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  U.S. FCCライセンス 

 2022-12-26 作成
2023-04-27 4訂



バンドプラン

製作中です

要点まとめ
1.基本的な最大電力は 1500w PEP
2.VHF(50MHz)以上は、初級のTechnicianでも1500w
3.HFは、General以上でないと実用的に使えない
4.Amateur Extraでも、全バンド1500wという訳ではない

  • アメリカのバンドプランの仕組み
    • 最優先:FCC rule Part97
      FCCで、まずバンドごとにかなりざっくりとした使用区分を定めていま す。概ねHFではバンド前 半が「RTTY/データ」、後半が「PHONE/IMAGE」に分けられているか、バンド全体が 「全ての電波型式」とされていて、日本のように細々としたものは行政では定めていません。ただし、 これはFCCルールなのでざっくりとはいえ強制力がありますので、逸脱は例外(緊急時等)を除いて 認められません。(ただし、60m帯は特殊でかなり細かく定められています)

    • ボ ランタリーバンドプラン 
      http://www.arrl.org/band-plan
      FCC Part 97に違反しない形で、ARRLが「ボランタリーバンドプラン」というものを公表しています。これは、モードの異なる通信が混在してお互いに干渉しないた めや通信相手を見つけやすくするために、「自主的にバンドを区分」しているもので、FCCルールの ような強制力はありませんが、
      Good amateur practice」で あり、慣例として従うことが推奨されます。 これも、そこまで細かい訳でもなく意外とざっくり定められています。

    • CW(モールス信号)はコントロールオペ レータの権限の範囲内で、特に指定や禁止 されていなけ ればバンドのどこでも運用することができるとFCCルールで定めています。


  • オペレータクラスごとの周波数範囲
    アメリカでは、オペレータ資格により周波数と電力が制限されますので、まずは自分の資格で運用できる周波数 範囲を確認します。Generalは、特に複雑ですので、しっかり確認が必要です。
    http://www.arrl.org/graphical-frequency-allocations


  • バンドプラン
    自分の資格の周波数範囲内で、このバンドプランに従って周波数を使用できます。


  • 以下は、エクストラクラスの場合のバンドプランの詳細です。
     参考に図示していますが、最終的にはFCCルールを確認してください。図示でスポット周波数の場合も文字 を入れるために広めにしていますが、帯域でありません。帯域の場合は前後に周波数を入れています。
     FCCルールには第1地域についても規定がありますが、これはアメリカ籍の船舶や航空機がその領域にある 場合など特殊な場合なので、基本的に図示には転記していません。アメリカは原則第2地域(太平洋の一部離島 が第3地域)となっています。

    • 2200m(135kHz帯)/630m(472kHz帯)
      • 二次業務
      • 2200mは1.5kW PEP又は1W EIRP [313-k条件]
      • 630mは、500W PEP又は5W EIRP ただし、アラ スカでロシアから800km以内の場所は、1W EIRPに制限 [313-l条件]
      • [2200mのみa条件]  ITU地域リージョンの境界付近で運用する場合で、隣 接する他のリージョンと周波数の割り当てが異なる場 合、隣接するリージョンで運用されている優先度の高いか同等の他の無線業務(プライマリサービ ス/一次業務)に有害な干渉を引き起こさないように留意しなければなりません。
      • [303-g条件]
        • 固定された場所でのみで運用できる。同じ帯域を使用するPLC伝送線から1km以内では運用禁止。
        • 運用する場合は、UTCに事前に通知が必要。通知事項は、 コールサイン、帯域、アンテナの固定座標。1km以内にPLCシステムがあることをUTCから 通知されなければ、通知から30日後から運用開始して良い。
        • 米国政府によって認可された固定又は移動の海上業務局、他の 国によって認可された固定又は移動の海上業務局や無線航行業務局、航空無線航行業務局に有害な 干渉を引き起こしてはならず、これらの局からの干渉を受け入れなければなりません。
        • 有害な干渉が発生した場合、アマチュア局の ライセンシーは、送信一時停止または永久的な終了を含め、干渉の排除に必要な すべての措置を行わなければなりません。
    • 160m(1.8MHz帯)
      • 1800-2000kHz
      • JA 1800-1875kHz、1907.5-1912.5kHz
      • [303-a条件] ITU地域リージョンの境界付近で運用する 場合で、隣 接する他のリージョンと周波数の割り当てが異なる場合、隣接するリージョンで運用されている優先度 の高いか同等の他の無線業務(プライマリサービス/一次業務)に有害な干渉を引き起こさないように 留意しなければなりません。

    • 80m(3.5MHz帯)
      • 3500-3600kHz
      • JA 3500-3580kHz
      • [303-a条件] ITU地 域リージョ ンの境界付近で運用する場合で、隣接する他のリージョンと周波数の割り当てが異なる場合、隣接 するリージョンで運用されている優先度の高いか同等の他の無線業務(プライマリサービス/一次 業務)に有害な干渉を引き起こさないように留意しなければなりません。

    • 75m(3.6MHz帯)
      • リージョン2 3600-4000kHz
      • リージョン3 3600-3900kHz
      • JA 3599-3612kHz、3662-3687kHz、3702-3716kHz、 3745-3770kHz、3791-3805kHz
      • [303-a条件] ITU地域リージョンの境界付近で運用する場合 で、隣接する 他のリージョンと周波数の割り当てが異なる場合、隣接するリージョンで運用されている優先 度の高いか同等の他の無線業務(プライマリサービス/一次業務)に有害な干渉を引き起こさ ないように留意しなければなりません。

    • 60m(5.3MHz帯)
      • 二次業務
      • 100W PEP(ERP) [313-i条件]
      • ERPは、PEPに半波長ダイポールアンテナのゲインを掛け算し て計算する。半波長ダイポールアンテナの場合は、ゲインは1(0dBd)で計算して良いが、他のア ンテナの場合はライセンシーが計算しその記録を残す必要がある。
      • [303-h条件]
        • 指定の5波のみ使用可能で、中心周波数のみで送信ができる。
        • CWの場合は中心周波数に 設定する。
        • 中心周波数: 5332.0 5348.0 5358.5  5373.0 5405.0
        • SSB電話、データ、RTTYの場合は、中心周波数より 1.5kHz低いキャリア周波数を使用することができる。
        • キャリア周波数: 5330.5 5346.5 5357.0 5371.5 5403.5
        • 中心周波数を中心として、占有周波数帯域幅が2.8kHzを 超えて占有してはならない。
        • 米国政府又は他の国により認可された固定業務局、他の国によ り認可された移動業務局(航空業務局は除く)
          に有害な干渉を引き起こしては ならず、これらの局からの干渉を受け入れなければなりません。
      • DXCC対象外

    • 40m(7MHz帯)
      • リー ジョン2 7000-7300kHz
        リージョン3  7000-7200kHz (JAはリージョン3と同じ帯域幅)
      • U.S.バンドプラン
      • [313-c-3条件] 7050-7075kHz の間は、リージョン1と3の地域では、電力は200W PEPに制限。 
      • [303-i条件] 7200-7300kHzの範囲で送信するアマチュ ア局は、リージョン1または3地域で運用されているプログラミングを行う国際放送局に 有害な干渉を引き起こしてはならず、これらの局からの干渉を受け入れなければなりませ ん。
      • 注 1[307-f-1条件] 角度変調放射は、最高変調周波数で 1 より大きい変調指数を持ってはなりません。
      • 注 2[307-f-2条件] 電話以外の変調方式は、同等の変調方式の電話変調の帯域幅を超えてはなら ない。 独立した側波帯放射 (最初のシンボルとして B を持つ)、または多重化された画像と電話の放射の帯域幅の合計は、A3E電波の帯域幅 を超えてはなりません。
      • 注 3[307-f-3条件] シンボルレートは300baudを超えてはならず、周波数シフトキーイ ングはマークとスペースの間の周波数シフトは1kHzを超えないこと
      • 注9[307-f-9条件] コントロールオペレータが novice又はTechnicianの場合は、CWのみ
      • 注11[307-f-11条件] 7075-7100kHzの電 話及び画像は、ITU地域1又は3と地域2で西経130度より西又は北緯130度より南でのみ使用 できる。
        ※ FT8の7074kHzをこれらの地域やその付近 で運用する場合、混信する可能性がある。


    • 30m(10MHz帯)
      • 10100-10150kHz (JAも同じ帯域幅)
      • 二次業務
      • U.S.バンドプラン

      • 200W PEP [313-c-1条件]
      • [303-j条件] 30m帯域で送信するアマチュア局は、他の国による 固定業務局に有害な干渉を引き起こしてはならず、これらの局からの干渉を受け入れなけ ればなりません。 有害な干渉が発生した場合、アマチュア局のライセン シーは、送信の終了を含め、必要なすべての調整を行わなければなりません。

    • 20m(14MHz帯)
      • 14000-14350kHz (JAも同じ帯域幅)
      • U.S.バンドプラン
      • 注 1[307-f-1条件] 角度変調放射は、最高変調周波数で 1 より大きい変調指数を持ってはなりません。
      • 注 2[307-f-2条件] 電話以外の変調方式は、同等の変調方式の電話変調の帯域幅を超えてはなら ない。 独立した側波帯放射 (最初のシンボルとして B を持つ)、または多重化された画像と電話の放射の帯域幅の合計は、A3E電波の帯域幅 を超えてはなりません。
      • 注 3[307-f-3条件] シンボルレートは300baudを超えてはならず、周波数シフトキーイ ングはマークとスペースの間の周波数シフトは1kHzを超えないこと

    • 17m(18MHz帯)
      • 18068-18168kHz (JAも同じ帯域幅)
      • U.S.バンドプラン
      • 注 1[307-f-1条件] 角度変調放射は、最高変調周波数で 1 より大きい変調指数を持ってはなりません。
      • 注 2[307-f-2条件] 電話以外の変調方式は、同等の変調方式の電話変調の帯域幅を超えてはなら ない。 独立した側波帯放射 (最初のシンボルとして B を持つ)、または多重化された画像と電話の放射の帯域幅の合計は、A3E電波の帯域幅 を超えてはなりません。
      • 注 3[307-f-3条件] シンボルレートは300baudを超えてはならず、周波数シフトキーイ ングはマークとスペースの間の周波数シフトは1kHzを超えないこと

    • 15m(21MHz帯)
      • 21000-21450kHz (JAも同じ帯域幅)
      • U.S.バンドプラン


    • 12m(24MHz帯)
      • 24890-24990kHz (JAも同じ帯域幅)
      • U.S.バンドプラン


    • 10m(28MHz帯)
      • 28000-29700kHz
      • JA 同じ

    • 6m(50MHz帯)
      • 50-54MHz
      • JA 同じ
      • [303-a条件] ITU地域リー ジョンの 境界付近で運用する場合で、隣接する他のリージョンと周波数の割り当てが異なる場合、 隣接するリージョンで運用されている優先度の高いか同等の他の無線業務(プライマリ サービス/一次業務)に有害な干渉を引き起こさないように留意しなければなりません。




 

 

 

 

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