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革
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Museum
|
HFV5 レポート
2023-04-01 作成
2024-01-28 8訂
導入の経緯
フィールドテスト(第7回)
2024-01-27〜28
- (忘備録) 本日のセット、 右14.0mm
左14.5mm SWR1.14
- 雨天や強風により正月休み明け以来、しばらくテストができていませんでしたが、
27日の午後にアンテナをセットし、27日夜〜28日朝にかけて運用しました。今回はWWAコンテストで80mをロ
グインすることです。
- 午後のセット後のSWRメーターでの値はほぼ振らずでしたのでアナライザの測定は
省略しましたが、陽が沈み、QSOを始めるとSWRが4程度に上昇していました、アナライザで測定したところ、少し
長めのSWR1.8でしたので、十分許容範囲ではありますが、パワーを入れると不調となるようです。とりあえず夜は
ほとんど入感もしませんでしたので、ワッチのみで早々に閉局。
- 翌27日朝は、西方がEUも含めよく入感していましたが、アンテナがアンマッチな
ので数局コールしても応答はありませんでしたし、リグの故障の原因ともなるのであまり積極的にはコールできませんで
した。PSK
ReporterでもJAにしか伝搬していないようです。アンテナがミスマッチなのでほとんど交信はできず、最終的にはASロシア1局で終了しました。
WWAの80mログインは達成できませんでした。
その後、問題特定のためケーブル等のチェックや同軸M栓のゆるそうな部分の取付しなおしなどを行いましたが、これと
いった不具合はみつからず、アンテナをダミーロードに代えると問題なくSWR1.04になりますので、問題はアンテ
ナに在りそうですので、一旦降ろしたところ、正面向かって右側のエレメントの先に貼ってあるけが防止用のビニール
テープと、ベースの7MHzコイルの一部が焼損していました。どうやら右コイルのミスマッチの原因のようですので、
右側のみ14.5mm→14.0mmに少々短縮したところ、アナライザでもSWR1.14、SWRメータもほとんど
振らない状態になりました。手作りのため、右と左のコイルの作りが少々違うからだと思います。ただし、前回のフィー
ルドテストや昨日午後の再セット時も昼間はSWRはよかったので、次回またセットしてみて夜の状態を観察したいと思
います。焼損部のチューブと、先端ビニールテープは交換しました。次回は2月10日夜〜のテスト予定です。
フィールドテスト(第6回)
2024-01-06〜08
- 年初2日のNYPを以って、JA帯で運用をおこなってのアンテナ性能テストは
終了しま
すので、本日からDX帯(3573kHz)へセットを変更し、少なくとも今シーズンはこのままDX帯でのDXの
入感具合などのテストに移行します。JA帯
(3531kHz)の最終エレメント値は45mm(忘備録)
- 6日午後からは計画通り、3.5MHzのDX帯
(3573kHz)へのエレメント調整です。
結論からいうと、なかなかクセのあるアンテナになってしまっているので、うまくいきませんでし
た。前回(11月上旬)値は、調整エレメント16.5mmだったのでそこに合わせてみたのです
が、アナライザで測定すると3597kHzとかなり短くなってしまっているので、そこで再計算
しなおした机上値で調整を開始したのですが、アナライザ上での共振点が一度パワーを入れるとズ
レることが発覚。たしかにこの現象は先のテストでも出ていましたので、やはりこの現象は存在す
る前提で、調整後はパワーを入れてからの測定に変更して、最終的には14.5mmで
SWR1.5程度で落ち着きました。結果から言えば、前回値の16.5mmで一旦パワーを入れ
てからであれば微調整のみで案外いいところだったのですが、パワーを入れなかったので変な値に
なってしまってその値で机上計算をしなおしたので、それからはまってしまい、1時間かかりまし
た。アンテナに人が触れた後は、静電気とかが帯電しておかしくなっているのでしょうか。とりあ
えずこのアンテナでは、アンテナに触れたらパワーを一旦入れてから測定という流れが必要という
ことが分かったのでまた一つ向学しました。
入感具合は、秋頃のテストとは違い、15時ごろからCQ
DXを出すJAが入感し始め、16時すぎにはDXを呼ぶJAが多く入感しました。日没後は、早々にアメリカ局が弱いですが入感しました。残念ながらこの時
点では当方のアンテナではDXはほとんど見えませんでしたが、日
没後でなくてもDXが入感することはあるという点は確認できました。
pskreporterによる当局の信号観測:18時/JA多数+中国1 19時/JA多数+
中国3(1QSO)+ASロシア1(-16dB) 20時/JA多数(沖縄あり)+中国3+
韓国2+ASロシア1(-18dB) 翌5時/JA多数+中国2+ASロシア2(1QSO)
翌朝6時/JA多数(沖縄あり)+中国3(1QSO)+香港1+ASロシア2+韓国1
交信実績:JA3局、中国2局、ASロシア1局 CLD/中国、香港、インドネシア/チェコ
早朝の方が近隣だけですが、伝搬は良かったようです。日の出後7時すぎからは、チェコが
-8dBとかなり強く入感しましたが、残念ながら交信はできませんでした。日の出後もヨーロッ
パ方面のDXを呼ぶJAが良く見えましたが、チェコ以外のヨーロッパは当局には入感しませんで
した。
深夜日付が変わった頃から、北西の風最大8mとかなりの強風となっていましたので、アンテナが
心配でよく眠れませんでしたが、深夜にアンテナ降ろしをやるわけにもいかず、モヤモヤしていま
した。
6日夜の運用はSWR1.3-1.5でしたが、朝の運用では、SWRが1.1程度とほとんど振
らなくなっていました。不思議です。
- 6,7日の2夜連続運用の予定でしたが、7
日は昼前から翌朝まで終日強風予想のため、今週の試験はこれにて終了となりました。
フィールドテスト(第5回)
2023-12-27〜01-03
- 前回のフィールドテストの後から、約1か月半空いてしまい、その間、友人の出産祝
いや旅行といったイベントの他、週末の雨天や腰を痛めたことによりアンテナ作業ができなかったことなどありました
が、27日より年末年始休暇に入りましたので、テストを再開しました。とりあえずの第一目標であった、年始2日の
QSOパーティにこの自作改造アンテナで3.5MHzで初参加するという目標を達するため、最終的な試験を重ねてい
きます。
- 27日再設営
前回から引き続きJA周波数(3531kHz)のままで良いので、エレメントの調整はありませんので、設営自体は
15分ほとで終了です。
一応、よさそうな値はでていますが、これは最良値で、途中何度かすごく切れ味の悪いV(最良点でSWR1.9)があ
りましたが、実際の信号テストでSWR計を見ても針が振れもしませんので、原因は不明ですが良しとしました。
アンテナアナライザのVの切れ味が悪い値が出る点がもやもやしていましたので、本日は約30局交信してSWRメー
ターとにらめっとしましたが、ほとんど針も振れず問題ありませんでした。
- 28,29日
引き続き、設置したまま結露や気温低下によるデータを取りました。
左は28日朝、右が29日朝の値です。Vの切れ味が悪い現象も収まっていました。
夕方〜2日間合計で20局ほどと交信しつつ、SWRメーターとにらめっとしましたが、異常なしでした。良好です。
- 30日/一時撤収
30日夜〜31日午前にかけて雨天との予報でしたので、アンテナを一時撤収しましたので、30日の交信はなし。
- 31日/再設置
所によりにわか雨の予報はありましたが、元旦は初日の出が期待できるという天気予報でしたので、これから天候は回復
するものと判断して、再設営、15時ごろからJAが入感し始めたので17時半までに10局と交信。その後19時ごろ
から再開の予定でしたが、なんとにわか雨とは言い難い集中豪雨が1時間ほど。その後も降ったり止んだりを繰り返す天
候。すでに日も落ちていて何ともなりませんので、雨天の中アンテナを放置せざるを得ない状態となりましたが、せっか
くなので、雨に濡れてしまった時のデータを取りました。
結果、予想通り、めちゃめちゃになりました。簡易防水はしてありますが、結露に耐えられる程度なので、本降りの雨の
前には無力です。
- 元日
元日朝にSWRを再測定。共振周波数は戻っていますが、Vの切れ味が悪くなっています。27日の再設営時にも出てい
た現象です。残念ながら、数回測定しても測定値は変わりませんし、実際にリグから信号を入れてみて、SWRメーター
で見ても値が高いので、本当にダメなようです。
目視でコイル周辺の水濡れもまだ乾燥していないようですし、元日早々アンテナいじりをしたくはありませんので、自然
乾燥を期待して放置することにしました。もしダメなら、2日の日中に何とかすることにします。
結果、16時前にはほぼ元の値に戻りました。その間、試験信号を入れてコイルを少し温めてみたりとやっていました
が、効果のほどは不明です。
元旦は夕方4局と交信しました。元旦早々16時頃に能登半島で大地震があり、状況を注視していましたが情報が入るに
つれてかなり甚大な被害のようですので、念のため非常通信等が行われて影響を与える可能性を考慮して、発生から2時
間後の18時に当局はすべての電波を停波することとしましたので、強制終了となりました。でも、SWRメーターも
1.5程度まで振る状態となり、雨に濡れた影響はまだ出ていましたので本当はもう少しテストをして詰めていきたかっ
たので、不安の残る状態でした。
- 2日/NYP本番
元旦の能登地方地震の影響もあり、非常通信に影響を与えないためにNYPを自粛すべきだという意見など、色々拝見し
ましたが、まずは当局では非常通信周波数の設定がないので非常通信が行われる可能性が低い10MHz帯FT8で、9
時からNYPに参加しました。その後様子を見つつ、当局から被災地に影響を与える可能性はきわめて低い
144/430MHz帯のFT8で交信、その後も情報収集に努めましたが、被災地で気晴らしの交信はあるものの、特
に非常通信が行われているという情報はありませんので、15時ごろから3.5MHz帯の試験信号の送信を開始しまし
た。何もしていませんが、昨夕と違い、SWRメーターも振らなくなっており、雨天前の整合状態に戻りました。
16時半〜19時すぎまで22局とNYP交信を行い、第一目標であった自作改造アンテナでの3.5MHz帯での
NYP参加を達成しました。NYP不参加局(オペレータネームなし)を除くと、ログシート上は3.5MHzのみでも
20局と達成となりました。(総合計は55局でした)
- 3日/撤収
3日は午後から夜にかけて本降り雨の予報ですので、アンテナを撤収しました。年始休みも本日で終了ですので、まあそ
ういうタイミングではありました。
アンテナを下ろす前に、最後のSWR測定です。1度目の測定で変な値がでてびっくりしましたが、コネクタを差し直し
たら正常になりました。異常なしです。
アンテナを下ろしてみると、防水シートの中に水滴が
残っており、コイルにも水滴が付着していました。パイプの内部も若干結露がありましたので、コイルの線を通す穴
から内部に入ったものと思いますが、もともと雨天使用は想定しておらず、あくまで結露を防ぐ程度の簡易防水です
ので、31日の豪雨には勝てずやはり水が浸入した模様です。ただ、これくらいの水滴なら、昨日のNYPの実績が
示すとおり、特に問題は起きていません。
コイル部は部屋に収納し、パイプのキャップを外ししばらくは室内でしっかり乾燥して頂こうと思います。
- 総評
途中想定外の豪雨に見舞われてしまいましたが、コイルやアンテナ系が十分乾燥すれば性能は戻ることも判明しました
し、全6日間でのテストでも雨天の影響を除いて突然SWRが上昇するなどの異常現象はなく、安定した交信が実現でき
ていました。アンテナの物理的な状態も今年末年始はおだやかで風もほとんどなかったこともあって、特に問題は見受け
られず、良好な状態でした。
国内帯(3531kHz)はある程度のデータが得られましたし、NYPでのポイント獲得も達成しましたので、次の週
末にはDX帯(3573kHz)に調整を行い、シーズン中はそのままDX帯でのテストを実施していく予定です。
フィールドテスト(第4回)
2023-11-11〜12
- 4回目のフィールドテストは、11日夜〜12日朝の1夜となります。予定では3連
休で13日朝までの2夜テストでしたが休みがずれてしまい、10日〜休みになったのですが、あいにく10日は雨天の
ためテストができませんでした。
- 今回の主なテストは、JA帯(3531kHz)へのセット替えです。昼過ぎから設
営と調整を開始しました。春のテストでは調整エレメント30mmで整合しましたが、今回は45mmで、
3533kHz(SWR1.20)が最良点、3531kHzはSWR1.21で、ほぼ、どセンターに合わせました。
この15mmのズレがなぜ発生したのかは不明ですが、コイルを支えている支線の張り具合が都度若干違うと
思うので、Vの角度が影響しているのかもしれません。1kHzあたり0.675mmの計算値でほぼその通りでした。
このアンテナのクセでしょうか、共振周波数を変更した直後は、アナライザ上では同じ共振周波数でSWRが2.0程度
あり、非常に浅いVで切れ味が悪いのですが、試験電波を数回発射すると、このような切れ味の良いVになります。バラ
ンが懐くのでしょうか?交信中のSWRメーターは1.1〜2.0なので、何らかの原因があるとは思うのですが、とり
あえず支障はありませんでした。
- 交信試験は16時ごろから開始しましたが、若干イミュニティが良くない安物の電波
時計の静電タッチセンサーが誤動作して、アラームがセットされるインターフェアが発生しました。これは前からちょく
ちょくあった不具合なのですが、今回は時間もありますのでタッチセンサーの回路を切断する(アラームは使わないの
で)という対策をして完了としました。また、オーディオデバイスの不具合(延長USBケーブルを使用しているた
めと思われる)があり、ケーブル交換等も行い、この調査と対策のため、2時間ほど計画外でテストを中断しました。
- その後18時30分より試験運用を再開、3531kHzは先週同様非常に賑わって
いて、日中の7MHz(7041kHz)のような賑わいでした。3.5MHzはほとんど運用実績がないため、珍しい
局扱いでしょうか、CQに応答してQSOを終えると、すぐに複数局からのコールが入感し、開始から30分ほどで18
局から連続で呼ばれ続け、久々のプチパイルを味わいました。こんなに応答があるとは思っていなかったので、リビング
でスマホからリモートコントロールでやっていたので、少々テンポが悪かったのはご容赦ください。
- 21時30分までの3時間で67局とQSOさせて頂き、本日の運用だけで
AJD(全コールエリアと交信)となりました。全交信50Wでしたが、DX相手の時とは違いdBに特別な傾向はな
く、同等又はこちらが強い時もあれば弱い時もという至って普通の状態でした。こちらからコールした局で応答のなかっ
たのは1局だけで、沖縄を除き、日本全国にしっかり届いた感じで、非常に良い運用でした。
- SWRについては、メーター読みで1.1〜2.0の間をふらつく感じです。ほとん
ど振らない時もあれば、ひょっと1.5〜2.0を指したりと先週のDX帯に比べると少々不安定感はありますが、
2.0以上を示すこともありませんでした。運用終了後にアンテナアナライザーでSWRをチェックしましたが、調整後
の値とほとんど狂いはなく(若干良くなっている)、50Wであれば連続運用でも発熱等の影響はなさそうです。
- 次回のフィールドテストは25日夜に同じく3531kHzでの運用予定で、主に再
設営(V角度の影響)による共振周波数の変化を確認する予定です。
フィールドテスト再開(第3回)
2023-11-02 〜 05
- 日が短くなり冬が近づき、ローバンドのシーズンとなりましたので、5月以来中断し
ていた3.5MHz帯フィールドテストを再開しました。
- 11月2日/再調整と点検(午前〜日中)
久々のセッティングと調整です。夏の間放置でしたので、まずは性能試験です。調整エレメントなしでとりあえず
3,603kHzで共振していましたので、5月の測定時と特に大きな狂いはありませんでした。5月のテストではその
ままチューナーで最後の追い込みを誤魔化していましたが、今回は調整エレメントをしっかり調整して、
3,573kHzに合わせました。最終的には調整エレメント18mmでSWR1.29とドンピシャに合いましたが、
なぜか初回調整で机上計算値21mmで3,590kHz程度にしか落ちなかった(多分アナライザの電池切れが間近
だったので、誤測定でしょう)ので、それに踊らされて50mmから試行しなおしたため、調整に半日を要してしまいま
した。
3.5MHzはしばらく様子見で、通常運用に支障をきたさないようにするため、移動運用のリグ等の設備を宅内に設置
し、通常の固定運用局とは全く別の系統で無線設備を構成しました。よって、理論上は3.5MHzとその他のバンドの
2波が同時に受信及び発射できる状態です。固定局設備との干渉を防ぐため、念のため電源はカーバッテリー+充電器と
いう別系統にしています。
ただし、リニアは1台しかありませんし、移動局用設備なので3.5MHzは50Wまでの出力となります。
基本的に3.5MHzが飛ばない日中の間にしばらくフルパワーの試験電波を発射し、安定動作を確認して夜に備えまし
た。
- 11月2日/フィールドテスト1日目
3.5MHz帯のFT8というと、FT8国際周波数がバンドエッジ3575kHzに近いことからの2kHz縛りや、
バンドプランによる制約でDX/国内が別周波数など色々と面倒(くせのある)バンドでしたが、2020年4月の法改
正により3.5MHz帯のバンドエッジが3580kHzまで拡大されましたので、FT8国際周波数の運用で2kHz
以上はオフバンドという制限はなくなり、更に今年9月の電波法関係改正により、バンドプランの例外規定(外国との交信に限り、データ通信が
利用できる)も消滅し、新バンドプランでは基本的にCWと全電波型式という住み分けのみとなり、FT8国際周波
数は狭帯域全電波型式となりましたので、DX縛りもなくなりました。よって、今運用からは、国内
外問わず3,573kHzで気兼ねなく運用ができますが、DXが盛んな時間帯はDXを優先するのが紳士協定でしょ
う。
- 運用結果(夜)
今シーズン初の交信は16:21にJA7局とのQSOでur+00/my-02dBでした。その後
1,3,7,9,0エリアと交信できました。
DXの交信は20時前にロシア(アジア)で+05/-10dB、1,027kmでした。DX入感はロシア数局と
USA1局でした。
平日ということもあってか、PskReporterのポイントも少なく、また、当局からの波はほぼ国内止まりの
ようでした。
とりあえず50Wフルパワーでの回り込み、SWR等の安定性に問題はなさそうです。
平日夜ということで、深追いはせず20時にはQRTとし、無人くん(ワッチ)状態で、入感具合を確認しました。
(ワッチ結果)
20-24時ぐらいで、アメリカと中国
0-4時 ベトナム、中国、アジアロシア
4時 クウェート、カザフスタン
アメリカの入感が良かったようです。
- 11月3日/フィールドテスト2日目
本日はJAが祝日ですので、AJDを目指して運用をしてみたいと思います。
- 運用結果(朝)
快晴です。季節外れの夏日予報が出ているぐらいなので、雨の心配はまったくありません。
共振周波数がズレていました。SWR5.79で反射波が実測約11W発生しています。コイルを確認したとこ
ろ、朝露がしっかり付着していました。他、温度変化(低温)による原因も考えられますが、春先では得られな
かった貴重なデータが得られました。雨天時は使用しないので防水は考えていませんでしたが、朝露やもっと季
節が進めば霜もあり得ますし、温度変化なのか露なのかを切り分ける必要があるので、本日日中に簡易防水処置
をして様子を見たいと思います。
(コイルに朝露が付着した値)
05:50分と06:30にそれぞれ測定したものです。時間の経過とともに徐々に低い周波数へ移動していき
ます。周波数が低い方へ移動していくのは雨天時と同じ現象なので、おそらく露によるものだと思います。本日
測定した中では、この06:30の6.35が最悪値でした。
こちらからの波は、ブルガリアまで-12dBで届きました。しかし、あちらからの波は確認できず、交信して
いる形跡(他局が呼んでいる)もありませんでしたので、ワッチか無人くん状態でしょう。
DXは、6時ごろから活発になり、アジアロシア(-7dB)が強めに入感しましたので、コールしましたが
コールバックはありませんでした。他、EUロシア、スウェーデン、ブルガリア、イタリアも6時20分ごろに
数回入感しました。韓国(-01dB)はこちらの波が-17dBと弱く再送5回もつきあって頂け、なんとか
交信成立できました。他、他局数局が朝方6時ごろからEU方面をコールしておりましたが、当局にはそのDX
は入感しませんでしたし、コールバックがないかQSOも進んでいない苦戦している感じでした。
朝7時ぐらいには、DX/国内どちらもほとんど入感しなくなりました。
- 防水処置(日中)
気温が上がり、コイルが乾燥した9時と10時に2回測定したところ、SWRは1.50→1.26と元に戻り
まし
た。昨晩の運用はSWR1.5程度あったため、気温も若干影響しているようです。簡易防水処置(コイル部をビニール巻き)を行いました。これで様子をみ
て、翌朝共振周波数が大幅に移動するようなら、温度変
化ということになりますし、移動しなければ露が原因となります。
気温が低くなると周波数が低くなる傾向にあるので、延長エレメントを16.5mm(-1.5mm)に短くし
て高い周波数に共振するように調整にしようかとしましたが、昨日の最終とあまり変わりません。とりあえず悪
くはないのでこれで本日は観察しようと思います。
(15時測定のファイナルの値)
- 運用結果(夜21時まで、午前2時〜7時)
DX:シンガポール、USA、ベトナム、バヌアツが入感しましたのでコールしましたが応答なしでした。交信
成立はロシア2局、中国1局でした。JA各局からもDXをコールしているのが見えますが、応答があるのはほ
んの一握りのようです。
PSKReporterでは、アラスカやアメリカ本土(ともに-18dB)で当局の波が受信されました。
国内:2日間の運用で、AJD
3.5MHz(10コールエリア)を達成しました。相手局は+dBがほとんどだったのですが、当局の波が+dBでレポートされたのは全10局のJA/2局
のみでした。
設備:SWR1.5-1.7の間で安定的に動作。
所感:全体的な傾向として、やはり当局の波は弱い。概ね相手のSNから-15dB程度の差があるので、最低
-10dB程度の強さで入感していないと相手に入感させることができないと考えられる。DXとなると
7MHzでも少々困難になるのですが、そのさらに下に行く3.5MHzはやはり難しいバンドであると痛感し
ました。国内は比較的安定的に交信できます。
- 11月4日/フィールドテスト3日目
- 朝チェック
本日も秋晴れです。昨日SWRを悪化させた結露は、本日はほとんど発生していなかった。朝の測定では共振周波数
(SWR)の変化はほとんどなく、気温ではなく水分(露)が原因であると断定できた。ただし、本日は露が発生し
ていなかったため、影響する範囲が不明なため、現状処置したコイル部分のみの防水でよいのかはしばらくこのまま
経過観察とします。(朝7時測定の値、朝露がないと昨日15時の値とほと
んど変わらない)
- 日中処置
本日は経過観察(現状維持)としますので、日中の仕込み(処置)はなしで、布団を干しましたので作業不能になり
ました。
- 運用結果(夕方17時〜20時)
今日3573kHzはは非常に静かでした。DXほとんど入感なし、ロシアが一瞬3dBで入感しましたが、5ター
ンで-21dBとなり消滅。DXを呼ぶJAもほとんどなし。JA同士がぼつぼつという感じで、コンディション不
良のようでした。等間隔のインバーダーかレーダーノイズのようなものがうっすら入っていました。時折「DX
ONLY
FREQ」というメッセージを送ってくる規制用無線局もどき(笑)がいました。すぐにいなく(入感しなく)なりましたが、新バンドプランをご存じないので
しょうか?無線従事者規則第47条第2項に基づき、しっかり最新の法令は学んでもらいたいものです。
注)3573kHzではDXを呼ぶ局が多いときや、相手局がDXを呼んでいる時には割り込まないなど、紳士協定
のDX優先はしましょう。
注2)無線従事者規則第47条第2項「免許証の交付を受けた者は、無線設備の操作に関する知識及び技術の向上を
図るように努めなければならない。」
3531kHz(国内)のほうは、JA同士でそれなりに盛況でしたが、当局はアンテナエレメントを物理的に長ー
く調整しないと出られないため、夜作業は危険なので今日はワッチのみで辛抱しました。
- 11月5日/撤収
- 運用結果(朝)
3573kHzは、DXの入感がありました。タイとロシア、中国でした。タイはノーリターンでした。ロシアは
-08/-13dBでそれほど大差のないレポート、中国は他のDXを呼んでいたのでコールしませんでした。
SWRが上昇していたので、外を見てみると一昨日に発生してたのと同じ程度の朝露が発生していました。測定した
ところ、鋭さが若干鈍りましたが、気にするほどでもなく、周波数の移動も悪くはない範囲で、SWR1.94でし
た。コイル部の防水処置がかなり効果
があるようで、一昨日のようにSWR6.35というもろ外しの値でなくなり、十分運用可能な値に落ち着きまし
た。若干ズレる分は、コイル以外の部分になると思うのでそうするとアンテナ全体を防水するいう非現実的な処置が
必要となりますので、運用できる範囲内ですからこの仕様のまま様子をみたいと思います。
(朝6時測定の値、コイル防水済み朝露ありではSWR
が少々ずれる)
- 撤収
天気に恵まれたため、予定通り3夜連続のフィールドテストを実施できました。今晩から雨予報ですし、休みも今日
で終了ですのでアンテナの朝露が乾燥したのを見計らって撤収しました。撤収直前の11時ごろの再測定で既に
SWRは元に戻っていました。
- 総評&記録
- 3573kHz、調整エレメント16.5mm
- 露により共振周波数が下がり(電気的に長くなり)、運用不可なほどに
SWRが上昇する。
- コイル部分のみの簡易防水でSWRの大きな上昇はなくなり、運用できる程
度に収まった。
- コンディションによりほとんど入感しないことがある。
- 波は、アメリカ、ヨーロッパに一応届いたようである。
- 5月の暖かい季節では分からなかった点が判明し、貴重なデータを得ること
ができ、さらにコイルを作りこむ ことができた。
次回(次週)は3連休のため、天候に恵まれれば2夜テストが行えますので、来年のNYPは3.5MHzでの
20局を視野に入れて、3531kHz運用の予定である。
第2回フィールドテストと3531kHz(JA
帯)調整
2023-05-01 〜 05
- 3531kHz対応(JA帯)は、初め270mmのエレメントを追加したところ
3229kHzまで落ちたので、机上計算上約31.5mmと推定されたため、30mmのエレメントを製作して追加し
た
ところ、みごとに整合した。15分ほどのすんなり終了であった。エレメント1mmあたり1.3kHz低い周波数へ移動する。
- 1日は昨日は強風でアンテナが上げられなかったため、1日空きましたが2回目の
フィールドテストを行いました。
昨日から中国の5.5フェスティバル(BnCRA)が開催されており、テスト交信相手としては最適です。
- 試験環境 自宅 7mH
- 整合状態 3600kHz SWR 1.09 (チューナー調整後 1.2)
何らかの原因(設置状態?)により若干影響を受ける模様だが、チューナー調整で対応可能な範囲内であった。
短い方に移動しているので、いざとなればエレメント調整が効くのであまり問題はない。
- 試験結果 5/2夜〜5/3朝
- 試験周波数 3575kHz DX帯
- 耐入力 150W入力 SWR 1.0〜1.2 OK 急激なSWRの上昇も
なく安定
断続的に19:30-21:00の約1時間半運用
- 送信 国内 PSK ReporterでJA本州からのレポートあり
DX PSK
Reporterでとアメリカ西海岸からのレポートあり、前回テストではCLDだったアラスカがwkd、B3,4CRAの他、BnCRAを狙ってやって来た局をコールする作戦で中
国4局、ASロシア1局とwkdできた。コールした局で応答があった局の割合は半々程度。他EUロシアや香港も
入感したが応答なし。中国とアラスカはBand New。
- 受信 無人くんで朝までSWL。朝確認した結果
20時 アラスカ、USA、EUロシア、中国3,4エリア
21時 香港、USA、中国2,7エリア
22時 台湾、フィリピン、ASロシア、中国1,6エリア
23時 22時の局の他、キルギス、中国9,5エリア
01時 中国の入感終了、以降しばらくEUロシアとASロシアのみ
04時 ドイツ、ウクライナが入感 -15dB程度
04時59分 日の出 この辺りでドイツ、ウクライナの入感がなくなる
05時53分 -20dB以下ではあるが最後まで受信できていた中国のB3CRAが見えなくな
り、終了
雑感:夜のエリア全般に届くという訳ではなく、夜の範囲の移動とともに西に入感する範囲も移動していく模様。
- I 特に問題はなし
- 物理的設置状態 朝確認(14時間経過)で特に異常なし 西からの強めの風
- 試験結果 5/3夜
- 19時〜20時までの1時間の運用であった。グアムと-18/-19dBで
wkdした。
ブルネイの局がQRVしていたため、昨日とは異なりバンド内は非常に混雑していた。当局も20分ほどコールした
が、4000km台と届いているかも微妙な距離なので断念した。
- I 特に問題なし
- 物理的設置状態 5/4 夕方確認(48時間経過)で特に異常なし。南からの
強めの風
- 雑感:JAはよく入感する。
- 試験結果 5/4夜
- 天候に恵まれ、3日連続の運用試験を行いました。19時〜実施しましたが、
20時ごろにアンテナが原因ではない設備的な問題が生じたため、中断しました。
受信 19時〜20時ごろまではアンテナが壊れているのではないかと思うぐらい、JA
しか入感しませんでしたが、20〜21時はUSAが-05dB付近で入感しました。
送信 W7のAJ6ZTをコールしましたが、届きませんでした。その後、設備の問題が発生しました。
AJ6ZT試験:
W7から3573kHz/250WでJQ2MPJ局をコールしてみたところ、-12dBで入感しました。
JQ2MPJからも150Wでリターンコールしましたが、残念ながら届かずQSOは成立しませんでした。
そのやり取りを受信された3局からコールを頂きましたので、QSOさせていただきました。
3局からのレポートは+02,+02,-02dBとかなり強く受信され、当局で受信できたのは-12〜-19dB
だったのでアンテナの差は歴然ですが、これ以上大きなアンテナは設置が難しいですし、高さを上げるのも着脱の手間を
考えると難しいですので、ビッグガン局など相手の設備に頼るか、コンディションが良い時に狙っていくことになるかと
思います。まずは波が出せないと始まりませんので。
W7で使用されている3.5MHzアンテナは「OB1-80+」で、メーカーの写真ではこんな感じで
す。
全長17mで30kgもある1エレ八木アンテナです。これが標高1500フィートの場所に145フィートで設置
されている
そうです。力の差ですね。グレードが2つあって、どちらが設置されているか分かりませんが、25〜33万円で
す。
その後、数局USAが-5dB付近で入感していましたが、アンテナ
以外の設備不具合のため、コールできませんでした。
今晩夜から3日間雨予報で、連休も雨のまま終了となりますのでアンテナは一旦撤収し、3.5MHzフィールド
テストは一区切りとなります。
- I 特に問題なし
- 物理的設置状態 5/5 昼前(約60時間経過)で特に異常なし。無風のち強
めの南風。雨予 報のため撤収。
- 雑感:やはり夜の長い秋〜冬が楽しめそうですが、それまでにテストを繰り返し
て安定運用できるようにしたいと思います。
- 今後の課題
- とりあえず以前のMP1やRHM12のような接地アンテナであった飛ぶがほと
んど聞こえないということはなく、1000-4000km程度の範囲は飛ぶし、聞こえる範囲はもう少し広い感
じ。-19dBではあったがUSA西海岸からのレポートもあり。ただ3.5MHzの特性なのか、夜になってれば
届くとか、近ければ届くとかそういう訳でもなく、夜の範囲の移動と共に、落ちる位置もピンポイントで移動するよ
うなので、7MHzと同じくローバンドの飛びにくい(パワー戦)という性質があると思われる。
- 他のJAが呼んでるDXが見えないという問題はありますが、これは他のバンド
でもありますから、アンテナそのものはそれなり動作はしているようなので、このまま折を見て試験を続け、季節変
化を追いつつ冬のシーズンにその性能を再評価したいと思います。
- このコイルをつくる材料と経費
一旦完了として、まとめてみました。ウィークポイントは、「コイルが重いことによる耐風、耐重量」、「非防水」、
「不耐紫外線」です。
夜運用がメインの周波数帯なので、常設にはせず運用する週末に上げ下げしようと思います。
- 参考完成品
一部ビニールテープ巻などは安定したら結束バンドで良いかと思います。
簡易防水/簡易耐紫外線として、全面にエアコン用の非粘着テープを巻き付ける予定です。
- 1.0mm UEW線 500g 3,409円
- VU40パイプ 1m 448円 (半分の0.5mにして使う)
- TS継ぎ手給水栓ソケット(根本の部分) 928×2個 1,856円
- 鋼管継手プラグ(根本の接続部) 650×2個 1,300円
- ネジボルト(根本の接続部) M5ステンレスボルトナット×2セット 108
円
- VU40キャップ(頂頭部のふた) 140×2個 280円
- 立管ステンレスバンドVU40(コイルが重いので支線で支えるため)
308×2個 616円
- 支線止め金具 748円
- ターンバックル(コイルの支線のたるみ調整)、ポール、支線碍子 在庫品
- ベースとなるHFV5と7MHz純正コイル(エレメントは不要)が別途必要
- 合計 8,317円
- ざっくりとした作り方
- VU40を0.5m 2本用意する
- VU40にコイルを巻く
(113巻き程度、約18mぐらい。適宜実測しながら調整してください。うちのコイルは最終的に113巻
き+1/4と5/4で出来ていた。)
- 根元の接続部に必要な加工をしてHFV5のエレメントパイプに取りつけられる
ようにする
- 支線用バンドをつける
- 頂頭部のキャップをつける
- 7MHz純正コイルを頂頭部に接続する
- 設置して調整する(目標周波数より少し高い(短い)周波数で)
長い方へはエレメントの追加で調整可能だが、短い方への調整はコイルを切る必要があり面倒なため。
うちの環境では、エレメント1mmあたり1.3kHz低い周波数へ動きます。
- 注意点:
-
UEW線の接続部の被覆取り忘れ注意、やすりなどで削っておきましょう。
- 継ぎ手プラグやキャップを接着するかはお好みで(修理時に解体することを
考えると接着はやめた方がいい)。実
際、深く差し込めば設置状態が上向きになるので抜けることはなさそうです。エレメントパイプが折れちゃったときなど
は、支線が落下を阻止してくれる予定です。
- 支線バンドなしは推奨しません。重すぎてエレメントパイプがじきに折れま
す。軽量化できるいい材料があっ
たら教えてください。支線バンドがアンテナとして動作することを防止するため、支線はできるだけコイルから離し、かつ碍子の取り付けを推奨します。
- 最後の微妙な追い込みや設置状態による若干の周波数ズレはチューナーでご
まかして対処することになりますが、チューナーで対処できる範囲もそう広くはないので、できるだけしっかり
追い込んでください。
- 同軸ケーブルがアンテナとして動作すると調整を誤認したり、コモンモード
など色々と面倒なので、できるだけ給電部に近いところ(私は給電部の3m下に設置)にMFJ-915のようなRFアイソレー
ションフィルターを挟むことを推奨します。アンテナがしっかり整合していれば、フィルターを付けてもつけな
くてもSWRや周波数はほとんど変化しませんが、整合が不完全だとフィルターの有無でSWRや周波数が著し
く変化します。
第1回 フィールドテスト
2023-04-30 〜 05-01
- 4/30にコイルが仮完成したので、早速フィールドテストを行いました。
完成品の全景はこんな感じです。
- 試験環境 自宅 7mH
- 整合状態 中心周波数 3575kHz SWR 1.06
- 試験結果:
- 試験周波数 3575kHz DX帯
- 耐入力 50/100W/150W入力 SWR1.0〜1.5 OK
- 送信 国内 PSK
ReporterでJA本州、九州複数のエリアからのレポートあり OK
DX 5CLD/0QSO、PSK
Reporterでのレポートなし、最良で-13dBの局を150Wでコールしたがリターンなし
(入感した局は、EUロシア、ASロシア、イタリア、アラスカ、ウクライナの5エンティティ)
- 受信 国内は強く入感(0dB前後)
海外は-13〜-20dBだが数局しか入感せず、シーズン外?
- 経時変化 30日夜 60分ほどの断続的な運用後、最終的にSWRが1.2程
度に上昇した状態で閉局
1日朝 SWRがほぼ1.0に戻っていた
- 周波数移動 JA3531kHzへのチューナーによるQSYを試みるが、
SWR4と高く、チューナーでの調整は不能
- I ハイパワー時も含め、TVIはなし、その他確認できたIはなし。
(RHM12をカウンターポイズで運用した時は、デジタル時計に勝手にアラームがセットされるIが生じた)
- 物理的設置状態 約12時間経過で特に異常なし
- 今後の課題
- JA周波数3531kHzへの対応(たぶん、長くする方なのでちょこっと調整
エレメントをつければいけると思う)
- DXとの交信をの経時観察(今はシーズン外なので参加局少な目 or
うちの耳が悪い? or バッドコンディション?この辺の切り分けが1日では分からない)
コイルの製作テスト
2023-04-01 〜 04-30
- 改造事前テストからコイルを作れば共振周波数を下げられることは分かったので、コ
イルを試しに製作してみました。
使用しているエレメントは7MHz用に下記をプラスした。
- VP13塩ビ管巻き付け 1.0mm UEW
- 約10m巻き 中心周波数4760kHz SWR1.22
- この巻き数でおおよそ2300kHz稼げたので、あと約半分の
1200kHz下げればよい
- 約15m、278巻き 中心周波数
4330kHz SWR1.19
- 半分の+5mにしたが、430kHzし
か下がっていない。
母材をVP13からペットボトルコイル巻きに径を変更してみたが、周波数に大きな変化なし。巻き数や巻
き径より実際の線材長さが大事なよう。
- 約15m巻きに更に7MHzコイルをつけた 中心周波数2678kHz SWR1.4
- これ以上巻くことに意味があるのかを確認するためにやってみたもの、かな
り雑な接続と設置のため参考値だが、確実に下げられることは確認できた。
多分あと+10mぐらい巻けばいけるかも
- VU40塩ビ管巻き付け
これ以上の線材長さでVP13に巻き付けるには全長が長くなりすぎるため、巻き付ける母材を変更
- 約25m巻き(181巻き+ひげ250mm+400mm) 中心周波数
3070kHz SWR 2.3
SWRが悪いものの、希望周波数3573kHzよ
り下げることができた。
- 約25m巻き(181巻き+ひげ150mmカット) 中心周波数
3406kHz SWR1.4
150mmカットして、336kHz動きましたので、直線部1mmあたり2.24kHz動くことが分かりまし
た。
また、SWRもいい値に落ちましたが、共振範囲が12kHzとかなり短縮したので狭いです。
ざっくり周波数は出ましたので、たたき台となるコイルがようやく完成しました。
実際の装着仕様(ケース完成)にしてみます。装着仕様にすることにより、直線部が減るためそれでどの程度動くの
かが見当もつきません。
- 装着仕様にしてから、地上高か低い状態(近接物有)では、微調整がきかないた
め、ここから実設置場所(8mH)の値
- カット量 中心周波数 SWR 移動量 1mmあたりの変化kHz
- 装着仕様後 2858kHz 1.06
- 1回目 150mmカット 2887kHz 1.29 +29kHz
5kHz
- 2回目 150mmカット 2908kHz 1.02 +21kHz
7kHz
- 3回目 300mmカット 2913kHz 1.03 +5kHz
60kHz
- 4回目 500mmカット 2946kHz 1.02 +33kHz
15kHz
- 5回目 1000mmカット 3017 1.17 +71kHz
14kHz
- 6回目 3000mmカット 3229 1.08 +212kHz
14kHz
- 6回目再 (カットなし、最終仕様、地上高-1m) 3130 1.07
- 7回目 3000mmカット 3382 1.12 +252kHz
11kHz
- 8回目 1000カット(給電直下) 3500 1.20
+118kHz 8kHz
- 8回目再 (そのまま実系統接続)
3500 1.31 +118kHz 8kHz
- 給電系統接続でも周波数ズレはなかっ
た。かなり接近してきたのでチューナー調整をかけてみたが、SWR3程度と高い
- 9回目 5mmカット(実系統)
3473 1.20
- 10回目以降 ここからなぜか
3473kHzに吸い寄せられるようになり、10mmづつ短くしていっても変化しなくなった。
風によるSWRの不安定が見られるようになり、再点検したところ何度も脱着したことによるネジ部の緩み
などもあり、締め付け方法等改良して修正したところ、SWRは安定するようになった。しかし、
3473kHzは微動だにせず。
- 多分1ターンぐらい切った
3503kHz SWR1.18 ついにアマチュアバンド内に入った
- 15mm 3505kHz
SWR1.18 あまり変わらない
- (週末の雨天やその他予定により時間が
とれず2週間中断)
- 04/30再開 何も変えていないが周
波数がかなり下がった 3497kHz SWR1.18
- 以下、1ターン=約160mm(16cm)
VP40の外径は48mmですので計算上は1ターン約150mmですが、ここでは実測値160mmとしま
す。
- 再開1回目 1ターンカット
3479kHz SWR 1.30
- 再開2回目 2ターンカット
3523kHz SWR 1.25 電力印加後 3505kHz SWR 1.10
- 再開3回目 2ターンカット
3566kHz SWR 1.10 電力印加後 3541kHz
- 再開4回目 1.5ターンカット
3575kHz SWR 1.06 電力印加後も変化なし
3.5MHz用改造テスト 2023-04-01
-
1.8/3.5MHz用にRHM12(オプションコイル付き)を保有していますが、アー
スの関係から自宅ではあまりうまく共振しません。自宅バルコニーでは、MP-1の時のように飛ぶが聞こえないアンテ
ナになってしまいましたので、接地アンテナは自宅では厳しそうですので、残っている7MHz用のコイルエレメントを
使用して3.5MHzへの対応ができないかのテストを行いました。
-
テストの結果(いずれも7MHzコイルで、中央以外の場所)
- 1000mmのストレートラジアル 中心周波数5273kHz
SWR1.07
-
2500mmのステンレス線ラジアル
-
垂れ下がった状態でストレート 中心周波数
4001kHz SWR1.39
-
φ66でコ
イル(巻)状にして360mmぐらいに伸ばした 中心周波数5212kHz
SWR1.17
-
φ66でコ
イル(巻)状にして先端でまとめた 中心周波数6370kHz SWR1.27
※ コイルの位置が7MHz用は中央との指示がありますが、中央とそれ以外で特に大きな変化はなし。
-
φ26でコイル(23巻)状にして300mm
ぐらいに伸ばした 中心周波数6070kHz
SWR1.42
-
φ26でコイル(23巻)状にして600mmぐらいに伸ばした 中心周波数
5210kHz SWR1.36
- ※コイルを伸ばす長さを長くすると、共
振周波数が下がる。ただ、この構造では揺れ等により不安定である。
同じ線全長でも、ストレートの方がより周波数が下がります(4001kHz)
- ※コイルを伸ばす長さを長くすると、共振周波数が下がる。ただ、この構造で
は揺れ等により不安定である。
同じ線全長でも、ストレートの方がより周波数が下がります(4001kHz)
-
ラジアルとして7MHzコイルをつけた 中心周波
数5228kHz SWR1.06
-
ラジアルとして50MHzコイルをつけた 中心周
波数7300kHz SWR1.08
-
ラジアルとして14MHzコイルをつけた 中心周
波数6425kHz SWR1.19
- これらの結果から、ストレートなラジアルならもう少し(3〜4mぐらい)長くすれ
ば、3.5MHzあたりで共振すると推測できるが、それほど長いラジアルの設置は困難なので、コイル状にする必要が
ある。しかし、コイル状にするとストレートなラジアルより長いものが必要であることが考えらえる。
- また、将来の5MHz帯の対応は、比較的容易と考えられる。
WARCバンド用改造
2022-02-14 〜 2022-03-20
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