりましたが、14MHzのは結構長く出ていて、夕方になってもまだ出ていました。し
かもFT8周波数に留まってしまっ ています。数kHzずらせばノイズはないのですが。もちろん
朝方は自宅ではエアコン等使用していない時間ですし、外来のものだと思います。
当局周辺の太陽光発電は、斜め向かいに1軒と、2軒隣、200mと400mほど先に小規模なソーラー発電所がありますが、転居して2年半ほどで、そ
れらしい障害はありません。これらからの障害なら既に昼間の運用で影響が出ていると思います。
ただ、来週からは隣宅が太陽光発電の工事をするらしいので、しばらくは電波障害の監視が必要になります。
最近のパワコンは無線設備から3m程度離れていれば影響はないとの記事も見ましたが、できるだけパワコンをうちから
遠いところにつけてくれて、電磁波漏れ対策がしっかりできているものであることを神に祈るしかありません。
5月/HFV5の3.5MHz改造完了、スプラトリー諸島ペディション
- 月初のDXCC状況(左:4月末、右:年末までCFM分)
4か月で+101チャレンジです。18/28MHzあたりが次のBand DXCC候補ですね。
- 1-7日/SN=100-120
GW期間中です。今年は30-7日までの9連休です。ちょくちょく家事やドル調達などしましたが、基本的にステイ
ホームの無線三昧でした。
主な成果:
NEW DXCC:Spratly Is.スプラト
リー諸島(14/24/28MHz)
BAND
New:3.5MHz(アラスカ、中国、グアム) 18MHz(ケニア、マラウイ、インド) 21MHz(チリ、ブルネイ) 24MHz(キルギス)
18MHzのDXCCがリーチになりました。
中国5.5フェスティバル:
1-5日は、毎年恒例の中国5.5
フェスティバル(BnCRA)です。今年は見送ろうかと思っていましたが、
3.5MHzのテストにもいいと思って1日から交信しました。今年で3回目の参加で、21年は銀賞、22年は金賞で
した。なんか早いなと思いましたが、やはり昨年までは3-5の3日間で、今年から5日間になったようですね。昨
年同
様B9は低調スタートですが、なんと1日で10エリア20point(QSO)の金賞を達成しました。ログでもちょ
うど20pointになっていたので、間違いないです。
CRA絡みでこんな面白い交信がありました。
B2CRAのRR73が3つ表示されています。たぶんMSHVのマルチスレッドだと思い、深く考えず一番おしりの
B2CRAをコールしました。
一度CQになったので、強い局に再コールしました。
そうしたらなんと、同時2局のB2CRAからレポートが返ってきました。ゴーストかなと思いましたが、それにしては
レポートも違うしdBもゴーストにしては強いので不思議な感じがしていました。
とりあえずそのまま交信を進めます。73も同時に2局から返ってきました。とりあえずログに入れましたが、当然1局
分しか入りません。
さすがに不思議だったので、即座にスクリーンショットを撮り、後ほど分析しました。
CQで、1968HzはPN35、1150HzはPM19でしたの
で、異なる場所から同じ局がQRVしていたのです。
ログは1150Hzに対してのdBが記録されていました。
初回は-09dBび1968Hzに対して応答しましたが、CQが出た時点で、知らずのうちに1150Hzの方に応答
していたのです。
その結果、両方から応答が返ってくるという顛末でした。
設定されていたRX
Freqは1150Hzでしたので、実際に交信をしたのはログどおりの1150Hzの局に対してのようです。
しかし、結果として運用場所の違う2局のどちらにもそれぞれレポートを送信していたので、2局とも交信が成立したと
考えることもできますので、1968Hzの方も分析後ログインしておきました。これが、1つのレポートで2局から応
答があったとしたら、また複雑ですね。
この別の場所から複数波で運用することが中国でOKなのか、あちらの法制度は知りませんが、日本であっても、同じ
コールサイ
ンで別の場所からの複数波運用は規則に従う限り不可能ではない(やり方は長くなるので割愛します)のですが、複雑怪奇な運用であることに変わりはなさそうです。
BnCRAは、5日までかなり出ていて入感したのは呼んだので、最終的には3.5-50MHz全バンドQSOが
できて、合計49QSOですので、昨年より3.5と50MHzが増えてグレードアップしました。今回もGold
入賞ですね。結局それなりにやっちゃいました。やはりコールが入感
すると交信しちゃいますよね。昨年あった交信したのにポイントに反映されない問題は今年は一切なく、こちらのログと完全に一致しましたので気持ちいいです
ね。最終確定かは分かりませんが順位は73/14016位でした。
3.5MHz改造:
3573/3531kHzの2波で整合が取れ、150W運用でもコイル等に異常はなく、ほぼ完了の状態となりま
した。詳しい結果はこち
ら
アラスカ、中国、グアムが3.5MHzのBand
NEWになりました。総評としては、多分感度はよくないけど、概ね送信と受信のバランスはとれている(感覚的に送信の方が若干弱い感じ)。4000kmぐ
らいまでなら今のところ交信できる可能性がある。大きなダイポールやワイヤーアンテナの設置は難しいので、とに
かく波を出せる状態を作るという点でまずはこれで頑張ってみたいと思います。
50MHz調整:
CP5HSの50MHzがちょっとズレている感じなので、調整しました。パワー計読みでSWRは3付近、進行波
が30Wで20Wもロスしています。元々リニアが50MHzは非対応なので、リグの定格50W勝負なのに20W
もロスしていてはかなりもったいないです。
調整前SWR2.8→調整後1.9です。最良点は52MHz付近でSWR1.2なのですが、ここまで落とそうと
するとエレメントを相当短くしなければなりません。既に調整用の伸縮エレメントは外し、本体パイプを150mm
カットしてこれです。50MHz帯はバンドそのものがワイドなので、中心である52MHz付近に最良点があるの
は不思議でもないのですが、その分、両バンドエッジのSWRは2.0程度と高めですので、バンドエッジ付近にあ
るFT8周波数は高くなってしまいます。パイプカットを続けて他のバンドなどに悪影響が出るといけませんし、進
行波も調整により40Wぐらいになったようですので、とりあえず様子を見ます。
AJ6ZT:
3.5MHz帯試験のために4日の日本時間20時ごろW7から10分ほど運用しました。
いつもは東海岸W1の料金が安い($0.09/分)100W局をお借りするので、おおよそ140円/10分、1
時間使っても1,400円と大人の娯楽としてはまあいいやという料金です。ただ、全バンドダイポールのみで、コ
ンディションに恵まれない限り、交信範囲はうちと似たような到達範囲で、異国の地から波を出して楽しむという運
用です。
今回は当局での受信状態の試験のため、西海岸W7の500W局をお借りしました。この局は標高も高くアンテナも
1.9MHz帯以外は3.5-50MHzまで全バンド八木アンテナが装備されているビッグガンです。
3.5MHz帯のアンテナは全長17mの1エレ八木アンテナと良い設備なので、$0.69/分、おおよそ
1000円/10分かかります。うっかり1時間運用したら1万円ですので、そうやすやすとはお借りできない局で
すが、貴重な西海岸(日本側)にある局です。レンタル料が高額なため、必要な試験と、他のJAの受信具合とうち
のアンテナとも比較のために呼んでもらえた3局と交信し早々とQRTしました。詳 しい結果はこちら
スプラトリー諸島 DX0NE:
スプラトリー諸島は、いくつもの「岩」により構成されている地域です。島(Is.)と表記されているところも多
数ありますが、国際法上は「岩」であると裁定されているそうです。フィリピン、中国、ベトナムなど6カ国がこ
ぞって各々領有権を主張しているという政治的な紛争地域です。ブルネイ以外は実効支配している地域を有していま
す。
今回のDX0NEは、フィリピン政府により許可された正規のアマチュア局で、4/30-5/9が運用期間の予定
でしたの
で、日本では主にGWに稼ぐことになると思います。しかし、7日の低気圧によりアンテナが全破壊され、修復不能で予定より早くQRTとなってしまいまし
た。このペディションは、フィリピン政府により許可されているので、ARRLの DXCCでもSpratly
Islandsとしてクレジットされます。
ペディション開始時点で正確な場所は公表さ
れていませんでしたが、終盤になってフィリピンが実効支配しているパグアサ島(Thitu
Island)での運用と公表されました。滑走路まで建造されているスプラトリー諸島の中でも2番目の規模の「岩」だそうです。元々は2022年の後半に
ライセンスを取得し、QRVが予定されていたそうですが、 「安全上の理由」で延期されていました。
当局は、28/24/14MHzの順でQSO。フィリピンとそこそこ近い場所でありながら、あちらは100Wで
マルチスレッドと
のことなので、クラスターやPskreporterには載っていても、当局には入感しないことも多かったのでか
なりむず痒い思いをしていました。QSOできた時のあちらからの波は-21/-19/-15dBでしたのでかな
りギリギリQSOでした。レポートはこちらの波100/150/100Wで、-12/-10/-02dBでし
た。
あちらの14-28MHzのアンテナは、VDAという初めて聞くアンテナなのでちょっと調べてみたら、
Vertical Dipole Antennas (VDA)のようです。
ページスペースの関係で横向きですが、実際には長手方向に立てて使います。こんなの見たことないと思いましたそ
れもそのはず、このアンテナのパフォーマンスを発揮するには、他の垂直系アンテナと同く良好な接地と、「海水面
(塩水)」が必要とされています。海水面を活用したアンテナで、アンテナそのものを海水面に近い海岸に設置する
必要があり、海岸から100m離れただけでもかなり性能が落ちたとの資料もありました。
このアンテナは比較的小型軽量にできて「海岸」があることの多い無人島、孤島のDXペディション向けのアンテナ
として活躍しているそうです。
少し話がそれましたが、このペディションではまたPirate(UC)が出現しましたが、前のペディションのよ
うな愉快犯ではなく、紛争地域ならではのUCでした。領有権を争っている中国からと思われる
「B7/DX0NE」「DX0NECHINESE」「DX0NE
QRT」などのメッセージの他、DX0NEの送信周波数にかぶせて妨害したり、同じコールサインを使ってDX0NEをコールしている局を横取りしたりとや
りたい放題状態でした。
私が交信できた28/24/14MHzは幸い正規局
だったようで公式Logでcfmされていましたので一安心です。公式局はペディション周波数にMSHV
のマルチスレッドで1000-1500程度の場所に現れます。
特に7日の18MHzはひどく、私もしばらくコールしていましたが、そこらじゅうのFreqでDX0NEやUC
メッセージがデコードされ、しまいには逆シーケンスにも現れる始末でどれが本尊なのか、そもそも本尊がいるのか
も見当がつかないので、撤退しました。
ペディションも終盤になってくるとペディション周波数では目立たないため、宣伝を兼ねて通常周波数に降りてくる
こともありますが、少なくともパイル状態でペディション周波数への移動もアナウンスせず通常のFT8でのろのろ
やっていました。ただし、マルチスレッドだとdBが落ちるので遠方向けにあえてシングルFT8にしていたのかも
しれま
せんが、ある程度パイルになってきたらペディション周波数を使わない理由にはなりませんし、73を送らず突然
消えたりペディションではご法度であるRRRを送ってきたりとかなり不審な局も目につきました。
※後日追記、7日に低気圧被害に遭ってQRVできなかったようなので、7日の不審な局はやはり全てUCのようで
す。私が7日の朝8時前に14MHzのペディション周波数で交信したのはcfmされたのでここまではアンテナも
生きていたようです。
- 8-14日/SN=120-130
GW明けということで、主に朝活に移行しました。SNは9日に最高180になりました。
朝は21MHz以上はほぼ入感ありません。主に10-18MHzのワッチでした。
主な成果は、New DXCC:ウガンダ(10MHz)
Band
NEW:18MHz(赤道ギニア、リトアニア、クウェート)、28MHz(マカオ、カタール、マーシャル諸島)
毎朝1時間という短時間の朝活のみでありながら、
意外と獲得できました。18MHzは103エンティティになりましたのでDXCC入りです。28MHzは週末の
夕方の運用です。6月末に書道検定が迫っているので、一番集中できる朝〜昼あたりは運用ができなくなってきてい
ます。夕方や夜にやるとやはり1日の疲れがでてくるのか、経験的にうまく書けないのであまり夕方以降はやらない
ようにしています。
ウガンダはペディション局でこちらも9日の10時UTC(日本19時)にQRTとなったので、1日前の滑り込み
セーフでした。終盤なのでがら空きでしたのですぐにピックアップしてもらえました。SNも-16/-12dBで
したのでそこそこ良い波でした。
DXCC通算でも148cfmとあと+2でエ
ンドーズメントの150に達します。28MHzもあと2エンティティでDXCCです。これらの達成が近そうな分
もありますので、申請はしばらく見送ってまとめて申請したいと思っています。
近頃、WARCバンド用のHFV5改の18MHzのSWRが悪化しているようですので、前述の10MHzと併せ
て調整を検討しなければいけないかもしれません。
- 15-21日/SN130-140
引き続き朝活メインですが、コンディションが上級バンド10/14/18MHzしか開けていません。SN値は比
較的高い状態が続きましたが、磁気嵐が出現しているようであまりコンディションはよくありませんでした。
N0NBHの予測でもPoorやFairが出ていました。
主な成果:New DXCC:28MHz(レユニオン) New
Band:18MHz(クロアチア、キプロス)、24MHz(ケニア、アンゴラ)、28MHz(ケニア)
New
DXCCのレユニオンはcfmしてもらえるか微妙です。オンラインログは全て非対応で、QRZに住所氏名だけ記載がありましたがページの管理者の記載もな
く、情報が今も正しいものなのか不明です。検索するととりあえずダイレクトQSLを送ってみましたが、JAでも
受領したという情報はないです。
少し前から懸念していたアンテナSWR測定の結果です。
晴天22℃: 7MHz/1.12 10MHz/1.35 14MHz/1.14 18MHz/1.65
21MHz/1.59 24MHz/1.58 28MHz/1.27
雨天18℃: 7MHz/7.11 10MHz/2.13 14MHz/2.98 18MHz/3.35
21MHz/1.63 24MHz/1.38 28MHz/1.04
調整予定: 7MHz/調整不可 10MHz/少し低い方へ 14MHz/少し低い方へ 18MHz/大幅に低い方へ 21MHz/適正 24MHz/適正
28MHz/適正
傾向としては、雨が降ると電気的に長くなる(共振点が低い周波数へ移動する)、連続運用してコイルが発
熱すると電気的に短くなる(共振点が高い周波数へ移動する)ので、雨対策としては10-18MHzは下
図のように晴天時に今より高い周波数(V線の左側に希望周波数で、共振点は高い周波数に)を持っていけ
ば、雨で共振点が変化してもSWRが適正な範囲に入りますが、あまりやりすぎると発熱による高い周波数
への移動は、更にV線の左を登っていくのでSWRが悪化します。
いまの状態だと晴天時でも少し低い周波数(上図でいう雨天時状態でV線の右側)なので、発熱による高い
周波数への移動は、青Vが黒Vの方へ移動する形になり、V線の左から中央を経由して右に登っていくので
かなり余裕があります。しかし、雨天時は上図の青VよりVが左へ更に低い周波数へ移動する(Vの右をそ
のまま登っていく)ため、今のように雨天時に高いSWRが出現します。
雨天対策としては調整したいけど、これからアンテナ自体が自然状態でも高温となる夏が迫っていますの
で、コイル発熱と同じように高い周波数へ移動するかもしれません。そうなると、今の調整が適当かもしれ
ません。アンテナチューナーも装備していますので、しばらく経過観察しようと思います。
- 27日/SN140
直近2週間は朝のコンディションがあまり良くなく、入感するのはお馴染みの局ばかりな
ので今週の朝活は休止しました。
26-28日は3連休でしたが、26日は所用で外出、28日は書道検定稽古のため、運用は27日のみで
した。
主な成果は、New BANDが18MHz(マーシャル諸島)、21MHz(キューバ)でした。
DXCCチャレンジがついに600に到達しました。28MHzのDXCCも100に到達しました。
今年の目標であるDXCC Mixed
150入りまではあと2エンティティですが、SNが良い割には近頃入感するのはお馴染みの局ばかりなので、夏のコンディションに移っているようです。設備
な貧弱な当局は、秋のDXシーズン待ちです。
リアルステーションがバッドコンディションなので久々にアメリカリモートステーションをお借りして、
W7/西海岸から100Wで電波を飛ばしてみました。いつもお借りするオレゴン州のW7は使用中でした
ので、アリゾナ州のW7を初めてお借りしました。ここは100Wなら$0.49/分なのでJAとのテス
トには最適です。リモートの八木アンテナをJAに向けて、日本時間14時頃のテストで、2way、
10MHz×、14MHz〇、18MHz〇、21MHz×、24MHz×でした。まぁ予想通りしょう
か、21MHzはいけるかとおもいましたがダメでした。あちらは真夜中ですのでハイバンドはダメです
し、こちらが昼間なのでローバンドもダメです。当局からのリターンも同じく100Wでした。ほぼどんぐ
りの背比べですが、18MHzの方が若干dBは良かったです。こういう使い方でシーズンごとの伝搬を
追ってみるのもおもしろいかもしれませんね。
4月/ルワンダ7-28MHzコンプリート/HFV5の3.5MHz改造/T30UNペディション
/AJ6ZT初オンエアー
- 1-2日/SN=40-50
今月の始まりは週末土曜日始まりで、しかも私は3連休です。連休初日の気持ちいい朝を迎え、21MHzを覗いたらな
んとルワンダがまたきわ(-20dB前後)ながら入感していました。早速呼んでみると2コールで拾ってもらえなん
と+07dB(100w)という驚きのレポートが届きました。しかし、直後に見えなくなってしまい、ファイナルが取
れませんでしたが、R-20のレポートを2回送り、さすがに+07なら届いていると思うので、ファイナルを送りまし
た。とりあえずQSOの最低条件であるレポート交換は終えていますので、とりあえずログに入れました。かなり不安な
QSOでしたが、無事cfmされ、ルワンダは目標を大きく超える7-28MHzの全7バンド達成となりました。幸先
のいい月初です。
その後は、28MHzをワッチしつつ、HFV5の3.5MHz改造の着手です。既設のHFV5改10MHzの挙動が
不審(100w超でSWRが急激に上昇)なため、交換部品セットとして新たにもう1セット注文していたものが、連休
前に届いたので、10MHzエレメント交換と併せて、3.5MHzも上げられないかの技術的研究(アマチュア業務で
すね)を始めました。ルワンダも3.5MHzワンチャンできないかなとの思いもありました。
とりあえず、3.5MHzエレメントに1mのラジアルを追加するところからスタートしましたが、やはりそこまで単純
ではなく、5MHz付近に落ちてしまうため、2.5m程度のステンレス線ラジアルを巻いたり伸ばしたり巻き径を変え
たりと色々試しましたが5MHzの呪縛から抜け出せないため、急きょ名古屋のパーツショップで1.0mm UEW線
500g(多分70mぐらい)を調達し、コイルを製作するところからスタートしました。その詳細はこちらです。
最終的には2日間かけて、3.2MHz付近に落ちるようにはなりました。あとは微調整とコイルがかなり重いので、重
量対策の改良を考えるというところに至りました。3.5MHz改造は実現できそうですが、既に既設のHFV5改に追
加するのはコイルの重量のため難しく、シングルバンドでの設置となりそうです。さすがに3日にQRTを迎えるルワン
ダの3.5MHzは間に合いませんね(笑)
2日間の28MHzワッチは、ペルーとニウエがNew DXCC
wkdとなりました。ペルーはあちらが-25dBでファイナルも取れませんでしたので、ダメかもしれませんが、ニウエは-07/+02dBと程よい具合
で、メインからQSYしての久々のF/HでRR73まで来ましたのでcfm間違いないと思います。
ほか、3月分のログをQRZとCLUBLOGにアップしました。QRZ上でもついにDX100(DXCC相当)に入
賞しました。
- 3-9日/SN=60-45
引き続き3日も休みですが、この運用記録は月-日曜周期にしているので一旦新たな記事になります。休みでしたが無線
は控えめ運
用で、28MHzをワッチしながら、家事(清掃、洗濯、タイヤ交換等々)とQSLカードの整理&発行をしました。
今週の主な成果は、New
DXCCが5日の朝にクレタ島(Crete)14MHz、9日夜にバレアレス諸島(Balearic
Is.)28MHzでした。DXCCチャレンジが550に到達しました。
3月末にSNが急落し、4月に入ってからは低調なSNが続いていて、3月の調子良さを思い起こすと、枯れてしまった
という印象が強い一週間で、入感もかなり少な
目でした。それでも週末の28MHzはかなり入感がありましたが、28MHzのDXCCも87エンティティにまで増
えて、年初の53から約3か月で30以上の激増ですので、取りやすいところは概ね取れた感じなので、Newも頭打ち
の感じも出
てきました。いつの間にかワーストの方だった28MHzエンティティ数が10や21MHzを超えていました。100wで概ね交信できますのでアンテナにも
やさしいですし、中距離で+dBというレポートも多いです。EU方面ならほぼ西側端となる10,000kmクラスに
なると応答がないことが増えますが、そんな時は200wにQROするとすんなりリターンがあることも度々あって、
100wと200wは3dBの違いではありますが、やはり違うと感じています。正直、28MHzがこんなに伸びると
は思っていませんでした。
近頃はウクライナもよく入感しQSOもします。先方から呼ばれることもあります。元々ウクライナはアマチュア無線が
比較的活発な国でしたので、戻ってきてもらえて素直にうれしく思います。ウクライナが珍エンティティになったりしな
いよう、いざこざも早く終わってしまえばと思います。
しかし、全体的には呼んでも応答がないCLDが目立ってきた感じがあり、やはり枯れていたかなという一週間でした。
そろそ ろCQ
WPXが900を超えたので、今年中に1000ポイントを視野に入れて、1st局はできるだけ呼ぶようにしています。クレタ島の他にも、3Newエンティ
ティ入感しましたが、CLDやdBがギリギリすぎ、かぶせられたりしてQSOが成立しなかったです。ま、こんな時も
ありますからめげずにチャンスを逃さないようにしたいと思います。
- 10-16日/SN=60-180
今週の主な成果は、10-28MHzでキリバスがNewDXCCと、14MHzでアンドラがNew DXCC、50MHzでニュージーランドがBand NEW、Marquesas
Is(マルキーズ/マルケサス諸島) が、New
DXCCとしてLotwにcfmされていましたが、ログではFrench
Polynesiaでしたが、やはり誤りのようで数日後にFrench
Polynesiaに訂正され、ぬか喜びをしました。10日の朝にルワンダが7-28MHzの7バンド、Lotwでcfmされてい
ました。
早朝の28MHzは終わってしまったようですが、14MHzが活発です。中距離のEU方面
7,000-9,000kmあたりがほどほどに取れます。10,000kmぐらいから運というかあちらの設備頼りな
のか、厳しくなります。SNが週初めから3倍に急上昇してきました。
T30UNペディション/今週はこのペディションを追いかけていました。9日からQRVしているキリバスペディショ
ンです。当局では11日の昼に24MHzで初め てQSOしました。New
DXCCです。FT8送信機7台で1.8-50MHzまで5週間かけて運用されるようです。猛パイル時にはRR73を返さなかったり、標準周波数でF/Hモードを使用したりするなど独
特な運用スタイルで、cfmされたのかよく分からない状態になりますが、結構マメにclublogをアップしてくれ
ますので、ログチェックしてcfmされていなければ翌日に再トライというルーチンで10-28MHzまではとりあえ
ずコンプリートしました。
かなりアクティブなので、パイルは早期に収拾する傾向です。週の後半はFT4に移行しまし
たので、24を除く10-28MHzでFT4の実力試しを兼ねてQSOしました。あと7/50MHzも狙ってはいま
すが、7MHzは当局では入感しません。50MHzは開けないと厳しいので運です。アンテナ
製作中の3.5MHzをなんとか間に合わあせて、来週の2.5連休で試験運用を兼ねて取れたらなぁと思っています。初の週末となった15日は、FT8に
戻ってpskreporterでもかなりのレポートが上がっていました。
Marquesas
Is(マルキーズ/マルケサス諸島) 4月3日の10時ごろに交信していたペディション局です。QRZ
もハムログ上もFrench Polynesiaで28MHzのBAND
Newのつもりで交信したのですが、NewDXCCでLotwにアップされました。しかし、残念ながらただの間違えのようで数日後に訂正されました。期間
の前半はマルキーズだったそうですが、後半の当局がQSOしたときはポリネシアでの運用だったが、誤ってログをすべ
てマルキーズで上げてしまったということでした。調べてみたら、マルキーズもFrench
Polynesiaの一部らしいですが、DXCC上では日本の小笠原のように別エンティティのようです。改めてQRZを見てみたら、どうやら2月末から4
月上旬までの約1か月半、周辺
の島々を船で移動しながらのペディションだったようです。船で島々を渡り行く運用、恐れ入りますね。
15日は今年初の50MHz
Esを味わいました。13時半ごろからFT8でオーストラリアとニュージーランドがちらちら入感してくるようになりました。当局は50MHzはガチの
50w(リニア非対応)でしかもアンテナもバーチカルなので、かなり非力です。他局が呼んでいても当局には入感しな
いのは当たり前で苦手なバンドですが、結果はやってみないと分かりませんのでまずは参戦、ほどなくオーストラリア2
局とQSO出来、とりあえず今日は7000km付近まで到達していることは分かりましたので、落とせればBand
Newとなる本丸のニュージーランドをコールし始めました、ニュージーランドも3局ほど入感していましたが、フェー
ジングが激しく、フェードアウトしてはまた現れてを繰り返していましたので、3局のうち強めに入ってきた局をひたす
らコールし、45分ほどでコールバックがありました。当局の50MHzとしては過去最遠距離の
8600km、+00/-12dBで、50wにしては好成績かなと思います。
50MHz BAND
NEW獲得となりました。50MHzのDXCCは9エンティティと一けた台だったので、ようやく2桁入りできそうです。このニュージーランド局も当局と
QSO後の3分後に-19dBと急激にダウン、そのままフェードアウトしその後はニュージーランドは入感しませんで
したのでギリギリセーフでした。その後は変わってニューカレドニアが入感しましたが、SEA指定なのでコールできま
せんし、ここは昨年cfmしていますので無理に追いはしませんでした。15時すぎにはEsそのものが終わりましたの
で、約1時間30分でした。
SWRが若干高いようで、2.0あたりです。反射が大きくメーター読みで実測30wぐらいしか供給されていないよう
です。50MHzはもともとかなりブロードバンドなはずなのであまり真面目に調整もしていませんが、2021年春の
再設置の時の調整のままなので、それからの修理歴(7/14/21MHzコイルや給電部)もあるので狂ってきている
のかもしれません。反射が大きいとリグに悪いので、とりあえずチューナーで見かけ整合させて運用しました。こういう
ときにチューナーは便利です。雨天時にちょっとズレる程度の不整合もしのげますし。ただ、50wしかないので少しで
も実効電力を稼ぎたいので、折を見て再調整をしたいと思います。
3.5MHzアンテナ:
土曜日は雨だったので、16(日)にほぼ丸一日かけて調整にトライし続けました。重量に対する補強等も目途がつき、
本設置想定状態でとりあえず3503kHzまで調整が済んで、ついにアマチュアバンド内に入りました。しかし、それ
からがまたうまく周波数が動かず、不安定な状態で3450kHz-3505kHzあたりをうろうろしています。原因
は調査中で要継続案件となります。
AJ6ZTデビュー:
U.S.
AJ6ZTのLotwのコールサイン証明書が14日(金)に発行されました。結局認証はがきは2週間経過しても届かなかった(紛失?)ので、サポートデス
クに連絡したところ、代替処置として運転免許証(アメリカの)、郵便物と自分の顔写真といった具合の確認書類をメー
ルで送ってくれればよいとのことでしたので、パスポートのスキャンを送りました。氏名、住所、写真と発行者などが分
かればよいようで、くれぐれも不必要な個人情報は消すようにとの念押しだったので、パスポート番号や生年月日、本籍
などは黒塗りです。日本のパスポートなので住所(あっても日本のだから意味ない)はありませんが、特に指摘はありま
せんでした。
コールサイン証明書も取れましたので、15日(土)の15時ごろに、ついにアメリカのレンタルリモートシャックに会
員登録し、チュートリアルや操作説明を一通り読み、テストステーションを若干いじった後、AJ6ZTとして、17時
29分JST/W7 Portlandから14MHz FT8
220wでT30UN(キリバス)を初コールしました。初コールはペディション局という華々しいスタートとなりました。このやりとりは日本のJQ2MPJ
局でもしっかり受信でき、なんだか不思議な感じがしました。
その後は、当局との試験交信です。同様に
14MHz
FT8でしたが、あちらが標高1500ft(450m)に45メートル(150ft)タワーで5/5
Stackと設備がすごいので、日本からの試験電波はバーチカルANT8mH 14MHz FT8
10wでもアメリカでは-14dBで受信できていました。アメリカからの波は220wで+00dBでした。
料金体系は、年会費($99)又は月会費($20)と、ステーションごとに決められてい
る$0.05-$1.25/分の従量課金制です。ステーションを占有している間、実際に送信や受信をしているか
に関わらず課金され続けます。ステーションにより、ワンプラン(その局のフル操作)と、複数プラン(受信のみ、
リニアなし、フル操作)が選択できます。近場などでリニアが要らないときや、とりあえずバンド巡回などワッチし
たい時は複数プランのあるステーションだと料金が節約できます。
1ステーション1人なので、誰かが使っていると空くまで使えません。23ステーションありますが、大半が東海岸
(ヨーロッパ側)です。複数プランある場合は、接続時にプランを選択し、接続後はそのステーションはプラン通り
の動きしかしませんので、RXプランでワッチしていて交信をしたくなったら、一旦切断して再度送信プランを選択
して接続する必要があります。
FT8の場合は、オーディオをこちらのPCに入れてwsjtなどを使用する必要はなく、SDR上で完結します。
オンラインログ機能もあり、設定しておけばLotwとclublogは自動的にアップロードされます。
まさに至れり尽くせり、ARRLのQSTエディタの「“Having access to
RemoteHamRadio was similar to being given the keys
to a high performance sports car for an entire week.
It was quite a ride!”」訳:「RemoteHamRadio
にアクセスできることは、高性能スポーツカーの鍵を丸 1 週間与えられたようなものでした。
それはかなりの乗り物でした!」がその通りだと感じるものだと思います。
アメリカの地に思いを馳せながら、高性能スポーツカーを楽しみたいと思います。
- 17-23日/SN=160-90
今週入ってすぐにSNが急落し始め、金曜には100まで落ちました。といってもそれでも100あります
けど。今週はどちらかといえばAJ6ZTの方に時間をかけたので、JAの方の運用は近頃の中では少な目
でしたが、そこそこ増えました。
主な成果:
虎視眈々と狙っていたT30UNの7MHzが20日の夜にwkd(後にcfm確認)
WASが、West Virginia (WV)
とQSO、cfmして合計45州に、残り5州(東海岸3とN S Dakota)
BAND
NEW:ベトナム(10MHz)、ポルトガル(18MHz)、マレーシア(18MHz)、メキシコ(14MHz)
NEW DXCC:21日の朝にイラン(14MHz)、22日の朝にジブラルタル(18MHz)
ベトナムとイランはDirect
Onlyなので、cfmまではしばらくかかりそうです。ついにwkdベースでDXCCが150に達しました。cfmは143ですが、すべてcfmされても
Paper QSLの局がほとんどでLotw上では150になるにはまだかかりそうです。
21日朝のイランは、こんなQSOでした。26分15秒にヒントデコードではあるけど入感しはじめたの
で、ダメ元で呼んだら意外にコールバックがありました。コールバックは-17dBまで上昇して、再送な
く27分45秒でストレートにQSOを終えました。その後30分15秒を最後に入感しなくなりました。
4分間だけ見えた電離層の気まぐれですね。とにかく呼んでみることはやはり大切です。
申請していた14MHzのDXCC証書が届きました。バンドごとの証書には通し番号がないのですね。
AJ6ZT:
リモートレンタルシャックのSDRコントロールパネルには、FT8クラウドが搭載されていてJTDXな
どのデコードソフトは不要なのですが、FT8のデコードがしばしば遅れることがあり、その遅れが
最大2.5秒ほどに達することがあるので、タイムアウトで応答がないので再送となり、その直後にデコードされるという逆のシーケンスになってしまいます。
サポートに問い合わせたとこ
ろ、そのバクは承知していて、いまブラッシュアップしているところとのことでしたが、デコードの遅れで
ワンテンポ遅れたシーケンスになるため相手局にも迷惑ですし、こちらも従量課金なので無駄な時間を費や
してしまいます。他にも数日使ってみて、ログとの照合による交信済局の消込がありませんので、過去に交
信済かが一目で分から
ず、同じ局を何度も呼んでしまい「B4」と指摘されてしまう可能性もあります。クラウドが対応するまで新しいモードも試せませんし、やはりFT8クラウド
ではなく、通常 のJTDXやWSJT-Xを使用する方法を構築しました。
簡単にまとめると
1 Remoteコントロールソフトを実行
2 希望する局に接続 (モードはDIGIUに設定、FT8モードも
あるが、それはクラウドFT8に最適されているらしい)
3 SmartSDR
CATとDAXを実行し、SDRに接続(うまく接続できないときはもう一方の「Web
DX」を選択する)
4 JTDXなどのソフトを実行し、周波数を合わせる。
という流れです。順序を間違うとJTDXがSDRのオーディオを認識しなかったり、SDRに接続できな
かったりとなります。
設定の変更や誤操作防止、SDRという特性上そこそこのマシンパワーも必要なので、一応メインデスク
トップPCに設定しました。(メインPCは無線では使っていなかった)
JTDXの設定は、
「無線機」タブ リグ:FlexRadio
6xxx ネットワークサーバー:localhost:5002 PTT:CAT モード:Data/Pkt スプリット:Fake
It
「オーディオ」タブ 入力:DAX Audio RX1 出力:DAX Audio TX
違いはこの程度です。当然コールサインは自分のアメリカコール、GLは接続する局のGLにします。
設定をするときは、そのための無料のテスト局があるので、そこを利用します。JTDXの設定は実際にリ
モート局に接続されていないと初回設定ができないので、無料テスト局は重宝します。といっても最終的な
オーディオレベルの微調整は本番でやるしかありませんので、操作をよく学習して、すばやくやれるように
します。
火曜日から着手し、この日は英文と格闘しながら試行錯誤で途中で終わりました。
翌水曜日には、ほぼ設定は出来上がって、とりあえず交信はできましたがパワーが15w程度から上がりま
せん。一旦切断しテスト局で色々試したところ、こちらの出力レベルが低かったようで、ALCがSDRパ
ネル上で-2dB程度(ほぼ全開)に振るまでJTDXのPWRを上げると、100w局で80-90w出
ました。やりすぎてALCを+dBに振りすぎると、出力が更に自動的に抑制されてしまうので、振り切ら
ないギリギリで画面上の出力の8割ぐらいを狙うとよいみたいです。この日は、21MHz(一番安い局は
W1なので、東部時間EST、JAとの時差は-13時間、JA6時、US前日の17時、以下同じ)でオ
ンエアー。
木曜日は18MHz(7JST、20EST)、10MHz(20JST、7EST)でオンエアー
金曜日は半休で昼から休みだったので、5.3MHz(12JST、23EST)、
3.5/7MHz(13JST、0EST)でオンエアー
5.3MHzはJAではまだ解放されていませんので自分の運用で初めて5.3MHz帯に電波を出
し、11局とQSOした貴
重な体験です。5.3MHz帯はアメリカでは一部が二次業務として解放されていますが、他のバンドによ
うに1.5kWという訳ではなく、出力は100w
PEP、周波数も帯域ではなく、スポット指定の5波を占有周波数帯域2.8kHz以内で利用できます。モードはCW/USB/2.8KHz以内のデジタル
モードが許可されています。これでもFCCはまだ緩い方で、15W
PEPという大変厳しい国もあるそうですし、JAのように解放すらされていない国もまだそれなりにあるようです。
5.3MHz帯は解放されている国が限られているうえ、現状DXCCやWASのクレジットにもなりませ
ん。Lotw上で照合(cfm)はされます。
バンドそのものは他のメジャーなバンドと比較すればかなり空いている(出ている局を粗方呼んで11局)
感じでした。
- 24-30日/SN=80-100
今週の平日は朝活でちらちらワッチはしていましたが、入感もなんだか少なくほとんど交信しませんでし
た。14MHzあたりがよく入感しました。ハイバンドはほぼダメでした。
今週の主な成果は、NEW
DXCCは赤道ギニア(14MHz)、ラクシャドウィープ(18MHz)、BAND
NEWはチリ(7MHz)でした。
赤 道ギニアの3C3CAは27日の朝に14MHzでNEW
DXCCとなりました。2月下旬に10MHzでリターンは返ってきたのですが、dBがギリギリで73が届かず成立しなかった局で、2か月ぶりのリベンジで
す。クラスタに載ってたのでかけつけたのですが、今回はなんとFT4だったのでほぼあきらめていました
が、-03dBと13,000km先のアフリカ地域にしては強く入感し、こちらの波も200W
で+03dBとかなりの強さで届いていたようです。他のJAで+20dBなんてレポートをもらっていた
局もありました。ちょうどいいパスがあったのでしょう。30日の朝も今度は14MHzFT8でwkdし
ました。
ラクシャドウィープ(Lakshadweep
Islands)は、インドの連邦直轄領で、高度な自治権のある地域です。VU7Wペディションは、呼ぶJAは入感するも本尊が見えないという無縁状態で
した。距離がそれほど遠い訳でもないのですが、あちらの波が弱めなのか、当局にはなかなか入感しません
でした。
しかし、QRT当日の28日夜にチャンスが訪
れ、18MHzで初めて入感しました。それでもあちらの波は-22dBと厳しめ、数十
分呼んでみると、-24dBというリターンがきましたが、その後消失。-26dBのヒ
ントデコードだったのでだたのゴーストかもと思ってログにも入れませんでしたが、後日
念のため確認したらcfmでした。73はありませんがレポート交換は済んでいるのでロ
グに入れました。で、このGWで頑張ろうかとおもったら、なんとQRV最終日でした。
29日は撤収と観光で、日本時間の29日早朝には運用を終了しましたので、本当に滑り
込みセーフでした。
そういえば、少し興味深い記事を目にしました。近頃、DXCCではメジャーな地域は交
信済で、マイナーな地域(言い方が悪かったらすみません)との交信が多くなってきまし
た。で、QSLをチェックすると、それらマイナーな地域はDirect
Onlyが意外と多いのです。私も4月末現在で7エンティティのダイレクトQSLを待っています。で、べつに検索したわけでもないのですが、アマチュア無
線関係の記事で同じような話題の記事をたまたま見つけ、その方は現地の方に聞いてみた
そうです。その返答は「インターネット接続料が非常に高い」という返事だったそうで
す。あ、なるほど、日本も常時高速接続となると5千円程度はかかりますので格安という
訳でもありませんが、Lotwのログのアップ程度なら格安SIMのテザリングで十分対
応できます。しかし、そのような小さな通信すら高額な接続料を取られるという発展途上
国ならではの視点でした。我々から見たら、衛星電話のパケット通信でLotwをアップ
するのと似たような料金感覚なのだと思います。
AJ6ZT:
29、30日でW1エリアからオンエアーしました。リモートステーションの問題点
(オーディオレベルの調整がきかない、送信直後の受信2-5秒ほどオーディオが消失す
る、送信時にコンソールの応答が著しく遅延するなど)でが徐々に見つかってきたのでそ
れらを30日にチームに報告し、その返答があるまでは一旦運用休止です。
Airtimeは$47(うち$20は年会費に含まれる)、実質$27(おおよそ
3600円)になっていました。
3.5MHz改造:
2週間ほど中断していましたが、30日に再開、ついに希望周波数に整合し、フィールド
テストまで行える状態になったので試験運用を行いました。詳
細はこちら
- ログアップ 4月30日までの交信分をclublog/QRZにアップしました。
3月/ハイバンド24/28MHzのコンディションが最高、ルワンダペディショ
ン、年度末QSO棚卸、14MHzDXCC入り
- 3日/SN=125
月初は3-5日の3連休でした。朝に少々10/24MHzで運用しましたが、平日と
いうことであまり入感せず。TZ1CE(マリ)が入感し、30分ほど呼びましたがQSOには至らずフェードアウト。
その後はログアップ(QRZ/Clublog)と、昨年3月に利用を開始していたWIA(オーストラリアの無線連
盟)のオンラインアワードアカウントに1年分のログをアップ。書道の練習や散髪などでほとんど運用はありませんでし
た。
先月25日に提出していたFreeDV関係の変更申請が、2日付で審査が終わっていました。いつの間にか処理速度が
爆速になっていますね。しばらく運用試験を重ねて、具合がよければ6月以降に200w局の方の変更もかけたいと思い
ます。
- 4日/SN=125
WARCバンドを中心に運用しました。近頃はハイバンド(21,24,28MHz)がコンディションも良く人気のよ
うで、14/18MHzあたりはあまり入感しません。
- 5日/SN=150
今日はまず、引っ越しから2年を経てやっと無線機器ラックの耐震補強とラックの機器配置を変更しました。無線機器と
いう特性上、なるべく金属体を使いたくないので、木製カラーボックスを多段重ねしたものに無線機器を設置しています
が、ねじ等で固定せず多段重ねしているだけなので、容易に動きます。地震で崩壊するのは確実で危ないので重ね部にボ
ルトを貫通させて固定しました。
年末に導入したCAT300(アンテナチューナー)の寸法が以前のSWRメーターよりはるかに大きく、置ける場所に
置いたのですが、リニアアンプが視界を妨げ、CAT300のメーターは覗き込まないと見えず、非常に見にくくなって
しまったため、リニアとCAT300の左右を入れ替えて、メーターが容易に見えるようにしました。
左:旧配置(CAT300導入前、CAT300の仮置きは右下のリグのところに、リグは右上のメータを撤去して入れ
替えました。) 右:新配置(CAT300とリニアを入れ替え)
運用は、昨日とは逆で、ノーマルバンド中心に運用しました。14/21MHzはあまり入感しませんが、28MHzは
大繁盛です。BAND
NEWも3エンティティQSOできました。朝はアメリカ方面、昼過ぎからはヨーロッパ方面と非常によく入感しました。今日はウクライナ局をよく見かけまし
た。ちょうどウクライナあたりに落ちるコンディションだったのでしょうか、4局交信しましたが倍は入感していまし
た。
2月末までのログを全オンラインにアップしたので、QRZのアワードの達成をチェックしました。
12days2022とU.S
Countiesが新たに入賞していました。QRZのアワードの難しいところは、QRZのログに交信がアップされないと得点にならないということですね。
DXCCはすでに100を完全に超えていますが、QRZ上ではまだ97で未だにQRZのDX100に入賞できません
ね。
12daysは、2022-12-01から2023-02-28までの冬の3か月間
に、12日以上交信をすればよいという単純なものです。冬のホリデーシーズンを祝うというのが主のようです。これも
実際の交信は19日分ですが、QRZにcfmされたのは15日分でした。ちょうどFCCライセンスの受験勉強期間と
重なっていた12-1月はあまり交信がなかったので、2月分で稼いでいました。
- 6日 申請していたWIAのアワードがgrantされた。2日付で審査が終わって
いた移動する局の新しい免許状が届いた。
個別電波型式が増えたので、2枚組の免許状となった。しかしこれ、1枚目だけ見ても次があることが分からないのはど
うかと思いますが。当分の間期限が延長された新スプリアスは、「他の無線局の運用に妨害を与えない場合に限る。」に
改められていた。
- 12日/SN=150 今週末は書道の関係やその他色々で時間が取れず、日曜日の
昼から夕方のみの運用になりました。
近頃、本当に28MHzのコンディションが良く、今日はまさに最高潮でした。夕方3時ごろからヨーロッパ各国が入
感、ラトビア、フィンランド、スウェーデン、リトアニア、フランス、スペイン、ボスニアヘルツェゴビナ、スイス、ア
イルランド、ルクセンブルク、ベルギーの11エンティティが28MHzのDXCC NEW BANDとなりました。
これほどヨーロッパがひと時で多く取れたのは記憶にありません。ヨーロッパはどちらかというとその日によってある特
定の範囲に波が落ちて同じエンティティの複数局と交信できるというパターンが多いのですが、今日はヨーロッパ広範囲
に落ちて交信できました。先週の28MHzはいつものパターンで、ウクライナやEUロシアあたりが多かったでした
し。
また、波もいつもの「ギリギリ」ではなく、強めでこちらからの波は一番強いので+7dB、ほとんど-15dB以上あ
り、安定的に交信できるだけの強度もありました。こちらへの入感も比較的強い局が多かったですが、私のアンテナがプ
アなので、最高-6dB、最低は-23dBでしたが、受信も-15dB以上の局が多かったです。
- 13-19日/SN=100-40-70 今週
は、朝のハイバンドUSA狙いで、平日連続5日間朝活と一部夜活をしました。主な結果は、朝活28MHzで
USA東海岸のRI(Rhode
Is)をcfmし昨年6月25日以来増えていなかったWASが+1、44州になりました。100wで+11dBと東海岸とは信じられないくらい強いレポー
トが届き、pirateも疑いましたがLotwでcfmされました。近頃苦戦気味の14MHzでリトアニアが
BAND Newでした。夜活は7MHzでコスタリカがNew
DXCCでcfm、14MHzでドデカネスwkdできました。
17日の夜から18日にかけて、メインデスクトップPCのマザーボードをH55M-P33からH55MA-
E43に換装しました。SATAが一部死んでるポートがあるのと、オンボードLANが時々認識しなくなる、フロ
ントUSBが認識しないことがある現象など10年超の使用で病気が色々出てきていたので、思い切って交換しまし
た。再セットアップが面倒なのと、CPUメモリ他を流用したいので、同じIntelH55チップセットの上位の
ボードにしました。一応SATA3とUSB3.0対応ですが、バスが2.5GなのでSATA3はチップ内処理
(RAID)のみSATA3、つまり普通に使うとSATA2相当(実測は170MB/sとそれ以下)になるの
で、使用せずSATA2(実測値280MB/s)、USB3.0もバスの制限を受けるものの、USB2.0の
MAX30MB/sよりははるかに速い170MB/sが出ているので、安価な修理&USB2.0卒業で修理完了
しました。
週末18日はSNが40まで急落した影響か28MHzの早朝の入感がなくなりましたが、9時ごろから夕方まで
24/28MHzは好調でした。特に最終日曜日は28MHzの混雑がひどく、24MHzに逃げたところ
3B8CW、モーリシャス諸島が入感し、-10/-04dBと余裕でQSOできました。3B8コールはいつも読
んでるJAは見えてるけど本尊が見えない常連コールですが、今日はしっかり見えましたし、皆他のバンド
(28MHzとかでしょう)にいたので空いていてパイルにもなっていませんでした。モーリシャスはNew
DXCCのはずですがなぜかBand Newの色で表示されていましたので、他のBand
Newエンティティと混ざっていて、危うく見落とすところでした。その後も24MHzでかなりBand
Newを稼ぐことができました。春や秋の季節はDXに最適ですが、更にサイクル25が加わって今年もすごい1年となりそうです。
challengeは今年のcfmで+43とかなり大幅に増え、ついに516エンティティに達しました。
- 20-26日/SN=75-150 今週も朝活と夜活をぼちぼちやりました。18
日のSN40が底で、徐々にSNも上昇していますが、朝のハイバンドUSAは、季節の移り変わりのせいか、かなり弱
く なっていますので、Band NEWを目指しました。
今週の主な成果は、18MHz/3B8CW(モーリシャス)と、14MHz/9X5RU(ルワンダ)がNew
DXCCでした。
24日は、昼から休みだったのでワッチしていましたが、タイミング悪く終日負相電離層嵐が発生し、非常に全バン
ドが静かな中でした。dBも悪くほとんど入感がなく、入感しても近場ばかりです。入感した局を呼んでみるも応答
はほぼなく、N0NBHの伝搬予測も全バンド真っ赤のPoorという状態でしたが、14MHz/D2UY(アン
ゴラ)が入感しました。だめだろうなと思いつつ呼んでみると、負電離層嵐の中なので伝搬する地域が限られて、う
ちの地域とのパスがたまたまあったの か、なんと数コールでスムーズにピックアップしてもらえ、Band
NEWが取れました。150w入れましたが、こちらの波は-24dBと奇跡的な限界QSOでしたが、翌日にはcfmされました。これは負電離層嵐で他の局
が伝搬していなかったからQSOできたのかもしれないと思うと、電離層嵐というPoorコンディションでも挑戦
してみることが大切だと感じました。
アンゴラとのQSOで14MHzのDXCCがLotw上で99とリーチがかかりました。wkdでは既に100を
超えていますが、他はPaper
QSL局なのでまた来年にまとめてエンドーズメントする予定なのですぐに申請できる分ではありません。あと1エンティティにヤキモキしながら、14MHz
を中心にワッチしていたところ、翌25日の18時ちょうど、パラグアイが14MHzでBand
Newとなり、翌26日にはLotwでcfmされ、14MHzのDXCCが100エンティティとなりDXCC入りしました。Band
NEWのチャレンジも含めてついでにクレジットしましたので、400エンティティ近く増加で、申請料が
約$100(14,000円ぐら
い)で、ほぼ半分がLotwの個別クレジット手数料でした。財布には痛いですが、手数料が高額になるほど頑張った証
だと思うことにします。
左:今回の申請時点のエンティティ 右:2023年2月(昨年までログ分)
9X5RU/ルワンダは、少し前から呼ぶJAはたくさん見ていますので、存在は知っていました。昨年のジンバブ
エやマラウイのペディションをされたロシアのペディションチームです。ちょうど今週にそのQSLカードが届いた
ところでした。ちょっと入感したときも
あって数分呼びましたがすぐに見えなくなりました。アフリカなのでそんなもんだろうと思ってなかなかご縁がな
かったのですが、26日の朝に、14MHzのDXCC申請後、たまたまクラスターを覗いたら14MHzでQRV
しているようでしたので、ワッチしてみたら-11dBとかなり強く入感しています。SNが上昇しているせいもあ
るのか、F/Hかマルチスレッドで2分割ですが、それで-11dBなのでかなり強い方です。どちらかわかりませ
んのでTx1(GL付)でコールして、呼ぶJAが多くいますので、長丁場を覚悟してアンテナを焼かないように
(焼いたら雨なので修理できない)ま
ずは130w程度で呼び始めましたが、パイルの中、なんと4コールでピックアップしてもらえ、すんなりNew
DXCC獲得となりました。こちらの波は-18dBでした。夕方19時ごろにclublogをチェックしたら、
無事cfmでした。
昨年3月に、IARU Region 3 Awardの14MHz
Goldをもらっていましたが、約1年経過して他のバンドも集計したところ、新たに18/21/28MHzが最高のGoldに達していたの
で、UTCで24日付け(日本時間25日早朝)申請を送信しました。このアワードは無料で、PDFで発行されま
す。WIAのアワードと合わせて本当に1年よ
く頑張りました。10MHzも意外と健闘でSilverには達していましたが、Goldまではまだまだです。サ
イクル26のこの機会に、7/10/24MHzのGoldも狙って更に1年頑張りたいと思います。→(後日追
記)R3アワードは、日本時間27日の深夜に届いていました。
FCCライセンスのAJ6ZTのLotwの証明書の要求を提出しました。まずはリモートシャックをお借りして
1.5kWとアメリカの空を味わってみたいので、QSOして頂いた方に迷惑をかけないための前準備です。アメリ
カのコールの場合、認証コードが書かれたはがきがライセンス上の住所地に届くので、それを使用してアクティベー
トするようです。書類の送達があるので完了まで1か月ほどかかりそうです。ただし、Lotwの利用は無料です
が、アワードを申請する場合、米国局の場合はARRL会員であることが条件だそうです。
この週末は、CQ
WPXのコンテストが実施されているようで、こちらはSSBモードのコンテストなのでクラスターではかなりSSBのDXがレポートされていました。そのせ
いもあってか、夕方にT-QSLからLotwシステムへログのアップをしようとしたところ、エラーが続発しまし
た。初めての経験です。キューのステータスをチェックしてみたら、Lotwのシステムがかなり遅延しており、
19時時点でキューは9時間待ちとなっています。→(後日追記)翌日朝には、19時間待ちになっていました。
- 27-31日/SN=150-80
主な成果は、スコットランドが28MHz New
DXCCでcfm、ルワンダが27日朝10/18MHz、30日朝7MHz、31日夜28/24MHzでcfmしました。
スコットランドは今までもちらちら見かけはしましたが、すぐに入感しなくなってしまうことが多いのでいままでご
縁はありませんでした。距離は、9300km
ぐらいです。9000km付近から当局の設備では通信が難しくなります。
SNは-18/-19dBとほぼ同じでしたが、28MHz特有の不安定感の中で、RR73を4回もリトライしま
した。あちらが次に行ってもおかしくない状況でしたので半ばまたかとあきらめもありましたが、粘り強く送ってい
ただけ、Lotwでcfmしました。この局はFT8 NO
CARDなのが残念ですが、カードは他の局とご縁があればそちらで頂くことにしましょう。
ルワンダは、10/14/18MHzは比較的安定して入感していました。7MHzは早朝にコンディション次第で
入感します。
24/28MHzはごく短時間しか(低dBですぐに入感
しなくなる)開けませんでしたが、このロシアチームのペディションは、昨
年同様、多数の送信機を同時運用してマルチバンドでほぼ絶え間なく波を出してくれますので、たとえ数分でも波さ
えお互いに届けばQSOできる確率が非常に高いです。こちらが開けているのにあちらが出ていないということがほ
ぼありません。その運用頻度の高さと14日間という期間の長さから、終盤である今週はパイルもほぼ収まってい
て、即拾ってもらえたので、あちらの波が28MHz(-23dB)と、24MHz(-26dB)というかなり低
SNでもなんとかQSOできました。-26dBなんてゴーストじゃないかとの不安もありましたが、どちらも翌日
にはcfmされました。こちらの波は-15/-09dBとほどよく届いたようです。
3月は、ルワンダの24MHzが最終交信となりました。まだ3日ありますので、21MHzのルワンダを狙いたい
と思います。
- WIAオンラインアワード
昨年3月に30AUDで利用開始。1年の有効期限です。VKのアワードを申請しようと思っていましたが、勘違いで
スコアが到達しておらず、1年頑張ってみるという状態でした。3月30日に期限切れを迎えるため、1年の成果として
ログをアップしました。結果、WIAのDXCCに100+25エンドーズメントで受賞、他にオセアニアアワードも受
賞でした。本命のWorked All VK Call
Areas/HFは、VK0と9がやはり鬼門で受賞には至っていませんでした。1年前は他のエリアもぼちぼちダメでしたが、1年間VKも積極的に呼びまし
た
ので、1-8は基準に達しました。とりあえずこのまま期限切れで流して、VK0と9がcfmできたら、再度申請をし
たいと思います。2023年2月時点のマトリックス
(記録用)
- WIA (オーストラリアの無線連盟)オンラインアワード申請覚書
結構クセのあるシステムで、また迷うと思うので覚書しておきます。
URL:https://www.wiaawards.com/
インポートするADIFログファイルの加工
※HAMLOGのADIFファイルにはDXCCコードが含まれないため、そのままWIAのシステムにはイン
ポートできない(拒否される)
1.HAMLOGでエクスポート
2.DXKeeperへインポート
※DXKeeperは、公式サイトのランチャーからインストールする。ベースのVer.7をインストール後
に、ランチャーからアップグレードする。今日現在はVer17。古いままやると、DXCCコードが合わないなど
のエラーがWIA側で沢山出てしまうので注意。
3.DxKeeperのメイン「Log QSO」タブの右下「adv」ボタン
4.Modify QSOs in Log Page Displayフィールド
APP_DXKeeper_EQSL_QSL_RCVDをYにして「Mod」
APP_DXKeeper_LotW_QSL_RCVDをYにして「Mod」
※こちらのログ上のQSLが受信済みになっていないと、オンラインシステムで照合の対象にならないので、強
制的に受信済みマークをつける。
> WIAへ問合せしたときの返信 You have no QSL claims in your
log. You need <QSL_RCVD:1>Y and/or
<EQSL_QSL_RCVD:1>Y and/or
<LOTW_QSL_RCVD:1>Y on each of your QSO that
have a QSL. Your logging program will probably
download these for you.
5.Export QSOsでエクスポート
特に設定はさわっていない。DXCCコードは自動的に付加される。
6.WIAのオンライン「Import ADIF Log」でアップロード
Veryfyで、LotwとeQSLをVerify
※eQSLは、複数QTHがある場合、QTH nicnameを指定しないと、0となり処理されない。
WIAのシステムは即時処理でキュー処理はない(待っても変化しない)。
アワードの発行は、2週間程度時間がかかるとあったが、私の場合金曜日申請で翌月曜日にgrantされ、
WIAのStandingsリストにも掲載された。
PDFをアワードサイトからダウンロードする方式で発行される。
2月/3Y0Jペディション、当局運用再開、JTDXの使用開始
- FCCライセンスの受験が完了しましたので、運用に戻りたいのですが、3月の書
道 検定試験もあるのでそちらの練習のため少しペースを抑えられつつの運用になりそうです。
- JQ2MPJ局の操作資格を2アマ→Amateur
Extraに変更してみました。
1月31日申請で、なんと2月3日付けでかなり快速に許可が下りました。設備の変更がないので、2アマのままの
(資金がないのでQROの予定もなし)設備のため、何も変化はありません。1アマ相当の無線従事者が操作していると
いう法的根拠が変化しただけです。
ついでに、移動しない局の方の送信空中線の型式(指向性(八木系)のアンテナを申請していなかったので、今後設備
することを考慮して追加)の変更届も兼ねています。移動する局は空中線の型式は省略できます(書いてしまうとその通
りにしなければならないらしいので、私の移動する局の工事設計の空中線の型式欄は空欄にしています。)
- 先月出していた昨年分のDXCCのエンドーズメントを追加した今のDXCCスコア
です。
まだ今年QSOのログはアップしていない(この後アップします)ので、純粋な昨年交信分です。ここからおおよそ1年
間、今年はどんなQSOができて、どこまで増やせるか楽しみです。
- 3Y0Jペディション
- 情報:ノルウェー領、Bouvet Island[ブーベ島]、地域AF、DXCC24、D15QN、ITU67、CQ38、約16000km、方位224、孤絶し
た無人島、一番近い大陸は南極大陸という超絶マイナーなところです。DXCCではノルウェーとは別のエンティ
ティとなっています。
- CQゾーンとしては38(South
African)で、既にcfmしていますが、もちろんDXCCとしては初になります。無人島でのペディション
は、一度実施されると次は何十年も先になることがほとんどなので、1バンドだけでも取りたいのは山々ですが、か
なり難易度が高そうです。このブーベ島も1989年が最終で、
33年ぶりらしいです。1999年に計画され実際に島に近づいたものの、悪天候により船がダメージを受け、上陸
できず仕舞いだったそうです。
位置的には、昨年のZ21RU(ジンバブエ、6月、SN=60-70)と続けて行われた7Q5RU(マラウイ、
7月)が応用できそうですが、南アフリカですら難所なのにその更に南なので、本当に遠いです。可能性があるとす
ればやはり10/14/18/21MHzあたりでしょう。昨年のジンバブエ、マラウイは初夏でしたから、季節要
因で違うかもしれません。
- 参加計画は、ジンバブエ、マラウイに習って、10/14MHzを早朝〜朝、
18/21MHzを夕方〜夜で考えています。
- 遅れながらも10日から参加(ワッチ)。SN=190台とジンバブエのおおよ
そ3倍と、申し分ありません。とりあえず21MHzで世界中から呼ばれているのは見えましたが、本尊は見えず。
なかなかな場所と距離、そしてあちらがFT8は100wでF/Hなので、日本まで伝搬しません。18MHzで夜
に最高-17dBが短時間見える程度、そして運用も30分〜2時間程度でころころQSYしていくため、パイルの
まま突然消えてしまう(向こうでは取れていないのかもしれません)ので、かなり難易度が高そうです。送信機も
FT8は1台しかないようで、複数バンドに超絶アクティブに出ているということもありません。また、JAへのパスがある時間とあちらの運用周波数がうまく一
致しません。JAは3Y0Jから見るとほぼ末端の位置なので、伝搬予測も渋く、もともと意識されていないの
かもしれませんが。ま、これは取れるかはかなり運次第となりそうなので、気張らずでもチャンスは逃さないよ
うに、この週末はしっかりワッチしたいと思います。参加せずに後悔するより、参加したけどダメだったとした
いですね。
- 今回のペディションモードは、通常
Fox(ペディション側)は、WSJT-Xの仕様では、毎分00/30秒に送信するようですが、あちらはい
わゆる類似ソフト(EU地域ではよく使われているものらしい)を利用しているようで、標準外の15/45秒
で送信されてきます。これが結構大きな問題で、ノーマルのWSJT-XでFoxが15/45秒の局に応答す
ると、なんと、こちらはHoundなので関係なく15/45秒で送る(仕様上はFoxは00/30秒だか
ら)という問題が発生しているようです。これではいつまでたっても交信は成立しません。ペディションメン
バーの知り合いが何とか現地メンバーに問題を伝えようとはしているようですが、ペディションが終盤となって
いる今も標準外で運用されています。
この問題に気づいたWSJT-Xを利用していた一部局の中には急きょ手動でTXして対応した局もあるようで
すが、公式発表で「10日にJA方面が開けたので多数のJAと交信したが、1000Hzより下の周波数に引
き込まれない(移動せず)に、交信をして、RR73まで受信したとしても、そのような交信はオートログされ
ないので、有効な交信ではない」という衝撃の発表があったようです。逆で送っていることを認識しているよう
で、それでもなんでいちいち問題が発生する逆で送ることにこだわるのかと不思議に感じます。
私もワッチしていて逆で呼んでる人が今回はかなり多いな(裏も表も両方同じぐらいの局数出てる)とは思って
いましたが、この情報を得ていなかったら私も知らず知らずのうちに逆で呼んで、波が見えなくなっちゃったな
ぐらいに思っていたかもしれません。とりあえずこちらでやれるのは対応しているソフトを使用することだけな
ので、急きょJTDXをインストールして臨みました。そういう挙動をする派生ソフトがある以上、WSJT-
X側の早急な対策を望むところです。
- 11日の18時〜19時ごろに14MHz
FT8で2slotでも-08dBと強めで入感しました。開けたかと思い、とりあえず当局も1時間ほど呼び
ましたが、結果は、DXクラスターにハワイ方向からのフェイクシグナル(pirate)と複数の報告があ
り、ニセモノだったようですので当局は呼ぶのを途中で辞めました。今回のペディションではニセモノがかなり
出現しているという報告もありましたので、頭の片隅にはありましたが、目指すコールが入感すればやはり応答
してしまいますよね。偽局である指摘がFT8メッセージで流れ始めると、送信を停止し消滅しました。この偽
局は00/30秒で送ってきていました。どっちみち取れていませんが、時間の無駄をしてしまいました。迷惑
この上ありません。ペディションは、公式ツイッターとかで「今から**kHz FT8
@@Hzに出ます。」という宣言でもしないといけなくなるのかと悲しくなりました。
このpirateとの交信で、呼び続けてしまっ
たせいで14MHzがまたプアになってしまったようです。
その後は、20時前から18MHz
FT8で3Y0Jを呼ぶJA他アジアがよく入感しました。シーケンスも進んでいるので入感している局もあるようですが、やはり当局ではご本尊が見えませ
ん。この入感具合の悪さと、15/45秒で送ってくるので、本物っぽいです。
- 12日 SN=203 かなりのSNですね。朝8時から移動運用のカーバッテリー
電源装置を作っていました。移動運用は、普段はアイドリングしながらの運用ですが、ガソリンも高騰しているので、エ
アコンが不要な時期はエンジンストップできたらなぁと思い、4年間カーバッテリーとして使ったものを、1月に突然死
が怖いので年数で取り換えたのですが、意外とまだ使えそうなので処分せず転用してみました。
10時前頃から、昨日のpirateへの応答で破壊してしまったCP5HS 14MHzの修理にかかりました。
修理はこちらに記 録しています。
色々試した結果、あと考えられるのは給電部ですが、前回の交換の後に補充していなかったので、届くまでしばらく
14/21MHzは停波となります。
14時ぐらいにはCP5HSの結論も出たので、片づけをして、別系統のHFV5改の10/18MHzで3Y0Jの
ワッチをしつつ、ちょこちょこ遊んでいました。SN値もいいので18MHzが非常に開けていて、いつもは渋い(呼ん
でも応答ない)EU方面が良く取れるなぁと思っていましたが、16時前ぐらいからD2UY(アンゴラ)が入感。初
DXCC&初CQ
Zone(36)で、南アフリカの西側赤道付近で普段まず届かない所です。あちらの波も-10dB程度あり安定していますので、大チャンスと思い、
150wで必死で呼びました。アンテナを壊さないように、1回休みながらです。pskreporterであちらに届
いているのも確認できているので、自信をもってコールできます。後はピックアップしてもらうだけです。20分ほどの
コールでピックアップしてもらえ、こちらの波も-10dBと良いレポートでした。アンゴラの交信の終盤あたりで、
TR8CA(ガボン)も入感し始めました。方位もほぼ同じなので、パスがあったのでしょう。そして、いいタイミング
で出てきてもらえました。はやる気持ちを抑えつつ、アンゴラをQSO後、ガボンをコールしましたが、ほどなくFT4
にQSYとのアナウンス。FT4はデコードがあまりよくないので不安感しかありませんが、あちらがそうと決めた以上
従うしかありませんので、QSYしてまた必死で呼びました。ガボンもpskreporterで届いているのは確認で
きたので、かぶりチェックをして送信周波数を微妙に変えつつ、こちらは15分ほどでピックアップしてもらえました。
レポートも-04dBと比較的強く届いていたようです。
新DXCC 2エンティティ(アンゴラ、ガボン)と、新 CQ ZONE 36 (Equatorial Zone of
Africa)と、今年初のかなりの成果をあげられました。アンゴラはclublogですぐに確認でき、QSLも請求できました。どちらも翌日には
lotwでcfmされましたので一安心です。
本命の3Y0Jはこの数日後にQRTとなり、ご縁がありませんでしたが、そのおかげでワッチしていて比較的素
早く対応できたので、パイル前になんとかQSOでき当局のような弱小局でもなんとかなったのと、14/21MHzをぶっ壊した
ので10/18MHzあたりしか使えなかったというのも運でしょうか。
- 18-19日 SN=84
18日/夕方から雨予報なので、部品が届いたCP5HSの修理に午前中から取り掛かりました。結果はこ
ちら
結局、昼過ぎには降り始めてしまい、急ぎ仕事で何とか本降りになる前に終われました。
その後、修理後テストのために14Fにいました。先週お世話になったアンゴラがBAND
NEWで入感しましたが、コールしてもこちらの波が届かず。まぁ、アフリカの西側なんてそう毎度交信できるわけありませんから今日は残念です。SNも低い
せいかEU方面の渋く、他に数局呼んでみましたが遠い方はほとんど応答なしです。アメリカも入感少な目です。
- 20-26日 SN=100-149
上旬の3Y0Jペディションでペディションモードが逆シーケンスだった問題(これは後日、チームの使用していた時
計がなんと14秒遅れていたので、逆シーケンスにしているわけではないが、結果として逆シーケンスになっていたと発
表があった)で、急きょインストールしたJTDXですが、こんなこともあるのでJTDXも操作できるようにしておか
なければと色々ネットで調べてみると、JTDXの方が良くデコードされるという記事を意外と多く見かけてまさかと思
いましたが、FT8デビュー以来WSJT-X一筋(JT65は別のソフト)で5年お世話になっていましたが、本番で
慌てないようにある程度の使用経験を積むためと、本当にデコードが良いなら使わない手はないので、試しに導入してみ
ることにしました。その調査とインストール、設定に20,21日の2日間使いました。22日の交信分から、JTDX
の使用を開始しました。
それと、近頃28MHzのUSAなど朝方のコンディションが良いので、22-24日は平日の出勤日でしたが、
JTDXのテストも兼ねて朝6-7時に1時間程度の運用を行いました。その成果もあり、24日には近頃呼んでる局は
入感しても本尊がみえなかったT77C(サンマリノ)と10MHzでQSO。136番目の初DXCCエンティティを
GETしました。-13dBだったのでそう難QSOでもないので、多分WSJT-Xでも問題なかったと思います。平
日の早朝ということで参加者も少なかったのでパイルにならなくて良かったです。
この流れで週末25,26日も朝を中心に運用しました。25日は10MHzでBand
NEWを3エンティティ、近頃よく見かける未cfmエンティティである赤道ギニア(3C3CA)も今回初めてリターンはありましたがこちらからのRR73
が何らかの原因で届かず、残念ながら交信は 成立しませんでした。他、24MHzもBand
NEWを2エンティティGETで成果はありました。14/18/21MHzは比較的閑散としていました。
26日は、朝の28MHzもあまりパッとせず、でも昼過ぎにコロンビア局がパイルになっていました。その他単発の
珍局パイルはありましたが、全体的には閑散としていて、久々にBand NEWも0でした。
JTDXの使用感ですが、評判のデコード率については、JTDXの方が多くデコードされるというのはその通りでし
た。
デコードできればWSJT-XもJTDXもdB値はそう変わりません。特にかぶった時、WSJT-Xはだいたいデ
コードできませんが、5年の経験でこれはだめだなと思ったかぶりがJTDXではきちんとデコードされたことを体感し
ました。JTDXの方がデコード性能の改良を加えているということなので、それはその通りだと思いますが、その一つ
として考えられるのが「Hint
Decode」です。これは、ALLCALL.TXTにあるコールリストに該当するものがあった場合、デコードするには不十分の信号でも補完して「推定」
してデコードするという機能です。これによるデコードが意外と多くあり、JTDXの方が多くデコードされるというの
はこのHint
decodeの賜物だと思います。しかし、これにも裏の面もあり、「できるだけ交信が成立させられるように補完」するため、虚像が現れてしまうということ
は頭に入れておく必要があります。特に低dB(-24dB以下)は、虚像を疑った方が良いとネット上の資料にもあり
ました。
他、WSJT-Xでうーんと思っていた細かい点で、操作性がいい部分もありました。例えば、CQへの応答などで
コール後に他局に先に応答した時、WSJT-Xだと手動で送信停止しなければなりませんが、JTDXなら他局に応答
したときは自動で送信が停止されます。また、WSJT-XではRR73(73)を自分が送ると、自動送信が解除され
るため、1つ前のシーケンスが相手から再送されてくると、結構慌てて73を送り直すということが度々ありましたが、
JTDXだと相手の73(又は他局への移動)がデコードされるまで自動送信が解除されず、最後までしっかり見届けて
くれます。Hint
Decodeも今のところ支障はない(後ほどcfmも貰えている)。
JTDXの気に入らないところは、入力レベルのdBがなんかやたら値が大きく調整が分かりにくい。
本家WSJT-Xに搭載されている機能で実装されてないものも多い、起動に時間がかかる(WSJT-Xならほぼ瞬時
だが、JTDXは10秒ほどかかる)というところでしょうか。
その他、25日には新デジタルモード(FreeDV)の変更申請を作成&電子申請で提出。26日はリグのローテー
ション(FT857DMを固定、移動で2台持っている)をしました。移動用は移動時かテスト時にしか使わないので、
お蔵入りになりがちなので、ローテーションにより動作確認とエイジングをしています。
1月/QSOパーティ、FCCライセンス(エクストラ)受験
-
あけましておめでとうございます。
記録がてら、年初のDXCC状況です。
-
2日/QSOパーティに参加しました。
今年は5年目ということで、例年とは違ったやり方で、10MHzでQSOパーティへの参加を計画していました。
昨年からの10MHz本格デビューで日中は国内が7MHz並みによく入感することが分かったのでできた計画です。
※10MHzはWARCバンドですので、コンテストでは対象外ですが、今回はコンテストではありませんし、規約にも
使用周波数帯の限定はありませんでしたので、有効と思います。(後日一応JARLに確認してみますが)
8:30ごろから調整とワッチを開始しました。7MHzは既に国内が多く出ていますが、10MHzの方はまだDXの
時間で、Zコール(アフリカの方だと思います)を多くのJAが呼んでいました。私はZの方はほとんどコピーできませ
んでしたので、スルーして、まずは7MHzで1時間半ほど運用し、27局(有効局数)とQSOしました。相変わらず
の混雑で、オペレータネーム交換が潰されてしまったり、そもそも交信が成立しなかったりと毎年恒例の歯がゆさを味わ
いました。昨年から、オペレータネームが受信できなくても再送は求めず、すぐ次に行くことにしています。もちろん、
残念ながらパーティとしての集計上は無効としています。
暫時休憩して、11時過ぎに10MHzを覗いたら、既に国内のコンディションになっていて、多くの局が参加
していました。こちらは上級局バンドなので、比較的空いていて、交信が潰されることは全くありませんでした。お互い
波が届けば、ファイナルまで行けます。7MHzと同様の1時間半ほどで、37局(有効局数)交信できました。
今回は全QSO実測30wでしたが、10MHzの方が+dBレポートも多く、送受信ともにシグナルが強かったです。
合計64局(有効局数)と交信させていただき、新年の無線初めとなりました。
昨年12月から取り組んでいるFCCライセンスの勉強のため、近頃はあまり出れていませんが、また無線はQRTし
て、1月末予定のFCC Extraのお勉強をしたいと思います。
来年のQSOパーティのサマリーシートの従事者資格欄に「U.S. FCC Amateur
Extra」と書けるように頑張りたいと思います。
- 7日 Online DXCCの申請、FCCライセンス(エクストラ)の出願
昨年のDXCCのペーパーQSL分(+24
QSL)のLotwへのエンドーズメント手続をしました。エンドーズメントステッカー(150)までは、+17エンティティ必要ですし、Bandごとの
DXCCも一番近い14MHzでも+5エンティティ必要ですので、今回認定となるものはありませんので、ただの数字
合わせの手続です。BandNew(チャレンジ)も含むので、実際のLotw上のニューエンティティは、+6です。
これで実際のエンティティ数とLotwが一致します。ただの追加だけですが、$35(今のレートで5000円ほ
ど)+フィールドチェック1000円
と痛い手数料ですが、やっておかないと未来の自分が大混乱できっと困りますので。
今年も数枚なんてことにならないよう、エンドーズメント出したくなるような+数になるように頑張ります。
FCCライセンスの方も、準備は順調です。年末年始の特訓の成果で、仕事始めから今日現在までの模擬試験では、安全
圏の45点以上は必ず出ています。引き続き詰めていきたいと思います。
- DXCCエンドーズメント審査終了
13日付けで、JARLのカードチェッカーを+24QSOで通過。昨年は月末ぐらいにARRL着だった(DXCC入
りの申請もあったのでかなりヤキモキしていたのを覚えています)のでのんびり構えていたのですが、ふとLotwのク
レジット数を確認したら大幅に増えていて、オンラインDXCCの履歴を確認したら、17日にARRLに申請が到着し
て、審査完了したようでした。最終的なクレジットは+22でした。-2QSOは、他局からLotw貰っていたのが重
複したのだと思います。
- 22日 ふとSN値を見たら、170もあり、びっくりして緊急運用です。
10MHzを中心に運用して、+3 Band
NEWを獲得しました。ヨーロッパ方面が確かによく取れました。本当はFCC試験が来週に控えているので、エクストラの勉強しないかんのですがね。試験勉
強は概ね順調です。47点以上には間違いなく入るようになったので、当日生きていたら大丈夫だと思います。
- 29日 FCCライセンス(エクストラ)受験
結果は、満点合格でした。
日本時間の31日夜に、エクストラクラスのコール「AJ6ZT」も発給され、これでFCCライセンス関係は一区切り
となりました。詳しくは専用ページへどうぞ。
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