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運用情報(2020年度版)
過去年度版 → 2019年
2020-05-09 作 成
2021-01-03 第4回改訂
DXCC 達成状況 移動運用記録
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概 要
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2020年度の主なまとめ
・設 備 変 更 ・6月 IC-9700にPC接続許可(デジタルモードと遠隔操作)
・6月 FT-957DM(2台目)入手、旧デジタルユニットを車内運用専用として復活
・12月 1200MHz系(IC-9700、OHM-1200BV12)撤去(未申請)
・運 用 実 績
・7月 JCC400アワード
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免許周波数帯とQRVできるバンド
周波数 → 1.9/3.5/7/10/14/18/21/24/28/50/144/430/1200/2400/5700 緑文字 … 現在、実際にQRVできるバンド 赤文字 … ハイパワー(200w)QRVができるバンド 青文字 … ハイパワー+常設のバンド
Super Antenna MP-1の導入により、3.5〜28MHzまで200W QRVが可能になりました。 ただし、MP-1は常設ではありません。
QRVできないバンドは、現在、屋根スペースの都合でアンテナが設置されていないバンドです。
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設備構成
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送信機(HF):YAESU
FT-857DM + RM Itary HLA305VJA (MAX200W)
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送信機(145/430/1200):YAESU
FT-857DM(145/430) + Icom
IC-9700 (50/50/10W)
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アンテナ(HF):YAESU ATAS-120A
+ 第一電波工業 CP5-HS(常設) + Super Antenna MP-1
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アンテナ(145/430/1200):
145/430常設なし + OHM-1200BV12 (14.1dBi)
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運用スタイル
・基本的にFT8モードのみ。JT65時代から経験あり。
・主な周波数と時間:7.041MHz(国内)と、DX帯は常設アンテナのある7/14/21/28がメインとなります。
・常置場所運用がほとんどですが、モービル移動運用可能な装備もありますので時折移動もします。
・1200MHzのDD(デジタルデータ)が運用をしていました。(12月転居に伴い撤去)
IPアドレスは10.1.87.10/dd10.jq2mpj.d-star.infoで、愛知県/春日井DDレピータに接続していました。
雨天は、パケ落ちが多く障害が発生しやすいですが、雨でなければ通信は良好、pingのパケットロスは2/100%程度でした。
2020年度 月間雑感
2020年度総括
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本年は、やはり新型コロナウィルスによる社会の変化が一番大きかったと思います。他人との不要な接触を避けるために、思うように外出ができず、ここ数年恒例の行事でした夏の遠征移動運用もできませんでした。
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私の会社も、受注減による臨時休業が6〜7月にかけて数日ありましたが、その後は例年の80%程度ながらも大打撃を受けている飲食・観光業に比べればほとんど影響はなく幸いでした。
- 新居に転居しました。
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アワードは、JCC:429、JCG:82、DXCC:76(+8エンティティ)でした。牛歩の歩みですが少しずつ進んではいます。DXは、LoTW未対応局へのQSLカードが新型コロナウィルスによる国際郵便引き受け停止の影響を受け、発送できていないエンティティもあり、やはり今まで通りとはいかない影響もありました。
1月/QSOパーティ参加
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2日 2年目のQSOパーティに参加しました。目標は20局ですが、目標達成後は他の方へのサービスタイムで、のんびり正月TVを見ながらFT8で40局QSOさせて頂きました。本年もお空でお会いできましたらお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
- その後は、2月の第一級陸上特殊無線技士試験勉強のため、QRTしました。
2月/久々の新DXCCと一陸特受験
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7日 1陸特の試験が1週間後に迫っているのですが、ちょっと息抜きで14MHzを覗いてみたら、ナウルからの波を見つけました。日本の方が現地より運用されている局のようで、久々の新DXCCをwkdできました。
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15日 1陸特(午前)の試験日でした。新型コロナウィルスが徐々に市中流行しはじめ、試験会場はほぼ全員マスクマン状態でした。
試験が中止にならなかったのは幸いでした。試験の方は、計算問題が思ったより難しいタイプのからの出題が多くてかなり凹みましたが、普通難易度の計算問題はしっかり解答でき、工学100/120点、法規60/60点でまずまずの成績で合格見込みとなりました。
3・4月/QRT
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1陸特の試験後は、書道検定試験(3月末)の練習や認定電気工事従事者認定講習の受講、労働安全衛生法絡みの特別教育(自由研削砥石)などをこなしつつ、5月の工事担任者AI/DD総合種の試験勉強に励んていたので、QRTしておりました。
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しかし、残念ながら工事担任者試験は、新型コロナウィルスの市中蔓延により緊急事態宣言が政府から発出されたことにより、試験が中止(11月試験に振替)となりましたので、勉強も超ローペースに移行しました。
5月/STAY HOME
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今年のGWは、あまり暦の並びもよくなく、私の勤め先では5連休でした。といっても、コロナウィルスの影響による観光地等の営業自粛と外出自粛により、強制STAY
HOMEで、5日でも十分と感じる長い休みでした。
GW明けと次の週末の間平日2日は、有給奨励日となりました(会社として休業にならないところがケチ)が、こんなSTAY
HOME期間に有給消費してまで休む価値がないので、数少ない出勤組となりました。
GW中は、書道検定試験の課題の練習、自宅PCルームコンセントBOXの補修、PCルーム棚の改良などで過ごしておりました。
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GW明けのすぐの週末8夜〜10は、久々の無線運用を楽しみました。14MHzをワッチしていたら、「〜STAYHOME」というコールサインがちらちらあって、無線までもSTAY
HOMEブームか、と思いましたが、こういった柔軟な対応ができている国はいいですね。日本での実現はかなりハードル高そうなコールだと思いました。「DX0STAYHOME(フィリピン)」とwkdできました。
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QSOパーティ以来4か月ぶりの国内QSOで、かなり日数を空けるとメンバーが変わったと思うぐらい違うコールが見られますので、今回もかなり1st局をwkdできたので、今年の目標であるJCC400に少し近づけたと思います。現在、360市です。
6月/Eスポシーズン
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書道検定への対応があり小休止していましたが、検定が延期になったので21日に今夏の移動運用に向けての設備点検を兼ねて朝から、14→21→28→50MHzと様子を見ながらQSYしながら運用。
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昼前には50MHzのEスポがオープンし、Eスポと判断できる300km〜2000kmである、中国(1,800km)の局を初め、韓国と交信、国内はスキップしていまっているのか6,8エリアと見通し近距離しか入感しませんでした。午後からは、EU方面がマルチホップでオープンしたようで、多数のJAがEU方面を呼んでいましたが、貧弱な当局の設備では、EUは入感すらなく、参戦もできませんでしたので、マルチホップのJA側を見学しただけとなりました。
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14-50MHzの常設アンテナで200W送信し、SWRも良好で、設備点検は異常なし。
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最終週は26〜29の4連休でした。元々土日休みで月曜は有給休暇だったのですが、コロナウィルスの影響による受注減で急きょ金曜が臨時休業になり、予想外の連休となり、アマチュア無線的には色々進みました。
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(1) FT-857DM 2台目の入手 / 現在使用しているFT-857DMは平成25年7月に購入し、今年で7年目を迎える。今のところ故障等ないが、同機は新型コロナウィルスの影響により部品の調達が困難となり、急きょ終息機種となってしまいました。災害時の情報確保や今後の故障なども考慮すると、予備機として自動車車内に1台常備しても良いかと思い、色々な機種を検討してみたものの、ポータブルサイズでHFとV/U全て50Wで(Uは20W)出られる機種というのは現行品ではなく、同機がいかにロングセラーの名機であったかを思い知らされました。今後更に入手しにくくなることも考え、FT-857DMの1年落ちをヤフオクで入手。終息品ということもあり、中古でも終息前の新品実売価格そのまま(7万円弱)の出費でした。
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(2) 旧デジタルユニットの再整備 / 現在、デジタルユニットはヤエス純正のSCU-17を使用しています。さすがメーカー製ということもあり、200Wでも回り込みなどによる動作異常はなく、優秀なデジタルユニットなのですが、駆け出しのころに安さに惹かれて(6000円)購入したものの、回り込みに弱くて手懐けられずお蔵入りしていたT社のデジタルユニット(非純正)を、数年間色々勉強してきたことを活用して、再整備にチャレンジすることにしました。
目標は移動用50Wでの安定動作。近所のマルツで部品を調達し、USBやオーディオケーブルをツイストケーブルに変更し、デジタルユニット、USBハブ、USBサウンド、CATをまとめてアルミケースにまとめて、数種類のハブやCAT、USBケーブルの組み合わせを試して、何とか7-28MHzの各バンドにおいては、50W送信で問題なく使用できるまでに改善したが、50MHzで回り込みによるCATの異常動作がある。また、その他のバンドでも100W程度で同様のCAT異常動作が見られた。
↓ 一応EMC的に弱そうな部分を改良して、とりあえずケースに入れた状態(この状態だと50MHzで使い物にならなかった)
上の白い物体は、USBハブ(改)です。USBハブを分解して基板からUSBType
Aケーブルをまるごと取外し、TypeBメスに変更して、変換基板とHUBごとアルミホイルで巻いてEMC対策したつもりのやつです。
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また、マルツに走るハメになり、とりあえず200w設備の時の経験でそれなりに効果があった、クランプフィルタ(ZCAT30351330)を4個購入。@700円とフェライトコアは意外と地味に高い。そして、実際に50MHz50W送信をしながら、クランプする位置を変えていって、しっくり来たのが下の写真の状態
結論としては、CATラインへの50MHzの回り込みによるCAT動作不良、USBサウンドへの50MHzの回り込みによるUSBの異常動作でPCからの認識が切れ、運よく切れなくてもALCの振れが安定せず不安定で送信終了後に受信ができない。それからどうやらマウスも強烈な回り込みの入口になっているようで、50MHz50W送信するとカーソルは止まり、「USBが認識できません」のエラーという強烈なものもありました。
対策
・ CATラインにはケース内でアイソレーションボード(中華製)と、リグ側プラグコネクタ付近でフェライト2回巻
・ USBサウンドには、USB信号側とオーディオ信号側双方にフェライト1回巻(片方側だけでは効果がなかった)
・ PCへの回り込みとして、PCとケース内ハブのUSBケーブルのハブ側にフェライト3回巻
・ マウスの異常動作は、マウスのUSBケーブルにフェライト2回巻
注)フェライトの巻き数は、実際に巻いた数(巻かずに通しただけ場合は0回)でカウント。
この状態で、7-50MHz(WARC含む)の50Wは全く異常なく動作するようになりました。
しかし、7MHzについては100w付近からCATの異常動作が発生します。14/21/28MHzは200WもOKでした。
WARCバンドは200W耐入力アンテナが常設でないので、設置した折にやってみようと思います。
今回のクランプコアは、データシートによると10MHzの100Ω辺りを境にインピーダンスが高くなる(ノイズを低減できる)特性のため、多分7MHz以下では弱いのだと思います。50MHzあたりでは160Ω程度なので、14MHzの200wがOKなのを考えると、100Ω以上ないと50Wを超えるのは難しいのだと思います。50w使えれば今回の目標は達成しましたが、今後の研究テーマとして7MHz以下も200w使用ができる方法を考えていきたい。
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(3) ノーフォーク島 wkd / (1)と(2)のテスト中に、Norfolk
I.(ノーフォーク島)からのDXを発見。自宅駐車場の車中での整備中でケーブルやPCなど部材を固定局200w設備から持ち出してしまっていて固定局の設備は使えない状態だったため、再整備中の旧デジタルユニット(フェライト改良前のヤバイやつ)
+ 50w + ATAS-120
2mHという超不安定な設備でチャレンジ。シグナルも-15〜-20程度で数度呼んでも応答はなく、他局とQSOして送信状態などをチェックしながら間を空けて15回/1時間ほど呼んだところで応答がありました。His-17
My-16で新しい設備が新DXCCエンティティを獲得して大活躍しました。cfmは69エンティティ、今回のノーフォーク島がcfmされればDXCCは70エンティティとなります。
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(4) JCC400達成 / 24日あたりから旧デジタルユニットを固定局50Wで調整しながら使っていたのですが、色々調整を変えて組み合わせを変えてなどやって様子見QSOをしていたら、いつの間にか数日で約100局と交信していました。 紙QSLはJARLから届くとすぐチェックしているのですが、e-QSLの方が200QSOほど溜まっていたので、QSLの大整理を行ったところ、JCCは整理前360局だったのが、402局となり、JCC400を達成することができました。 JCC300が昨年2月だったので1年半かかりました。次はJCC500ですが、かなりかかりそうですね。
7月 旧デジタルユニットの整備完了
8月 遠征移動運用の中止
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6月からデジタルユニットの整備や近場での試験運用など準備を続けてきましたが、昨今のコロナウィルス第二波の流行状況を鑑み、本年の遠征移動運用は中止いたしました。
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お盆までは、主に国内を中心に運用を行いましたが、9月の書道検定や11月の工事担任者試験に向けて後半はQRTしました。
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6月後半から7月で追い込んでいたJCC-400を達成しました(No.7378)
9,10,11月 QRT
12月 転居と常置場所変更
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4日付で新居を取得したため、常置場所を「愛知県あま市」に変更、市町村合併により自治体名が変更となっていますが、開局時の旧甚目寺町地区に住所は異なりますが、約13年ぶりに戻りました。
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新居には下旬頃から居住を開始し、新居からのQRVは29日に地上の仮設のアンテナで開始しました。
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11月に受験していた工事担任者(AI・DD総合種)の合格通知が届き、21日付で資格者証が交付されました。
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