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運用情報(2021年度版)
過去年度版 → 2020年
2021-01-03 作 成
2022-01-10 第7回改訂
DXCC 達成状況 移動運用記録
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概 要
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2021年度の主なまとめ
・設 備 変 更
・HFV5新規導入(2021年5月のCP5HS設営完了より非常設となりました)
・運 用 実 績 ・2021 QSOパーティ ・CQ
WPXアワード(Digital/400+SA+OC) ・2021.05 - Chinese amateur radio
festival's Award SILVER ・JA1ANメモリアルアワード ゴールド
・TOKYO2020アワード(TOKYO2020部門、Japan部門、World部門、DX-AJD、部門) ・TOKYO2020
QSOパーティ(JA20部門、DX20部門)
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免許周波数帯とQRVできるバンド
周波数 → 1.9/3.5/7/10/14/18/21/24/28/50/144/430/1200/2400/5700 緑文字 … 現在、実際にQRVできるバンド 赤文字 … ハイパワー(200w)QRVができるバンド 青文字 … ハイパワー+常設のバンド
Super Antenna MP-1の導入により、3.5〜28MHzまで200W QRVが可能になりました。 ただし、MP-1は常設ではありません。
QRVできないバンドは、現在、アンテナが設置されていない、リグが故障中などです。
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設備構成
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送信機(HF/50):YAESU
FT-857DM + RM Itary HLA305VJA (MAX200W)
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送信機(145/430):YAESU
FT-857DM & FT1D
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アンテナ(HF/50):第一電波工業 CP5HS(常設) & YAESU
ATAS-120A(移動用) & Super Antenna MP-1(非常設) & HFV5(非常設)
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アンテナ(50/145/430/1200): 第一電波工業
D3000N(常設)
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運用スタイル
・基本的にFT8モードのみ。JT65時代から経験あり。
・主な周波数と時間:7.041MHz(国内)と、DX帯は常設アンテナのある7/14/21/28がメインとなります。
・常置場所運用がほとんどですが、モービル移動運用可能な装備もありますので時折移動もします。
2021年度 月間雑感
2021年度総括
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DXCC:wkd101/cfm99(+20/+19) JCC:479(+36) JCG:97(+10) ※年末時点での確定値
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DXは622QSOでした。新居のロケーションの向上か、サイクル25がやってきたからかは不詳ですが、DXCCは大きく伸びました。サイクル25は2025年夏がピークと予測されています。HFに目覚めたのは2018年でしたので、サイクル24も終わり、いわゆる「ボトム期」からの参戦でした。ボトムかつバーチカルなので苦戦していますが、4年経ってようやくDXCC入りの100エンティティが見えてきました。初のコンディション上昇に大いに期待し、楽しんでいきたいと思います。 https://wwwbis.sidc.be/silso/dayssnplot
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国内は、JA1ANメモリアルアワードでの交信を中心に484QSOでしたが、新JCCは+36とあまり伸びませんでした。主立った都市は交信し尽くしたようです。JCGが2018年のJT65/FT8参戦以来アワード入賞までようやくリーチがかかりました。
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1年遅れのTOKYO2020オリンピックが開催され、それらのアワードを中心に、また、今年が最終となるJA1メモリアルアワードはGoldを狙い特に力を入れました。
- 新居への引っ越しで心機一転し、DXCCがよく伸びた、大変よい1年となりました。
1月/QSOパーティ参加
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2日 3年目のQSOパーティに参加しました。
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引越により、アンテナが未設置のため、地上に仮設営したCP-5HSを使用しての参加となりました。とりあえず、7/14MHzのエレメントのみをセットしました。また、設備も1階に仮設置しました。
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- 今年から期間が長くなり、7日21時までとなっていますが、2日午前の密具合は例年通りでした。
目標は20局ですが、目標達成後は他の方へのサービスタイムで、のんびり正月TVを見ながらFT8で57局QSOさせて頂きました。本年もお空でお会いできましたらお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
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30〜31日 MP-1ポータブルアンテナのベランダ設置
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同軸ケーブルを通す壁貫通穴の施工が完了したので、ベランダ取り付け金具を改造したものにMP-1ポータブルアンテナを、試験的に取付、設備も予定していた2階へ移動して環境を整えました。
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(ビニール袋は、30日は時折小雨が降っていましたので、給電部とコイル部を保護するためのものです)
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とりあえず14MHzをセット。地上高4.5mH、コイル長49mmでSWRは1.18とかなり良好に調整できました。
ポータブルアンテナなので、接地アンテナになります。2階バルコニーで屋根はアスファルト葺きなので広い金属面もありませんので、カウンターポイズを使用することになります。
カウンターポイズは、前住居の瓦屋根上で接地アンテナを使用した際の経験が若干あったので、その時に自作したカウンターポイズは5m1.25sq線×8本をひっぱり出して再使用しました。2本1セットを4セット計8本を必要な本数で接続するタイプのものを自作しており、本数が1セット(2本)だと、SWRは2.6とかなり高く、2セット(4本)で1.6、3セット(6本)で1.18まで落ちましたので、これで良しとしました。
7MHzについてもコイルの調整してみましたが、こちらはカウンターポイズ1セットがSWRが良かったです。
新たな環境なので、カウンターポイズがそのまま使えるのかが未知で、再調整などでかなりごたごたすると思っていましたが、本数を加減できる構造にしておいたのがよく、結構あっさり機能したので、かなりホッとしました。
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調整完了後の30日午後から31日の日没頃まで、200wにて交信を行ってロケーション、性能、設備の状況を確認しました。
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43局、計18カ国(中国[AS]、インドネシア[OC]、アルゼンチン[SA]、台湾[AS]、ロシア[AS]、ニュージーランド[EU]、タイ[AS]、フィリピン[OC]、ブラジル[SA]、シンガポール[AS]、アラスカ[NA]、アメリカ[NA]、オーストラリア[OC]、カナダ[NA]、ハワイ[OC]、フィジー[OC][、イタリア[EU]、そして、日没迫りアンテナを撤収しようとしたらポルトガル[EU])からの波が見え、今年初エンティティを狙って30分ほど粘って最後、初エンティティーをwkdして約2日間の運用を終了しました。
設備的な問題もなく、概ね飛んだようです。アフリカがありませんので、WACにならなかったのが残念ですが…
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電波障害系については、障害を受ける側としては、1階リビングに新設した200Vエアコンのインバータノイズがかなりひどいのと転居前からの既知であるUPSのインバータノイズがありましたが、懸念だった斜向かいの太陽光設備からのノイズはありませんでした。
障害を与える側としては、ドアホンの映像が若干乱れる(勝手に鳴ることや、音声の乱れはない)、自動点灯常夜灯のうち1つ(古いもの)が200W送信時に点灯するという障害がありました。回り込みによるCAT制御異常などは今回の14MHz運用での発生はありませんでした。常夜灯は捨ておきますが、ドアホンについては向学の点からも対策にトライしてみたいと思います。
2月/HFV5新設
- 6〜8日 HFV5設置と調整
- 8mH、東西方向、V型で設置
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前住居では、CP5HSを1階屋根上げにてHFにオンエアーしていましたが、新居の屋根に手持ちのはしご類では上がることができず、バルコニーに設置するにはCP5HSは全長が5m近くと大きく、重量も4kgと重いため、安全性と調整のしやすさなども考慮して、2階バルコニー設置で、調整もほどほどにできるアンテナということで、HFV5(短縮ダイポール)を新たに購入。
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今まで1.2Gの八木アンテナを除けばホイップやバーチカルなどの無指向性アンテナを使用していたため、これが初の指向性&ダイポールアンテナです。ベランダ挟みこみ金具を少々改造して、4mポール上(地上高8mH)に設置しました。壁面がサイディングのため、挟みこみ金具のみでは強度に不安があるので、ポールはバルコニー床に突き当て、支線は雨どい金具の根本を利用して横ずれ防止として2本固定しました。
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雑な設置の感想ですが、建物が近いせいか、バルコニー上の仮設ポールで調整して、その後、本設置ポールに取り付けると周波数がかなりズレますので、本ポールに上げて、SWRを測定して、またポールから降ろして調整して…の繰り返しで、かなり大変でしたが、とりあえず全バンド1.5以下には調整できました。V型の形状がちょうど屋根をかわす形になって、収まりは悪くない感じです。
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7/14MHzは、短縮率が高いため、SWR1.5以下の範囲はかなり狭く、ピンポイント周波数での使用が実用となります。アンテナがコンパクトになっている分、CP5HSより更に狭いです。私の場合はFT8中心なのであまり気にはなりませんが、CP5HSと同様に雨天時に周波数がズレるという口コミがありましたので、雨天時にズレる量によっては雨天時にはQRVできない問題が発生するかもしれませんのでそのあたりが経過観察です。21/28MHzは、かなり頑張ればSWR1.1程度まで追い込めそうですが、心が折れましたので1.3〜1.5あたりで妥協しました…
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指向性アンテナなので、方向は迷いましたがとりあえず王道の東西向きにしていますが、南のオーストラリア大陸にもほどほどには届いているようです。初DXCCはレバノンがwkdできました。
- 現在、判明している問題点
- (1) リビングのエアコンノイズ問題。MP-1でもありましたが、エアコンとの距離を離したHFV5でも発生しているので、アンテナそのものやカウンターポイズ系の問題ではなさそうですが、ノイズと信号が被ると-3db程度損失するので、DXには非常に致命的なことから、とりあえずACラインフィルターのエアコンの電源に入れるところから対策をしてみたいと思います。エアコン始動時は、50MHzでノイズがあったのが、部屋が暖まるにつれて減力運転になるのに伴ってノイズ周波数も下がっていき、下限の運転(長時間発生し続ける)がちょうど14.074MHz付近にドンピシャという最悪なノイズなので一番辛いところです。
- (2) TVドアホンの映像が少々乱れる問題(映像の確認はできる程度)。パッチンコア4ターン巻きを1つと2つでACと信号線への取付を試しましたが、ACは1つも2つも効果なし、信号線は1つは効果なし、2つは必要な信号まで減衰させてしまったのか、モニタが映らなくなりましたので、とりあえず元に戻して別の方法を検討します。
- 13〜14日 インターホンIとエアコンインバータノイズの改善検証
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(1) エアコンのインバータノイズは、産業機器用のノイズフィルター(NAP-30-472)をエアコンの電源コンセントラインに挿入してみました。産業機器用なのでインバータ付き3相モータとかがガンガン回っている環境で使用して、弱電機器を保護するためのものですので、伝導ノイズなら効果は見込めそうですが、というところです。放射ノイズだとエアコン買い替えるかシールド対策なのでかなり面倒です。現状、ノイズはありませんが、インバータの周波数により、14MHzにいつも発生している訳ではないので、挿入した状態のまま、しばらくWSJTのワイドグラフを観察することとします。→効果なし
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(2) インターホンIは、子機と親機を直接接続してみたら、200w送信でも映像は全く乱れなかったので、信号線からの混入と考え、簡単に交換できる屋外の信号ケーブルのみをシールド付きに交換してみたものの、変化なし。屋内は交換は難しいので、新たなルートでシールドケーブルに交換するか、コアなどの対策にするのか、思案中です。信号線のコモンモード電流は4mA程度でした。
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14MHzをウォッチしていたら13日夕方ごろからEU方面がかなり入感し、フランスとノルウェーが初エンティティでcfmになりました。翌朝は朝にも関わらずギリシャとQSOできました。
- 14日で、CQ
WPXがデジタルで400プレフィックスに達しましたのでアワードの申請をしました。
- 20〜21日 障害関係
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(1)のインバータノイズは、NAP-30-472ノイズフィルターが効果なかったため、新品なのでメーカーに対策を依頼し、20日に初回訪問がありました。電源線の室外機側にフェライトコアを取付して貰いましたが、残念ながら効果なし。訪問担当の方は電波障害関係にあまり詳しい方ではなく、エンジニアの指示どおりに対策部品(コア)を取り付けるのみでしたので、当方で今まで測定していたデータなどをお持ち帰り頂き、再検討して頂くことになりました。
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(2)のインターホンIは、フェライトコア1330を4回巻×4個を信号線に取付してみましたが、効果なし。ダメ元でNAP-30-472ノイズフィルターを電源分電盤のLDK回路(インターホン)に取付してみましたが、こちらも効果なし。
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(1)と(2)のどちらかにでも効けばと、NR11-01KE絶縁トランスをかなり高額ですが思い切って買ってみましたが…どちらの障害にも効果ありませんでした。こちらは、一応1000kHz以下コモンモード-100dbというものですが、HFアマチュアバンドにおいても-40〜-60dbのコモンモード及びノーマルモードへの減衰効果があるものですので、最強のラインフィルタだと思います。見えていない障害へのお守りとして、常設にするつもりです。
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(2)やBCIの予防対策として、LPF CF-50MRとISC-1000Eコモンモードフィルターを購入し、まずは既設CMF(リニア)の直後に取付しました。結果として、絶縁トランス+既設CMF+CF-50MR+ISC-1000Eと合わせて、RF電流計でコモンモード電流の最大値が同軸で60mA、電源で20mA程度(出力:100w)に下がりました。インターホンの信号線は相変わらず4mA程度です。今まで同軸では3桁もあったのを考えればかなり低減できましたが、CMFはアンテナ直下の方が効果があるとの情報もありましたので、屋外防水のISC-1000Eを後日直下に設置して、変化を確認したいと思います。
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他、絶縁トランスのための設置線分岐、コンセント設置工事とPCサーバー関係の電源工事を行いましたが、電源工事時にサーバーのコンセントをを誤って抜いてしまい、サーバーがデータクラッシュして起動が途中で止まるようになりましたので、再インストールが必要となりました。時間がなかったので、仮サーバーを稼働しています。
- 27〜28日 障害関係と避雷器設置
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(1)のインバータノイズは、先週の訪問以来、音沙汰なし。今週はFT8の周波数には居座らなかったし、日中は暖かくなってきたので、エアコン不要で実害はなし。
- (2)のインターホンI関係で、先週屋内に付けてみたISC-1000E
CMFを屋外給電部直下に設置、アンテナ降ろしたついでに取り外したままだった同軸避雷器をISC-1000Eの下に取付、12月の引越準備で庭をいじるついでに既に埋設だけしておいた専用のD種接地(本当はA種推奨)に5.5sqを接続し2階のアンテナまで線引きして避雷器と接続、あるべきものを正しい形にし、無線設備としては総通にも見せられる最終形態となった。同軸もファイナル(屋外貫通から給電部)は、仮設の5Dから元々使っていた8Dをケーブルチェックをして再使用。屋内のCMFは米国ではメジャーなMFJ社のMFJ-915
RFアイソレータを取付。このMFJ-915は、国内で多く流通しているコアに同軸を巻き付けるCMFではなく、内部に50個のフェライトビーズを充填したものらしい@8k円。ただ、データシートなどがないので特性は不詳。他、屋内側の機器間5Dケーブルで長さが長すぎてループ巻き巻きになっているケーブルをすべてピッタリサイズでM接栓から作り直しした。
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ここまでやって、結果は、RF電流計で出力200w(先週は100w)でも60mAを超えるところはなかったのと、余分な電流成分が減少したおかげか、耐入力内短時間でもアンテナのコイルがかなり発熱してSWRがかなりのハイペースで悪化していたのが、耐入力内なら長時間運用でもSWRが大きく変化することがなくなった。しかし、要のインターホンIには全く効果なし。
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昼頃から、刷新したアンテナ系試験運用!7MHzのFT8がめずらしく昼を過ぎても賑わっていて(いつもは午前メインで、午後はDXに散る)、かなりの局数をQSOし、3時間ほどでAJDを達成しました。DXのほうは、新エンティティは、デンマークがwkdしましたが、DXはコンディションが悪くあまり入感がありませんでした(だから、国内がにぎわっていたのでしょう)。
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夜な夜な次のインターホンI対策を考えましたが、親機と子機を短い通信線で直接接続すると影響なし、屋外の通信線はシールドケーブルに交換済み、親機側にパナソニックのST101×2やパッチンコア多量は効果なかったので次はどうしようかとネットの海を彷徨いましたが、通信線の親機、子機、中間にCMFを挿入すると効果が上がるというのがありましたが、ST101は超高いのでそんなに沢山買えませんし、加工も大変なので、大進無線さんのDCF-50TEL-2Cを親機、子機、中間の3か所設置で望んでみたいと思います。中間に挿入するのは、高周波的には挿入部で電線がカットされて全長を短くしたのと同じ効果があるようで、通信線に電波が乗りにくくなるようです。
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28日は、DXのコンディションが悪く、近国のみの入感でした。29日朝に7MHzを覗いたら久々のアフリカ大陸(ケニア、新エンティティ)をwkdできましたので、7/14MHzのミックスですが、新居からのWAC(Digital)を達成しました。
3月/調整中
[end]
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